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2026年(令和8年)大阪大学-数学(理系)[3]

2026.03.18.記

[3] a を実数とし,複素数 z に対して
f(z)=\dfrac{(1-ai)z+ (1+ ai)\overline{z}}{2}
とする.ただし,i は虚数単位,\overline{z}z と共役な複素数である.

(1) f(z) は実数であることを示せ.

(2) 実数 a に対して,|z|=1 かつ
f(z) \{f(z) - f(i) - 2\} =-2f(i)
となるような複素数 z の個数を N(a) とする.N(a) を求めよ.

2026.03.20.13:50:59記
(1)は「\overline{f(z)}=\dfrac{\overline{(1-ai)}\overline{z}+\overline{ (1+ ai)}z}{2}=f(z) であるから,f(z) は実数である」とするのが素直ですが,\mbox{Re}(z)\mbox{Im}(z) が見えるようにしてみます.結局は z=x+yi と置くことになるので最初から z=x+yi と置けば良いです.

[解答]
(1) f(z)=\dfrac{z+\overline{z}}{2}+a\cdot \dfrac{z-\overline{z}}{2i}=\mbox{Re}(z)+a\mbox{Im}(z) であるから実数である.

(2) f(i)=a により f(z) \{f(z) - a - 2\} =-2a,つまり \{f(z)-a\}\{f(z)-2\}=0 が成立し,f(z)=a,2 となる.
z=x+yix,y は実数とおくと)x^2+y^2=1 かつ「x+ay=a または x+ay=2」となる (x,y) の個数を求めれば良く,
x+ay=Xax-y=Y とおくと,

X^2+Y^2=a^2+1 かつ「X=a または X=2」となる (x,y) の個数

を求めれば良い.ここで円 X^2+Y^2=a^2+1 と 直線 X=a は必ず異なる 2 点で交わる.また,円 X^2+Y^2=a^2+1 と 直線 X=2a^2\gt 3 で異なる 2 点で交わり,a^2=3 で接し,a^2\lt 3 で交わらないことに注意すると,

(i) 0\leqq a^2\lt 3 または a=2 のとき:N(a)=2
(ii) a^2=3 のとき:N(a)=3
(iii) a^2\gt 3 かつ a\neq 2 のとき:N(a)=4

となる.

この考え方から,点 (x_0,y_0) と直線 ax+by=ca^2+b^2\neq 0)の距離は,座標系を回転して X=\dfrac{ax+by}{\sqrt{a^2+b^2}}Y=\dfrac{bx-ay}{\sqrt{a^2+b^2}} とおくと,点 \left(\dfrac{ax_0+by_0}{\sqrt{a^2+b^2}},\dfrac{bx_0-ay_0}{\sqrt{a^2+b^2}}\right) と直線 X=\dfrac{c}{\sqrt{a^2+b^2}} との距離 \left|\dfrac{ax_0+by_0}{\sqrt{a^2+b^2}}-\dfrac{c}{\sqrt{a^2+b^2}}\right|=\dfrac{|ax_0+by_0-c|}{\sqrt{a^2+b^2}} に等しいことがわかります.




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