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2025年(令和7年)大阪大学-数学(理系)[5]

2025.03.10記

[5] 投げたときに表と裏の出る確率がそれぞれ \displaystyle\dfrac{1}{2} のコインがある.A,B,Cの3文字をBACのように1個ずつすべて並べて得られる文字列に対して,コインを投げて次の操作を行う.

・表が出たら文字列の左から1文字目と2文字目を入れかえる.

・裏が出たら文字列の左から2文字目と3文字目を入れかえる.

例えば,文字列がBACであるときに,2回続けてコインを投げて表,裏の順に出たとすると,文字列はBACからABCを経てACBとなる.

最初の文字列はABCであるとする.コインを n 回続けて投げたあとの文字列がABCである確率を p_n とし,BCAである確率を q_n とする.

(1) k を正の整数とするとき,p_{2k}-q_{2k} を求めよ.

(2) n を正の整数とするとき,p_n を求めよ.

本問のテーマ
置換の符号

2025.03.10記
n が奇数のときは ABC の奇置換である ACB,CBA,BAC のいずれかとなり,n が偶数のときは ABC の偶置換である ABC,BCA,CAB のいずれかとなる.よって n が奇数のとき p_n=0 となることが直ちにわかる.

[解答]
(1) n が偶数のとき,ABC,BCA,CAB のいずれかとなり,n が奇数のとき,ACB,CBA,BAC のいずれかとなる.そこでコインを n 回続けて投げたあとの文字列がCABである確率を r_n とおく.また p_{2n}=P_nq_{2n}=Q_nr_{2n}=R_n とおく.

このとき2回コインを投げた後に自分自信に戻る確率は \dfrac{1}{2},残り2つのいずれかとなる確率は \dfrac{1}{4} ずつであるから
P_{n+1}=\dfrac{1}{2}P_n+\dfrac{1}{4}Q_n+\dfrac{1}{4}R_n
Q_{n+1}=\dfrac{1}{4}P_n+\dfrac{1}{2}Q_n+\dfrac{1}{4}R_n
R_{n+1}=\dfrac{1}{4}P_n+\dfrac{1}{4}Q_n+\dfrac{1}{2}R_n
が成立する.このとき
P_{n+1}-Q_{n+1}=\dfrac{1}{4}(P_n-Q_n)=\dfrac{1}{4^n}(P_1-Q_1)=\dfrac{1}{4^n}\left(\dfrac{1}{2}-\dfrac{1}{4}\right)=\dfrac{1}{4^{n+1}}
である.よって p_{2k}-q_{2k}=\dfrac{1}{4^k} となる.

対称性により,Q_n=R_n であるから p_{2k}+2q_{2k}=1 となり,
p_{2k}=\dfrac{1}{3}+\dfrac{2}{3\cdot 4^k} となる.

以上から,n が奇数のとき p_n=0n が偶数のとき p_{n}=\dfrac{1}{3}+\dfrac{1}{3\cdot 2^{n-1}} となる.




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