2025.03.10記
[2] 次の条件によって定められる数列
がある.
,
(
)
(1) 正の整数 に対して
が成り立つことを示せ.
(2) 正の整数 に対して
が成り立つことを示せ.
本問のテーマ
通常型母関数(2025.03.27)
一般二項定理(2025.03.27)
ヴァンデルモンド(Vandermonde)の畳み込み(2025.03.27)
一般二項定理(2025.03.27)
ヴァンデルモンド(Vandermonde)の畳み込み(2025.03.27)
2025.03.10記
例えば のように Wallis 積分を用いて表すことができる.使わないけど.
(2025.03.27追記
しかし,一般二項定理で表現した は使う.)
(2) は例えば
と変形できることを参考にしてみよう.
2025.03.27記
と の1つずれた通常型母関数を考えると(2)から
が目標なので, となることを示せば良い.
一般二項定理により と展開できるので,
となることを示せば良い.
ここで であり,
のとき
だから帰納的に となる.
[大人の解答]
(1)
となることを証明する.
(1)
(i) のとき
より成立する.
(ii) のとき
と仮定すると
となり でも成立する.
よって帰納的に となる.
このとき,
が成立する.
(2) 一般二項定理により
が成立するので,
が成立する.この形式的羃級数の両辺の の係数を比較して
を得る.
2025.03.31記
本問(2)は
の羃級数展開の係数比較から得られるが,一般に
の羃級数展開の の係数比較から得られる
をヴァンデルモンドの畳み込みという.
ヴァンデルモンドの畳み込みの の場合から
となるので, から
,
つまり
が成立する.ここで とおくと
と(2)の結果が得られる.
また,通常型母関数
に対して
となるので,通常型母関数に を掛けることにより
というシフトを行うことになる
( とする).
そこで
の羃級数展開の の係数比較を行うと
,
つまり
を経由して
が得られることになる.