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2024年(令和6年)大阪大学-数学(理系)[3]

2025.03.10記

[3] 空間内の2直線 \ell,m はねじれの位置にあるとする.\ellm の両方に直交する直線がただ1つ存在することを示せ.

2025.03.10記(19:21:30)
何を書けば良いか良くわからない問題.

[解答]
直線 \ell,m はねじれの位置にあるとする.

m に平行で \ell と交わる直線と l を含む平面を \pi_\ell とし,m\pi_\ell に正射影した直線を m' とすると,\ellm' の交点は唯一であり,これを \rm P とする.

このとき,直線 \ell を通り m に垂直(交わるとは限らない)な直線は \ell を通り \pi_\ell に垂直な直線であるが,その直線と m が交わるのは,その直線が \rm P を通るときに限るので,\ellm の両方に直交する直線がただ1つ存在する.

少し計算の要素を入れてみた.

[別解]
直線 \ell,m はねじれの位置にあるとする.

このとき \ell,m の両方に平行な平面は全て互いに平行となる.これら平面のうち \ell を含むものを \pi_\ellm を含むものを \pi_m とする.ここで適当に拡大や回転,鏡映対称を行なうことによって \pi_\ellxy 平面で \ellx 軸, \pi_m が平面 z=1 となるように座標系を選ぶことができる.このとき m の方程式は,ある実数 a,b,u,vu^2+v^2=1,u\geqq 0,v\gt 0)を用いて
(x,y,z)=(a,b,1)+t(u,v,0)t\in\mathbb{R}
と書くことができる(v\neq 0 は直線 \ell,m がねじれの位置にある条件).

ここで \ell に垂直は直線は,ある実数 c,p,qp^2+q^2=1,p\geqq 0,q\geqq 0)を用いて
(x,y,z)=(c,0,0)+s(0,p,q)s\in\mathbb{R}
と書くことができるので,これと m が垂直となるのは u\cdot 0+v\cdot p+0\cdot q=vp=0 のときであり,v\neq 0 より p=0 である.このとき q=1 である.そしてこの直線が m と交わるには
(a,b,1)+t(u,v,0)=(c,0,0)+s(0,0,1)
なる t,s が存在するような c でなければならない.成分比較して
a+tu=cb+tv=01=s
であるから,t=-\dfrac{b}{v} となり,c=a-\dfrac{bu}{v} でなければならず,よって \ellm の両方に直交する直線は
(x,y,z)=\left(a-\dfrac{bu}{v},0,0\right)+s(0,0,1)s\in\mathbb{R}
ただ1つである.




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