2022.04.23記
[13]
は実数とする.座標平面上で連立不等式
,
の表す領域を
とおく.いま,
座標も
座標も整数であるような点を格子点と呼ぶことにする.
の表す領域を
(1) を整数とする.このとき
に含まれる格子点の個数を求めよ.
(2) 任意の実数 について,
に含まれる格子点の個数と
に含まれる格子点の個数は等しいことを示せ.
2022.04.23記
問題[13]は医学部,理学部(数学・情報数理学科)用の問題
[解答]
(2)
,
なる変換で格子点は格子点 にうつされる.また,この変換の逆変換は
,
となるので,逆変換により格子点は格子点にうつされる.つまり,この変換によって格子点は一対一に対応する.
(2)
となるので,逆変換により格子点は格子点にうつされる.つまり,この変換によって格子点は一対一に対応する.
この変換による の像は
,つまり
である.また,
の像は
より
となる.よって領域
は領域
にうつる.
この変換によって格子点は一対一に対応するので,任意の実数 について,
に含まれる格子点の個数と
に含まれる格子点の個数は等しい.
(1) より に含まれる格子点の個数を求めれば良い.
,
に含まれる格子点の数は
であるから,
(1) を求めるのにはピックの公式を使うまでもない.
(2) が整数でないとき,放物線と直線の交点が格子点とはならないので,ピックの公式を使うことはできない.
2022.04.28記
やっていることは,カヴァリエリの原理のようなもの.
,
という変換によって格子点は1対1に対応し,このとき は
と
軸で挟まれる部分の格子点の個数に等しい.
さらに ,
という変換によって格子点は1対1に対応し,このとき は
と
軸で挟まれる部分の格子点の個数に等しい.
とまぁ、ここで止めたのが駿台の解答(その方がわかり易いかな).
そして ,
という変換によって格子点は1対1に対応し,このとき は
に等しい.
となるのが上記解答.