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2025年(令和7年)慶應義塾大学看護医療学部-数学[2](3)

2025.02.22記

[2](3) 自然数 n に対して,3^n-2n-14 の倍数であることの数学的帰納法を用いた証明を,解答欄(3)に記述しなさい.

2025.02.22記

[解答]
a_n=3^n-2n-1 とおく.

(i) n=1 のとき,a_1=04 の倍数であるから成立する.

(ii) n=k のとき,a_k4 の倍数であると仮定すると,
a_{k+1}-3a_k=(3^{k+1}-2k-3)-(3^{k+1}-6k-3)=4k
すなわち
a_{k+1}=3a_k+4k
により a_{k+1}4 の倍数となる.

(i)(ii) により任意の自然数 n について a_n は4の倍数である.

指数部分を消すのは基本.これを進めていくと

a_n=\alpha\cdot 3^n + (\beta n+\gamma)\cdot 1^n の形だから,a_n のみたす定数係数の線形隣接4項間漸化式の特性方程式
(\lambda-3)(\lambda-1)^2=\lambda^3-5\lambda^2+7\lambda-3=0
だから
a_{n+3}=5a_{n+2}-7a_{n+1}+3a_n
となるので,a_1=0a_2=4a_3=20 が4の倍数となることから帰納的に任意の自然数 n について a_n は4の倍数となる.
となり,これを高校生風に書くと次のようになる.

[別解]
a_n=3^n-2n-1 とおくと
a_{n+1}-3a_n=(3^{n+1}-2n-3)-(3^{n+1}-6n-3)=4n
であるから
(a_{n+2}-3a_{n+1})-(a_{n+1}-3a_n)=4
つまり
a_{n+2}-4a_{n+1}+3a_n=4
となる.よって
(a_{n+3}-4a_{n+2}+3a_{n+1})-(a_{n+2}-4a_{n+1}+3a_n)=0
つまり
a_{n+3}=5a_{n+2}-7a_{n+1}+3a_n…(★)
が成立する.

(i) n=1,2,3 のとき,a_1=0a_2=4a_3=204 の倍数であるから成立する.

(ii) n=k,k+1,k+2 のとき,a_k,a_{k+1},a_{k+2}4 の倍数であると仮定すると,(★)より
a_{k+3}4 の倍数となる.

(i)(ii) により任意の自然数 n について a_n は4の倍数である.

本問の本質的な部分を取り出すと次のようになる.

[大人の解答]
a_n=\alpha\cdot 3^n + (\beta n+\gamma)\cdot 1^n の形だから,a_n は整数係数の線形隣接4項間漸化式(特性方程式3 で単解,1 で2重解)を満たす.つまり
a_{n+3}=Aa_{n+2}+Ba_{n+1}+Ca_n
を満たす A,B,C\in\mathbb{Z} が存在する.ここで a_1=0,a_2=4,a_3=204 の倍数であることから,帰納的に任意の自然数 n について a_n は4の倍数となる.




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