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格ゲーの全国大会に参加した所感とゲーセンの現状

 キング・オブ・ファイターズという格闘ゲームの全国大会が昨日からこの三連休で開催されている。 この記事も大会開始前の空いた時間を使ってホテルでだらだらとコーヒーを飲みながら書いてる。

 今やっている全国大会はCPT*1ではなく、その名も Duelling The KOF 18th season 。 もう18回目、コロナ禍の3年くらい開催されてなかったので20年以上続く大会である。

 昨日、KOF98のタイトルが開催され、ベスト4まで残って嬉しいなって気持ちと、今後はどうなっていくんだろうな……という感覚があるので残す。

大会結果について

 26年前のゲームだからプレイヤーの人数感でいうと全盛期の半分以下だという感覚はあるが、結局強いやつしかもう残ってない世界なので修羅の国である。 そんな中、我々、チーム "おじCUP代表" はなんとかベスト4まで勝ち上がったが令和の三すくみに負けて終了。 ヨウサイさんが仕上がってたわ。

 といってもチームメイトがめちゃめちゃ頑張ってくれたおかげではあるので、自分が結果を出したってわけじゃないんだけど、まぁチームなんで、普通に喜んで良しとする。 今までベスト8が最高だったので、まさか40歳にもなって更新できるとは思ってなかった。 長年格ゲーやってて初めての壇上*2だった。 そういう意味ではとても想い出に残る大会である。

参加した感想として

 優勝チームの98魂、名前のとおりに3人ともめっちゃ98をやり込んでいる関西勢が前評判通り優勝したな。と思う。 これはめちゃめちゃいいことだし、98はやっぱちゃんと強いやつが勝つゲームだな、と思う反面、関西一強の色が強く出たな。とも思う。

 しかし、本来であれば、この牙城を崩していくぞ!というムーブメントが起こるものだが、現状では厳しいだろうなと思う。 その理由を後述する。

ゲーセンでやる格ゲーに未来がない

 格ゲーは家でするもの、になってしまった。 KOF15も家で出来るオンライン対戦があるからこそ、裾野を広げたし、スト6を代表するように配信も盛り上がる。 自分も実際にスト6もKOF15もGGSTも家で出来るから格ゲーに復帰できたし、ゲーセンでやることはほぼない。 そうなってしまった以上、旧作の格ゲーには正直未来がないという

 実際にゲーセンはガンガン潰れてしまっていて、KOF98を都内で出来るところは限られている。 同じようなことはスト3をはじめとした格ゲーにも言えるのだけど、全く一緒の体験ではないもののスト3やスト2Xなんかはオンライン対戦が家庭用が出ている。

 KOF2002UMも出ているのだけどKOF98無印*3は合法的なネット対戦環境がない。 こうなってしまうとさすがにもう廃れて行くゲームである。

 新規勢が入ってこないとなかなか熱量持ってやっていくことは難しいし、今の関西勢を倒していくことは難しいと思う。

関西勢が強い理由

 なんで廃れて行くゲームなのにめちゃめちゃ強い人が関西にいるの?って疑問が湧くと思う。 これはカットさんをはじめ、関西勢のみんなの素晴らしい努力の結果、KOF98の対戦環境が維持されている。 日本橋アテナ、コーハツをはじめとした関西のゲーセン環境の維持と毎週の対戦会の運営の末、KOF98の対戦環境が維持されている。

 これは簡単なことじゃない。みんな家族がいたり、仕事があったりで可処分時間が少なくなっていくなかで、こういう活動によってゲーセンが、KOF98が維持されている。自分も実際の経験としてホームゲーセンが無くなったり、広島ではもうKOF98を対戦することができなくなっている現実を見ているので本当にすごいことだなと思う。ゲーセン、本当に今後無くなっていくんだよ。

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新しい格ゲーコミュニティの形

 スト6やGGSTなんかはオフの対戦会を定期的にやっているし、他のタイトルもそうなっていくと思う。 ただし、オフ会の場所としてのゲーセンは難しいと思う。 今の家庭用のゲームでは商用利用できないので、なんらかの形を変えていく必要があるし、場貸しのスタイルではゲーセンではないのでなんらかの形は変えていいく必要がある。

 そう考えると今のゲーセン格ゲー文化は自分たちの世代で終わりの文化なんだろうなと思う。 雀荘とかとは違って、ネットで麻雀覚えたからオフラインにも行ってみよう!って話ではないところにこの難しさがある。

格ゲーコミュニティ自体は今後も盛り上がっていく

 人はつながりを求める生き物だし、格ゲーってやっぱ対戦相手がいて初めて成立するから、わいわいやるレベルでも、ガチでプロ目指してやっていくレベルでも、やっぱコミュニティとして繋がりを持っていくのはとても良いことだと思う。 10代も40代も年齢関係なくつながっていけるコミュニティってなかなかないと思うし、そういう中でフェアに評価され、コミュニケーションとっていける格ゲーはめちゃめちゃいいと思う。

 そういうものに情熱を捧げることは人生を豊かにするし、そういう場所で出会った友は一生の友である。 俺は仕事柄、全国に出張するけど、どこに行っても飲み仲間がいて、連絡取れて、出張先で飲み行ける。そういうのが本当に良かったな。って思ってる。

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残された時間を共に歩む

 ゲーセンで行われる大規模大会。あと何年続くかわからない。 スト3のクーペレーションカップだって、DUELだって、来年ないかも知れない。 EVO Japanはとても素晴らしい場所だし、あぁいう場所が変わりの場所になっていくんだろうけど、自分たちの大好きな場所の残りわずかな余生を共に歩んでいくなかでできる限りのことをやっていくしかないんだろうな、と思っている。

まとまりのない終わりに

 2日目の2002UMが始まっちゃうのでホテルでないといけないのでまとまってないけどまとめる。 格ゲーコミュニティも好きだし、格ゲーも好きだし、一生遊んでいきたいなって思っているけど、自分の大好きなゲーセン文化は廃れていくんだろうなって強く感じた一日だった。

 でもあの一日は代えがたい一日だし、今日だって昨日に負けない熱量が始まる。 だから格ゲーに興味がある人は全国大会って場所に遊びにいってみてほしい*4*5

 もちろんDUELやクーペに来てくれるのもマニアックスに来てくれるのもみんな喜ぶと思う。 けど、新規の若い人たちがもう来ることは限りなく0に近いと思っていて、だから代わりにEVOでもカプコンカップでもサミーズカップでアークレボでも鉄拳プロツアーでもいい、オフラインの大会に遊びにいってほしいなって思う。

 究極大会には出なくても、強くなくても、参加することでコミュニティは維持されるし、参加することで "本当に熱量" を感じれるから。 そこでぜひ、いろんな人と出会って、仲良くなって、いろんな繋がりを作って欲しいなって思う。 つながりを作るために大事なのは声をかけることで、それはちょっとだけの勇気が必要なんだけど、一生の仲間ができるチャンスだから、大事な大事なチャンスだから、ぜひ遊びに行ってほしいな。

 だから今日も俺はDUELに行く。 いっちょ世界とってきますか。

*1:CPTスーパープレミア ジャパン(2024)スト6の世界予選がたまたま同じ日程で開催されている

*2:ベスト4以上でインタビューを受けることをこう呼ぶ

*3:UMがあるのでこう呼ばれる

*4:でも共通試験と日程が被ったら共通試験を受けたほういいよ、おじさんとの約束だ

*5:自分はセンター試験を休んでしまった




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