
スマートフォンを傷や衝撃から守る大切な役割はもちろんのこと、洋服を選ぶように自分の好きなデザインや柄を選ぶファッションアイテムの一つにもなっているスマホケース。たくさんの種類がある中で個性を表現できる身近なアイテムとも言えます。
だからこそ、「他の人とはちょっと違う、自分だけの特別なオリジナルスマホケースが欲しい!」と思っている人も多いのではないでしょうか。
また、好きなアイドルやキャラクターなどを応援する「推し活」をしている方なら、推しのイメージカラーやモチーフを取り入れたスマホケースなら、いつも推しを身近に感じられるアイテムとして楽しむこともできます。
そんなオリジナルスマホケースを作る方法の一つとして、「レジン」を使い、主に透明のスマホケースをアレンジして楽しむ人も増えているようです。レジンを使ったスマホケース作りは、ハンドメイド初心者でも意外と簡単に、しかも100均などで手軽にそろうアイテムを使って始めることができます。
この記事では、レジンを使ったスマホケース作りのために必要な材料と、失敗しないための基本の作り方のステップ、そして綺麗に仕上げるためのちょっとしたコツまで解説していきます。
- レジンを使ったスマホケースは100均の材料でできる
- スマホケースをレジンで手作りするために必要な材料
- レジンを使ったスマホケース作りの基本手順
- 失敗しないために。レジンスマホケースをきれいに仕上げるコツ
- レジンスマホケース作りを始めよう
レジンを使ったスマホケースは100均の材料でできる
レジンを使ったスマホケース作りは、ハンドメイド初心者でも始めやすいのも魅力です。100円ショップ(100均)で手に入るアイテムを中心に使えば、手軽にオリジナルデザインのレジンスマホケースを作ることが可能です。
最近の100均はレジンアクセサリー作りなどのハンドメイド人気もあり、多くの100円ショップ(ダイソー、セリア、キャンドゥなど)で、レジン関連グッズが非常に充実しているため、手作りスマホケースにチャレンジするハードルもグッと下がります。
もちろん、手芸店などで本格的な材料を選ぶこともできますが、まずは「お試しで挑戦してみたい」という方は、100円ショップのアイテムを取り入れていくのがおすすめです。
スマホケースをレジンで手作りするために必要な材料
レジンでスマホケースを作るための基本的な材料と道具をリストアップしました。いずれも、100円ショップで売っているものがほとんどです。(アイテムによっては100円ショップでも300円、それ以上の金額で販売されていることがあります)
基本の材料リスト
スマホケース
土台となるスマホケースは透明タイプのものがアレンジしやすいため、レジンでスマホケースを作るときの基本になっています。作りたいスマートフォンの機種に合った、透明で硬いタイプ(ハードケース)を選びましょう。TPUなどの柔らかい素材は、レジンが剥がれる原因になることがあるので、最初はハードケースがおすすめです。(※100均でもiPhoneケースをはじめ、多くの機種用のスマホケースが見つかります)
レジン液
紫外線(UV)やLEDライトで固まる液体です。100均でも様々な種類(ハードタイプ、ソフトタイプなど)が売られています。100均のレジン液は量が少ないものが多いので、広い面積を塗るスマホケースには、少し多めに用意しておくと安心です。また、黄ばみにくい(黄変しにくい)と書かれているものを選ぶと、作品が長持ちします。

UV-LEDライト
レジン液を硬化させる(固める)ためのライトです。100均でもハンディタイプや据え置きタイプなどが手に入ります。ワット数が低いと固まるのに時間がかかる場合があるので、説明をよく読んで選びましょう。(※本格的に続けたい場合は、手芸店などでワット数の高いものを購入するのもおすすめです)

こちらも、100円ショップで購入可能。ダイソーでは300円(税抜)で「UV-LEDレジンライト」などが販売されています。
レジンを固める光には、主に「UV(紫外線)」と「LED」の2種類があり、ライトも「UVライト」「LEDライト」と分かれていることがあります。
でも最近は、両方の光の性質を持っていて、多くの種類のUV-LEDレジン液を早くしっかり固めることができる「UV-LEDライト」が主流になっています。最初に選ぶなら、この「UV-LEDライト」が対応範囲も広くて便利です。
封入パーツ
レジンの中に入れる飾りです。100均にもラメ、ホログラム、シェル、ドライフラワー、ビーズ、シールなどたくさんの種類があります。ここが一番個性を出せる部分なので、お気に入りを探すのも楽しいですよ。「花モチーフ」や「海っぽさを出す」など、テーマを決めて集めるのもおすすめです。推し活の一環でスマホケースを手作りする方の場合は、推しのメンバーカラーなどで封入パーツに統一感を持たせるのも◎。
100均でもラメ、ホログラム、シェルパウダー、ドライフラワー、ビーズ、小さな金属パーツなど、種類も豊富です。
あまり厚みのあるパーツは、レジン液をたくさん使わないと埋め込めず、表面がデコボコになりやすいので、最初は薄いものを選ぶと失敗が少ないでしょう。
レジン液やライトの品質、封入パーツなどにこだわりたい場合は専門店や他ネットショップなどを利用するのも良いですが、基本的なものはほとんど100均でそろえることができます。
あると便利な道具リスト
これらもあると、作業がスムーズに進みます。
- ピンセット: 細かいパーツを掴んだり配置したりするのに必須です。
- つまようじ or 調色スティック: レジン液を混ぜたり、気泡を取り除いたり、細かい部分にレジン液を塗ったりするのに使います。
- シリコンマット or クリアファイル: 作業台が汚れるのを防ぎます。レジンが付いても剥がしやすいです。
- マスキングテープ: ケースの側面を保護したり、パーツを仮止めしたりするのに便利です。
- 手袋(ニトリル製推奨): レジン液が直接肌に触れないようにします。アレルギー予防のために重要です。
- マスク: レジン液の揮発成分を吸い込まないように、念のため着用すると安心です。
- エタノール or クリーナー: スマホケース表面の油分や汚れを拭き取るのに使います。(指紋などが付いているとレジンが剥がれる原因になります)
これらの材料や道具は、ほとんどが100均の手芸コーナーやクラフトコーナーで見つけることができます。
何を買うか迷う場合は、レジンクラフトのスターターキットなどを活用するのも手。スマホケース以外のハンドメイドもチャレンジしやすくなりますよ。
レジンを使ったスマホケース作りの基本手順

準備ができたら、いよいよ実践です。レジンを使ったスマホケースの作り方のパターンはさまざまですが、ここでは初心者でも失敗しにくい基本の作り方を、ステップごとに解説します。
【ステップ1】下準備としてスマホケースを綺麗にする
まずは土台となるスマホケースを綺麗にしましょう。これが意外と大切なポイントです。
クリアスマホケースの表面についているホコリや指紋、油分などを、エタノールを含ませた布やクリーナーで綺麗に拭き取ります。ここが汚れていると、レジンが剥がれる原因になったり、仕上がりが汚くなったりします。作業中は、なるべくケースの表面を素手で触らないように気をつけましょう。
作業する場所には、シリコンマットやクリアファイルを敷いて、机が汚れないように準備します。換気も忘れずに行いましょう。
また、レジン液が側面やカメラの穴、ボタンの切り込み部分などに付かないように、マスキングテープで保護しておくと安心です。
【ステップ2】どんなデザインにするか考える
どんなデザインにするか、封入パーツをケースの上に仮置きしながら考えます。「花モチーフ」なら押し花を、「海っぽく」なら青系のラメや貝殻パーツを配置する、といった感じです。推し活をしている人なら、推しの名前シールやイメージカラーのパーツを使うのもありです。
仮置きしたら写真を撮っておくと、実際にパーツを乗せていくときに参考にできます。またスマホケースの上に同サイズにカットしたクリアファイルなどを乗せて、その上から仮置きをするようにすると、レジン液を塗る前にクリアファイルごと移動させれば配置をそのままにしておけるので、こちらもおすすめです
【ステップ3】レジン液を塗り、パーツを乗せていく
スマホケースの中央あたりに、レジン液を少量(1円玉くらいの大きさから)出します。そして、つまようじやスティックの先を使って、ケース全体に薄く、均一に塗り広げていきます。
この時、勢いよく広げると気泡がたくさん入ってしまうので、ゆっくり丁寧に広げるのがポイントです。端までしっかり塗れているか確認しましょう。
レジン液を塗ったら、ピンセットを使って、用意しておいた封入パーツ(ラメ、ドライフラワー、シールなど)を好きな場所に配置していきます。パーツを置くときも、そっと置くようにすると気泡が入りにくいです。特に押し花などは繊細なため、丁寧に扱うようにしましょう。
【ステップ4】気泡を取り除く
レジン液を塗ったりパーツを置いたりすると、どうしても小さな気泡が入ってしまうことがあります。気泡があると見た目があまり良くないので、ここで丁寧に取り除きましょう。
- ステップ4-1:気泡チェック
- 明るい場所で、ケースを斜めから見たりして、気泡がないかよく確認します。
- ステップ4-2:気泡を取り除く
- 小さな気泡は、つまようじの先端でそっとつついて潰します。大きな気泡や、たくさんある場合は、エンボスヒーター(なければドライヤーの弱温風でも代用できますが、風でパーツが動かないように注意!)を少し離れたところから短時間あてると、気泡が浮き上がって消えやすくなります。
【ステップ5】UV-LEDライトでしっかり硬化
デザインと気泡の処理が終わったら、レジン液を硬化させていきます。
スマホケースをそっとUV-LEDライトの中に入れます。この時、ケースが水平になるように置きましょう。斜めになっていると、レジン液が偏って固まってしまいます。
ライトのスイッチを入れ、レジン液の説明書に書かれている時間、しっかりと光を当てて硬化させます。時間はレジン液の種類やライトの強さによって異なりますが、通常は数分程度です。(例:LEDライトなら60秒~120秒など) 時間が短いと、表面は固まっていても中が固まっていないことがあるので、指定の時間、しっかり照射しましょう。
【ステップ6】(必要なら)重ね塗りして完成!
1回目の硬化が終わったら、仕上がりを確認します。
- 表面をぷっくりさせたい場合
- もう一度レジン液を薄く塗り、再度硬化させると、表面がつやつやで、ぷっくりとした仕上がりになります。
- パーツの段差が気になる場合
- 特に厚みのあるパーツを使った場合、1回目の硬化だけだとパーツの周りに段差ができてしまうことがあります。その場合は、段差を埋めるように再度レジン液を塗り、硬化させましょう。
- コーティングする場合
- 表面の強度を高めたり、ツヤを出したりするために、仕上げコーティング用のレジン液や、トップコートを塗って硬化させることもあります。
必要な重ね塗りが終わったら、完成です!
最後に側面やカメラ穴へのはみ出し防止に貼っていたマスキングテープをゆっくり剥がします。
失敗しないために。レジンスマホケースをきれいに仕上げるコツ

せっかく かわいいスマホケースをレジンを使って手作りするなら、できるだけきれいに、満足のいく仕上がりにしたいですよね。
ここでは、初心者の人が特に失敗しがちなポイントと、それを防ぐための具体的なコツを紹介します。ちょっとしたことに気をつけるだけで、完成度がぐっと上がります。
「気泡」を制する者はレジンを制す
レジン作品の見た目を大きく左右するのが「気泡」です。キラキラのラメの中に気泡がたくさん…となると、少し残念な気持ちになりますよね。気泡を完全になくすのは難しいかもしれませんが、できるだけ減らすためのコツを知っておきましょう。
- レジン液はゆっくり、静かに
- レジン液をボトルから出す時や、ケースに塗り広げる時は、勢いをつけず、ゆっくりと作業しましょう。つまようじなどで混ぜる時も、激しくかき混ぜないように気をつけてください。
- パーツをそっと置く
- 封入パーツをレジン液の上に置く時も、上からポトンと落とすのではなく、ピンセットでそっと滑らせるように置くと、気泡が入りにくくなります。
- 温めて気泡を抜けやすくする(※注意点あり)
- 作業前に、レジン液のボトルごと、人肌くらいのお湯で少し温めておくと、レジン液がサラサラになって気泡が抜けやすくなります。(温めすぎに注意!火傷にも気をつけてください)
- 硬化前の最終チェックを習慣に
- UVライトに入れる直前に、必ずもう一度、気泡がないか隅々までチェックしましょう。つまようじの先で、気泡をそっと端に寄せたり、潰したりします。このひと手間が、仕上がりの差になります。
パーツ配置の「バランス」でセンスアップ!
レジンスマホケースをおしゃれに見せるためには、パーツの配置バランスも大切です。ごちゃごちゃしすぎたり、逆に寂しすぎたりしないように、ちょっとしたコツがあります。
- いきなり乗せずに「仮置き」してみる
- 基本のステップでも紹介したように、レジン液を塗る前に、乾いた状態のスマホケースの上に、使いたいパーツを並べてみて、デザインのイメージを固めましょう。「ここにこの花を置いて、こっちにラメを散らして…」と、全体のバランスを見ながら配置を考えます。写真に撮っておくと、後で再現しやすくなりますよ。
- 「主役」と「脇役」を決める
- 使いたいパーツがたくさんあると、全部乗せたくなりますが、まずは「これを目立たせたい!」という主役のパーツを決めて、その周りに脇役となる小さなパーツやラメを配置していくと、まとまりのあるデザインになりやすいです。
- 厚みのあるパーツを埋め込みにはちょっとしたひと手間を
- シェル(貝殻)や大きめのビーズなど、厚みのあるパーツを使う場合は、一度に埋め込もうとせず、まず薄くレジン液を塗ってパーツを固定し、硬化させてから、さらに上からレジン液を重ねて埋め込むようにすると、きれいに仕上がります。
レジンスマホケース作りを始めよう
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、実際に手を動かしてみると、レジン液がぷっくり固まっていく様子や、キラキラのパーツが形になっていく過程は、とてもワクワクするはずです。
今回ご紹介した基本の作り方とコツを意識すれば、大きな失敗は防げるはず。大切なのは、完璧を目指しすぎず、まずは「作ってみる」こと。100均の材料なら、気軽に何度でも挑戦できます。ラメの色を変えてみたり、押し花を使ってみたり、シールを入れてみたり… とアレンジの仕方は無限大です。
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