デジタル音源は、どこまで聞こえれば良いのか
CDはソニー盛田昭夫氏とカラヤンが懇意だったため、カラヤン指揮の第九の演奏74分をCDに収めるよう設計されました。クラシック高音域のピアノが4kHzなので、これが良く聞こえるようにと、サンプリング周波数が40kHz程度として、650MBの容量から逆算して44.1kHzとなりました(下図上部の鍵盤の領域)。
https://stereoklang.se/freq_chart.pdf
4kHz以上の音は、蝉が6kHz、ヤマガラ(鳥)が8kHz、キリギリスが5~30kHzとなってますが、自然界でなければ、あまり高音を耳にする機会はありません。再現には10倍のサンプリング周波数が必要ですが、そこまで視野に入れて設計はされていません。
和音データ再現
和音、複数音源、ドップラー効果の遠近感は、高周波音領域で違いが出るので、CD発表当時はひどい音だと叩かれ、近所のマニアの人も、真空管とレコードで聞いていました。
紀元前の著作「ハルモニア原論」の時代から、整数倍音の心地よさが知られ、弦楽器や管楽器の弦や管の長さを、和音が整数倍になるように設計されていました。
快適音の周波数が、4kHzの倍の8kHz×10倍程度のレベルで整合することで、良い音に聞こえることがあるため、デジタル音源は元データが48kHz 16bitとし、4倍オーバーサンプリングで192kHz 18bitにならしているので、名曲の再現が可能になっています。

五度圏クロマティックサークル
ハイレゾ化によって192kHzまでサンプリング周波数を上げると、20kHz付近まで再現性が高まりますが、このレベルの和音の振動は耳に入ってこないので、人間の作曲したクラシックのうち名曲だと評価されたものが存在できません。
これは人工的に作られた音の快適音なので、DTMで計算しなければ作れず、曲全体のバランスと組み合わせて作曲することは困難で、偶然、なんかいい曲になった場合のみ引き出せます。
デジタル音源に24kHz以上の音は存在しない

矩形波は高周波音の集合体なので、カクカクを滑らかにするため、24kHzのフィルタを入れて、フーリエ変換の高周波音をカットするプロセスが最終段に入っています。
精緻な192kHz-24bitのハイレゾ音源を滑らかにするためには、96kHzのフィルタを挿入する必要があり、高周波音を聞き続けると、常時犬笛を聴いている状態の不快感が残るため、人間の耳に合わせて、周波数帯は24kHz以下に抑えねばなりません。
ハイレゾ音源は必ずしも良い音とは限りませんが、2の24乗分の1のノイズを除外でき、それだけの再現能力を持ったDACオペアンプを使っていることで、48kHz以上の再現性を発揮できる場合があります。
48kHzの再生機でも48kHzの音にノイズが入っているため、ハイレゾ音源は、192kHzの音の意味ではなく、完全な48kHz音が現実に近いと思われます。

ONKYO様のオペアンプ特性の解説

