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歴史は繰り返すか 1929.10

1920年代は戦後好況により、世界経済の中心となったウォール街の金融市場は流動性が増加していきました。生産すれば次々売れるので、株価は果てしなく上がっていきます。

需給バランスが取れ始めたところで、先に農産物が過剰生産となってくると、農業不況が見え始め、各国が関税を上げ始めた段階で1929年10月に、先に値上がり分を回収しようと売りが入り、需要の減少、関税引き上げ、解雇のスパイラルにより、不況化していきます。
DJI

歴史上の問題は、過剰生産が発生した時に始まり、関税によって需要が減少していくスパイラルが不況を生み、米国バイデン、トランプとも過剰生産の中国製品のみ抑圧します。

食品は米中戦争中にあり、中国は大豆の関税を引き上げ、米国産大豆のネガティブキャンペーンを行い、輸入停止状態です。大豆農家はトランプ大統領の票田なので、明らかにトランプ大統領の落選を狙っており、これは継続する。

AIは膨大なデータセンター需要があるが、これは2026年の動き次第であり、中国が7nmから5nmへの開発を進め、いずれかのタイミングで供給過剰に陥る。今はnvidiaが囲い込みにより需要を作り出しているが、中国が本格生産体制に入った頃に、nvidiaの需給バランスが均衡になると、一斉に半導体は供給過多に陥る。これが今なのか、2026年なのか、2027年なのか、まだ今はAI需要は旺盛に見える。

均衡点に至ったときに、1929年10月と同じ現象が起きる。


日本銀行 0.75%へ利上げ

日本銀行は12月18-19日の政策決定会合で、金利を0.25%引き上げ、短期金利0.75%に。
2025.12.19 野村證券 日銀、政策金利を0.75%に引き上げ 長期金利は節目の2%に到達
2025年12月19日 NHK 日銀 利上げ決定 私たちの暮らしに影響は?
ドル円日足
USDJPY 日足 2025.12.19

通常、利上げをすれば通貨は上昇するため、ここ一月間、利上げアナウンスにより、ドル円折り込み下落基調にありました。瞬間的に利上げ後、ドル円の売りが大量に入ったものの、大量に円売りが入り踏み上げが起きます。

実際の為替に影響する10年債は2%に達しているため、予想外にドル円が強いので、トレーダーの多くは円安基調が続くという見方が強い。

こういう場面では、単純に金利差というわけではなく、別の要因で動いているはずですが、即興で理由を説明できないトレーダーは日銀の利上げ不足と考えます。

野村證券10年債金利

実は台湾有事懸念売りが大きい

日本売りを日本の金利とYCTで説明する方が多いですが、FXトレードでは、最近は中国の影響で上下することが多く、オフショア人民元以外の人民元市場がないため、日本円売りになりやすい。実勢よりJPYが売られているのは、中国バブル崩壊の影響から、極東経済が悪化しているとみられています。

日本企業は中国投資が堅調だったので、円高が2021年頃まで進みましたが、パンデミック後の習近平が、発狂したかのような政策を展開し、バイデン大統領の対中制裁含め、円が売られるようになります。

2024年USDJPY
2024年頃の日足USDJPY 恒大集団の清算、監査時にも円が売られている

国会の政治家の面々は、円安なんとかしろ!と大騒ぎ状態なので、30年ぶりに日銀は政策金利を0.75に引き上げましたが、それでも円売りが収まらないので、これは1%を予想していた筋の催促売りだ!という意見も登場。世の中、そんなに簡単にできていない。少しは対中貿易赤字を減らすことを考えるべき。

アベノミクスが親のカタキである、立憲民主党、石破前首相、村上前総務相あたり、長期金利の動向を踏まえずに、とにかく金利のある世界という牧歌的な表現を好みます。

たとえば、カナダの利上げでドルが上昇したり、ギリシャ動向でユーロが売られたりと、経済圏の動向は影響が大きい。なぜに円安?と不思議に思うと、中国の恒大集団の報道のたび、円は売られてきました。日本の政治家筋の金融リテラシが低く、立憲民主党とプレスは、自分達が円売りの原因を作っていると、お気づきでないのでしょう。中国投資の多い日本は、中国が不況になれば円売りになります。岡田克也議員の親族は、中国に熱心に投資しているではないか。

ただでさえ中国進出企業の影響から、賃上げが難しくなっているのに、利上げして10年債売り円売り賃金下落が起きるという、政治家とプレスが作り出す日本の不況に。もう少し円安になったら、トラスショックの二の舞、高市首相、サッチャーリスペクトといいつつ真逆!という批判記事が出てくるでしょう。

金利が上がると地方経済が冷え込み、変動金利破産が出てくるかもしれない。円安インフレなので、景気が悪化して物価は下がらず、日中景気とAIバブル崩壊が重なると、社会保険料と年金が不足し、かなり悲惨なことになるでしょう。

トランプ政策により、日本から米国に投資が進めば、確実に円安になるうえ、仕事がなくなってしまいます。0.25%の利上げでは悲劇的な影響になりませんが、すごく条件が悪化。

2025年12月20日 円下落、一時1ドル=157円台後半 日銀の利上げが緩やかとの見方
朝日新聞が、利上げが足りないと言ってますが、正義感で過剰に反応すると、仕事の邪魔になるだけです。こういう、積極財政が足りない!人件費抑えろ!という対処療法は失われた10年をこじらせ続けました。

将来のAIバブル崩壊によるドル安

日本政府もAI投資をしますが、投資だけしても、新規に市場が増えなければ投資損になるだけです。AI導入はリストラと同義のため株価が上昇します。

労働単価は下がるので、株価が上昇するという矛盾が米国では生じますが、日本は経済成長率を上げる必要はなく、格差を避けて消費市場の底支えを目指した方が良さそうです。

AIはnvidiaエンクロージャーによるバブルであって、ここまで雨後の竹の子の如くにスタートアップが立ち上がると、nvidia一強が崩れてきます。今の人材需要はFPGA設計者が多いので、各社ともに、非nvidiaの領域が増えています。

案外マネタイズが難しいという話になって、人件費削減のためにサブスクリプションで契約が取れないと、AI市場は広がりません。新技術により陳腐化しやすい分野なので、リスクが元々存在しています。

加えてトランプOBBAが、消費減退と投資増加税制となっているため、ただインフレが進み生活が厳しくなるという、投資家だけ儲かり実体経済が細るようになっていきます。

複雑で不思議な景気の動きですが、全て理由があり、複雑に組み合わせると、市場は正しく動いていることがわかります。

実際に不正操作送金(乗っ取り)に引っかかるとショック。
証券と銀行が連結した、グモ(仮) FX  の自分の固定口座以外の口座に送れる仕様を狙われたよう。

全額返金をうたっている金融機関でも、その条件が狭い。
発見直後、言いようのない怒りを覚え、不信感もありましたが、今は前向きに心情が好転。

多機能口座はリスクの高さの裏返しで、加えて、FX口座数最多というのは、ハッカーが攻略しやすい口座でもある。他の口座は被害が全くなく、こういうときは慎重にトレードするので、すこぶる調子が良く、ネットワークセキュリティの意識が刷新できたので、いずれ知恵として対価が戻ってくるでしょう。

今は警察しか頼れない。一生懸命応じてくれる警察さんには頭が下がります。

グモだけ他人口座に振り込めるので、他5口座の被害はなくセキュリティが甘い。
HPでは親切っぽく書いてあっても、金融機関は基本的に鬼。郵便配達員さんも「この証券会社詐欺だよ」と言ってくれるくらいで、まあ、驚くよね。昔、ゴミ投資家と顧客を呼んでた会社もあったわけで。

銀行員さん、すぐブチ切れるので話しづらい。待遇が悪いのかもしれない。

マイクロソフトアカウントはすぐスパムであふれる

乗っ取りの兆候として、20秒ごとにスパムが入り、フィルタも通報もスルーパス状態になり、数日後に金融口座にアタックが入ります。以前、会社にランサムが入ってクラウド移し替えた際、集中的にスパムが入り、ウイルスチェックが効かないので驚かされた。

Microsoftアカウントは死の状態になり、アカウントは捨てて引っ越すしかありません。そもそも完璧なシステムはないので、今クラウドが全盛なのは、すぐ破壊後に立ち上げやすいため。

Onedriveは勝手にマイクロソフトが操作する仕様のうえ、メールアドレス必須なので、壮大なフィッシングメールですよね。そのためLinux+sakuraサーバーメインに代えて、Windowsは外していく。

パスワード備忘用には、結局、ipodを引っ張り出して備忘メモに使うことに。

闇バイトを雇うくらいなので、金融口座は普通に抜かれる時代

そもそも、MS Defender やウィルスバスターでも、Lockbit あたりには無力。個人情報をmicrosoftに差し出し、カード番号、生年月日、電話番号とメールアドレスとの同一人物の一致をWindowsが確認するため、ランサムウェアのような製品になっています。

ならばスマホのように、最初から一人しか使わない前提の非Windows機が安全です。企業Windowsでは、顔認証と目をパチパチ認識をしているため、一人使用の前提。複数人ユーザーアカウントが残り続ける限り、Windowsはセキュリティに甘さが残る。

パスワードは駆け出しの5回をipod見ながら入力すると、後は覚えたパスワードを入力できます。セキュリティの専門家は人間の記憶を考慮しないので、難しいパスワードにしろと好き勝手いいますが、人間の記憶の助走期間を考慮してないのですね。5回くらい入力しないと、人間は難しい文字列を覚えられません。何回か入力すれば、セキュリティは難しくても覚えるゆえ、最初から完璧の必要はないでしょう。
LINUX
最近の Linux は、ほとんど外見はWindows と変わらない Cinnamon + Windows10 theme 例。Linuxに移行する

後日談

送金元、送金先の銀行、警察の三者と自分のやりとり。

三者とも激しく激詰めし、こういうことがあったのではと誘導され、面倒だからと肯定すると、ペナルティーとして補償金が減ってしまいます。水際対策が激しいです。

不正口座には、無数の被害者が送金され、瞬時にブラックバイトの受け子が引き落とすことから、銀行で凍結したときは、すでに引き出されてしまいます。ゆえに、自分名以外の口座に送金可能な口座は開設しない。旧姓口座を持っていると、トラブルになりやすいので、旧姓口座は残さない。

手続きは「犯罪利用預金口座等に係る資金による~(略)~法律」に基づいて、振込先口座のある銀行が処理し、書類到着が半年後、入金が半年後、計1年後に入金予定と告げられる。

今はブラックバイトが無数にいるため、すぐ引き出されて、凍結時には残高0円になるので期待できない。関係者全員、ブラックバイトは社会から追放するつもりで応じています。

なお、送金元の補償は、激詰めに引っかかった分が減殺され、半分程度が落とし所。ネット証券では補償がない金融機関もあるので注意。

不足予想が10万円程度なので、気を切り替えて、別口座で取り返すも、損失分は経費計上できない。仮に補償が戻った分が、申告分離分の所得にならない裏返しと思われる。

不正は許せないが、対応いただいた方には感謝。
堅牢に見えて、危ないセキュリティー上の取引であり、特にMicrosoft Windows は不正に使いやすい。

個人が一番負けやすいパターン

最近のドル円は、すごく難しいと思います。
基本、緩やかな下落パターンですが、売っておけば儲かるというものではないので、そのあたりの難しさの対策が必要です。

円金利10年
JP10Yの上昇が急速(JP10Y日足チャート)

ドル円の下落は、米政権の不安定性、円金利の上昇の影響が強く、今は10年債が1.5%付近まで急速に上昇していることから、緩やかなドル円下落と考えるアナリストが増えています。

なお、最近頻発するヒゲ陰線は、個人トレーダーが一番負けやすいパターンなので、この機にしっかり克服しましょう。

ヒゲ陰線
4時間足チャートではヒゲ陰線がよく発生している


何が起きているのか

最近のタイミングでは、4時間足が考えやすく、もう少し細かい足でも同様ですが、相場の参加者の入れ替えのタイミングが取れる4時間足が理解しやすい。

初心者の頃、爆益が出て「なんて自分は上手なんだ!」と考えたこことがあると思います。しかし、いつの間にか大損しているというのが、このタイプの値動き。
ヒゲ陰線チャート

大口トレーダーにとって、そのままでは大きな値幅が取れず、また、下落チャートでは、必ず買いを入れて反転させようとするトレーダーが出てくるので、あえて下落をゆるめて、チャートを上昇させます。

これは反発だと思って、利益の出るロングトレーダーが出始め、自信がついて買いが集まったところが、買い玉の極大になります。

ここで、ショートポジションが刈られてしまい、ロングポジションが集まっているため、下落すると勢いがつき、下落が正しいと気づいたトレーダーも参加して、大幅下落のパターンを発生させます。

これは相場の宿命のようなもので、上下の理由と需給と参加者の考えを一致させると、非常に値動きが理解しやすくなります。

こういう為替場面は、大金出して高度な技術を獲得している人ほど負けやすいので、シンプルに需給に考えを寄せるのが良いです。

有事のドル買いからの 雇用統計と年内利下げなし ドル買い

有事のドル買い、日銀の利上げを急がない発言から、金曜日の米雇用統計は、非常に強かったため、ドルの買いが集まりました。現在、ドル買い円売りが集中していますが、
  • 円キャリートレードの復活
  • FRB年内利下げ折り込みの解消
  • ドル円買いの集中
といったところから、一度ドル円売りから需給の改善、ドル円買いという、下落から上昇後、150円を目指す動きではないかと考えています。

先週後半は、ドル円ショートが上手にトレードになりましたが、瞬時に21:30から反転し、買い基調に転換しました。交互に買いと売りが数時間で反転するので、極めて難しい相場ですが、激しい上昇の上値を追わず、1時間しないうちに下落するという、買いを集めて売り浴びせという、投機筋の動きがあります。

円キャリートレード復活と言われてますが、急伸後に急落というパターンを引っ張っているので、買いを集めて売り浴びせというトレーダーが残っています。

20241004USDJPY


ドイツCPI鈍化によるEURUSD売り → USDJPY買い これは一服(2024.8.30)

USDJPYが8月30日(金)は上昇しましたが、ドルインデックスの3割を占めるEURUSDが、独CPI上昇率鈍化(予想2.3% 発表2.0%)により売られ、間接的にドルが上昇しています。

EURUSD

米GDPと独CPIが連夜でUSDJPY上昇材料となっていますが、ここで何点か材料があって、人民元キャリートレードドル買い、意外とリセッションにならない、というドル強気の意見。
USDJPY
金曜日の値動きは、仕掛け筋は下落ですが、全く下がらない形です。下げようとしても、ユーロ起因のドル買いに引っ張られ、踏みあげられています。こういう場合は、持っていて、吹き上がるのを待って売り逃げという形が基本ですね。

ショート筋は必ず、吹き上げさせて、そこに被せ売りを仕掛けることで、買いポジションの平均価格をあげさせます。その後売りかぶせることで 平均価格×買玉数 が大きくなるため、現在価格が下がるほど売りが出て下がりやすくなります。

ここの教訓は、飛びつき買いは損しやすく、ここでショートを入れると、買い筋の買いならば踏みあがるため、利益確定のみに限り、この後の動きが硬ければ買い優勢、下がっていけば売り優勢です。チャートに線を引いて、飛びつき買いをする人が多いので、売り筋が狙いにくるのですね。

また、円キャリーは人民元キャリーに移行させているという説もあり、中国は日本以上に通貨安政策を推し進めているため、今までのような円安にはならず、ドル買いのため緩い上昇となります。
IMM

ドル売りなら、MXNJPY 売りか?
最近、司法改革による憲法改正が懸念され、もしトラ懸念も受けるメキシコですが、かなり売り込まれています。MXNUSDでも下落していることから、日本人に人気のMXNJPYが相当下落。

MXNは原油連動性があり、原油価格の下落見込みも懸念の一つ。

そもそも、メキシコは政治汚職懸念のある国なので、最高裁の権限が弱くなると、政治家が好き勝手できてしまいます。また、財政赤字が増加しつつ、それでも利下げを予定しているため、悪性インフレと財政持続性懸念が指摘されています。

年内3回の利下げを予定されていると指摘されていることから、高頻度で利下げされると、まだここから下がってしまいます。

MXNUSD



9月FRB 0.5 → 0.25 へ見通し修正

9月のFRB利下げは、米GDPが意外と高かったので、0.5%利下げと見られていたものが、0.25%へ修正される向きが強く、瞬間的に急騰。144円台へ値を戻しています。

値動き的にはショート巻き戻しの範囲で、トレンドを変えるほどなのか、迷いの強い相場になっていますが、しばらくトレンドになりそうなので、戻り売り路線が続きそうです。

20240830 USDJPY


竹中平蔵 日銀はリークしない(?)

竹中平蔵大先生が、要領を得ない記事をお書きに。

日経平均株価に影響を与えるから、利上げはリークしてはいけない、氏が政府一員にいた頃は考えられないとのこと。

>>日銀の利上げ前日に日経新聞にそのことが報道されたことです。(竹)

利上げは日経新聞ではなくて、前日にNHKのNY時間のリークであり、株価は米失業率の 結果を受け、外国人が景気敏感の日本株を売ったもの。東京時間に発表すると、相場が薄いため、とんでもない値をつけることがあるため、激変緩和のために、出来高の厚いNY時間にリークしておくのが最近の傾向。これは東京市場が、日銀にとって、お荷物になっている証左。

時代が違い、分野も違うので、気にしない方がいいかもしれないですね。

最近の下落は、NICKさんのXによると、ゴールドマン指摘では、不法移民を失業保険に報告せず、先週の基準改定により、雇用数が減少したとのこと。米国では不法移民が統計に影響を与えるほど大きいのですね。こちら制度が日本と違うので、如何ともしがたい。

imin
Nick さんのX投稿記事より。右下ほど移民シェアが高い分野。

為替はドルは下落継続、米景気は利下げ期待からNYSE株価は再度最高値狙い。

ヤフー記事は全文掲載されてますが、ミンカブジインフォノイドの大先生の記事は、イラッとする程度に誤解があり、株価の動きと為替の動きの違いくらいは、大先生には理解して欲しいところ。

nikkei225は38000円まで戻し、なんとなく小康状態で安定に。
普段、雇用の首切れ、若者の非正規労働は幸せなんだ(貧しくなる自由)、雇ってやってるんだ、ありがたく思えという、ブラック企業を励ます言葉が多くて困ります。

若い方に、年収が高く付加価値が高い仕事を提供できて年長者の意味があり、雇用者の値踏みをするのではなく、より高い価値を目指さなければ、経営者としてはウソなのです。

SP500
みんかぶ 2024.8.27 政府・日銀大騒動に竹中平蔵「私が政府の一員だった時にはありえない」日経平均「じわじわ下落」を示唆…とくに影響が大きい2つの業種

ドル円は下落一服後の下落 世界的な失業率の高まりからドル利下げ

8月23日のジャクソンホール会合にて、利下げ方針が示され、ドルが下落しています。一方、ユーロ圏も同様に失業率が上昇し、インフレ傾向が下がっているため、EURUSDが高値圏調整が起きやすくなっています。
EURUSD
EURUSD 日足(米利下げ見通しから1年ぶり高値圏に到達)

これを整理すると、ドル円がいずれかのタイミングで上昇してロング玉を増やし、ストップロス狩りで年内に140円割り発生程度の時間感覚で考えています。
20240825 ドル円

23日の段階では、内田副総裁が経済金融市場が不安なうちは利上げはしないと述べ、夕刻のジャクソンホール会合ではFRB利下げ方針が示されて大きく下落。

三菱UFJレポートでは岸田首相の退陣から政局不安定のため、日本は利上げしにくく、来週開始は買い戻しを予測しています。ドル円はドル10年債と相関しているため、ドル円が弱含むものの、ゆっくりとした下落となりそうです。

昨年の段階では米10年債と良く連動していたものが、現時点ではドル円が買われている状態に移行し、高位にあります。この差がある限り急落あり得る状態なので「US10Yが下落し、USDJPYが上昇」は下落仕込みにあり、急落幅が大きくなります(大きなチャンスである)。

20240825 ドル円 債券比較

USDJPYとUSD10y、USD2Yの比較。ドル金利下落を追う形でドル円急落

目先は8/14 CPI次第

先週、家計調査の雇用者統計がマイ転直前まで低下したことで、VIXが上昇し、警戒が高まっています。8月14日のCPIの動きは大きい見込みで、数値が悪ければ、ドル円は下落、FRB0.5%以上利下げを折り込む流れに。

VIX

ドル円が上昇しているのは、円売りの強さによるもので、新NISAオルカンに加え、政府は新NISAを定着させるために、株価下落、ドル円下落を回避せざるを得ず、茂木幹事長、河野太郎大臣の利上げプレシャーは完全無視ということになります。

理論的には、CPIで大幅下落させるためには、事前に一度、上げておく必要があるので、強含む方向でCPI待ちではないかと思われます。


日本銀行方針変更 株で損したら日銀のせいに

日銀のタカ派発言が市場に与えた影響が大きかったため、それほど利上げは急がない方針へ。利上げで急落したら、政治家から批判が入るって、今まで株価上昇してきたから、下落したのでしょうに。やっぱり信用取引と米オプションは変動要因を上げてしまいます。

日本は不良債権対策のために、株価、地価を高値誘導させるため、低利維持したことから、逆に、生活費が経済力に比べて高くなってしまい少子化に。いまだに不良債権対策が続いてますが、ドンドン、日本の財産を処分して海外の高利益成長分野投資が続きそうです。故に円安は続くのでしょうか。

アベノミクスはミクスというように、不良債権対策、株価対策、通貨安誘導、低金利等が複合的に絡むもので、国民生活は「株価高騰で所得倍増計画」だけで、結局、投資先が日本に向かうと、不良債権リスクが高い日本を避けてしまいます。

2024.8.7 日経新聞 日銀、「想定外」が生んだ発言修正 早期利上げ説に焦り

8月5日の答え合わせ(8/6 BLOOMBERG記事追加)

普通、上げてから下落と予想していたら、いきなりトレンドに忠実に下落。戻り売りを待たずにドル売り円買いです。驚いたことに止まる気配がない。

NYでは右も左もリセッション懸念により、9月FRB利下げ0.5%を見込む筋が増加。

8月6日時点では、JPモルガンアナリストによると、円キャリートレードは半分のポジションが残っているため、145円付近から、まだポジションを落としていくと予測。よくあるケースでは、緩やかに(USDJPY下落の)動きが継続とも(Marketwin24Line記事と同じ)。
2024年8月6日 Bloomberg キャリートレード巻き戻しはまだ半ば、せいぜい60%-JPモルガン

金利差
金利差と為替は、ほぼ一致(Sony financial group資料から)



アジア勢は全くドルを買う気がなさそうで、142円台まで下落し、ここまで全力で売り崩しにくると、テクニカルは一切関係なくなってしまいます。ドル円はロンドン時間に入る再に戻すものの、再度下落。
  • アジア時間は全力で売り崩し
  • ロンドン時間は一度上げて、そこから売り崩し
ということなので、どちらもドルはリセッション入りが確実視していて、FRBは利下げを進め、一方、日本銀行は0.25%のままSTAY、ゼロ金利には戻さないでしょう。
  • 利上げは銀行経営環境改善と人材獲得のため、ゼロには戻らないと考えています。低金利でなければ経営が立ちゆかないゾンビ企業が一掃されるため、大企業の競争環境改善により、自民党議員は利上げを歓迎。現役世代、子育て世帯には奨学金や住宅ローン金利が増加するため、生活が厳しくなる
トランプ政権は通貨安政策、ハリス政権の場合は積極財政でオバマの再来を惹起して、こちらもドルが下落していくかもしれません。でも、なんで河野大臣と茂木幹事長は、リセッションが見えてきた段階で、利上げが必要だと発言したのでしょう。もう少し早いならともかく、下げが鮮明になってからの発言。

いずれにせよ、金曜日と月曜日で、雰囲気がガラッと変わってしまいました。


ドル円


ハイテク売りと労働市場サームルールが震源

今の景気はASMLやnVIDIAをはじめとするAI関連銘柄が牽引している形ですが、以前から不自然さがあって、ここまで成長していく銘柄なのか、疑問視されていました。
ASML 株価
ASML の株価の下落が著しい 値がさ株の下落は相場全体への影響が大きい

バークシャーハサウェイをはじめとして、こんなにAIが値上がりするはずがないと、以前から多くの投資家が警告を発しています。しかし、意に反して値上がりするため、アンダーパフォームファンドが多く、ファンドを見切って、パッシブSP500への投資に集中していくことになりました(ゆえにバフェット銘柄は現金化を進めていたため、偶然、いい時期に換金売りに)。

ここでリセッション材料として、労働統計の失業率上昇により、サーム・ルールが出現し、一気にベア色が強い相場に変化しました。

Sahm rule
Aug 5 2024 CNBC Everyone is talking about the Sahm recession indicator. Here’s what you need to know
失業率上昇に伴い今世紀最大のリセッション指標が出現。

ドル円下落トレンド

ドル円は、FRBの9月利下げを織り込む動きと、日銀植田総裁の姿勢が極めて強いタカ派に見えたため、ドル円が急落しています。日銀の姿勢がNY時間にリークされ、8月に入りドル円は146円台に下落しています。
20240804 ドル円
米国10年債に連動する形でUSDJPYは下落

実際、米国長期債の下落が大きく、円キャリートレード解消の動きも進み、IMM投機筋の円売りは記録的な高水準から、低水準まで下落しています。ここまでが、FRBの利下げと日銀の利上げを見込んだ為替水準の推移です。

円キャリー巻き戻しがほぼ進んだ先、ドル円が上昇するのか、下落するのか、気になります。
IMM

当然下落トレンドだが一時上昇する

下落トレンドならば、ショート入れておけばいいと考えがちで、実際、かなり多くの円買いポジションが増えています。

前述のIMM投機筋ポジションでは、円ショートが少ない水準に下がっているため、ほぼ円キャリートレードが巻き取られてしまったことを意味します。したがって、ここから新値を取りに下落させる妙味が終わってしまったので、本来のトレンドに移行します。

下落中の上昇メカニズム

米経済リセッションと日銀タカ派からは、ドル売り円買いですが、今のように偏りすぎていると、大量のドル買いを入れた方が、円買いポジションをロスカットに追い込むことができます。

相場と逆に入れて需給に素直に(しかしトレンドに逆に)値動きをさせて、大口トレーダーは大きな利益を得ているため、この動きを読んで、戻り売りと呼ばれるトレードをすることで、大口トレーダーの動きに乗った利益を取ることができます。

トレンドが読めない個人トレーダーに買わせて、上昇すると見せかけて、そこで売りを仕掛けて、大きな下落を招かせるというのが、トレード画面の向こう側の思考パターンです。デイトレーダーは、オシレーター系インジケーターやプライスアクションにより値動きを予測します。
下落並

上記のようなチャートを作ることで、上昇過程ではショートが刈られ、下落過程ではロングが刈られるので、ロスカットを刈った後から、逆に動いて値動きを増幅させようとしていると読み解くと、スイングトレーダーとして成長していくことができます。

個人トレーダーの方々の勉強を見ていると、値動きから次の動きを予測するという方が多いですが、上下ポジションを作っていく過程と、値動きを起こして利益を取りにいく過程の区別がつきません。相場は、あたかも、一人の大口トレーダーに見えるような振る舞いをするので、①長期的方向、②下準備 を観察して、①の長期的方向を読み解くと、100~50pips程度の利益が取れます。

この大きな値動きの途中では、反対ポジションを作りながら値動きをするため、多くても10pips程度でロスカットをしないと、利益が小さくなってしまいます。大口が意図している方向の値動きに当てる形が、一番素直な利益の取り方です。

最近は、このパターンの成績が良く、大口トレーダーは、値動きで釣って買わせて、トレンド方向に動きやすくさせて利益を出していると思われ、この利益パターンを言語化させられれば、利益は自然と増えていきそうです。それと、10pips以上損切りを引っ張っても、何一ついいことはないので、常に間違えたら見直す柔軟さも必要です。

トランプの後詰め

トランプ大統領の政策は通貨安政策です。
いくつかのメディアインタビューでも、ドル高円安の問題を指摘し、ドル安指向をアピールします。

移民排除のコメントも出ていて、バイデン大統領は移民受入を対立軸にしていますが、トランプ前大統領のとおりならば、ドル安に移行します。移民は出身国の消費が、移民先で消費されるため、その分だけ移民先が通貨高になり、需要が一人分作られることになります。人数が増えれば、その分増幅されます。
ドイツ
日本ではなぜか、精神的解決で説明される労働時間問題。同書でも同様。

ドイツ人は低賃金労働を移民に分配し、ドイツ人は効率的な業務を独占していたため、時短労働のうえ最低賃金を2000円以上に引き上げる措置を取り、移民に非効率長時間労働を分配し、ユーロ安により輸出が有利に動き、GDPでは日本を追い抜いています。

バイデン
ここで日本は、技能実習生の2号拡大を予定していますが、3K高給仕事へ門戸を開こうという流れ。実質移民の2号では、受入分だけ、海外の消費が日本で行われるため、通貨需要が増えて円高になるのですが、金利は上げたくない、移民は嫌だと言ってるのに、通貨安は大変だと言ってるのは、変な国民くらいに考えています。

日本の政策はセクショナリズムが強いので、マクロ的にバランスが良くない結果を招きがちです。

トランプ

加えて、今はウクライナ有事によりユーロ安ドル高を起こしていますが、トランプ大統領はウクライナに対し、クリミア街道4州を割譲して停戦しろという意見をお持ちなので、これがドル安に傾くというのは前回の説明のとおり。
2024年4月24日 NHK トランプ前大統領 円安ドル高は大惨事 国内の製造業 打撃

需給限界

IMM
過去に例がないくらいに円売りポジションが多い

IMM投機筋ポジションでは、過去最大の円ショートポジションがあるため、さらに増えるには、ユーロ買い、ポンド買い、ドル買いを日本円が受け皿になるくらいでないと、需給的には難しいです。
20240506 原油
景気見通しやウクライナ沈静化を見越して原油価格が下落している

また、原油価格の低下が続いているので、日本にとって交易条件の改善により、円買い戻し要因となれば、ドル円は下落に傾きます。

政府内では円安対策として、レパトリ減税が議論されていますが、過去の米国のレパトリ減税例(2005)ではドル高をつけ、これの反動により、過剰な資金の投資先が乏しくなり、サブプライムローンを招いています。

今の日本でレパトリエーション減税をしても、投資先がないため、不動産投資が増えるか、場合によっては円高に傾かないかもしれません。これも人口あってのことなので、移民問題に絡んできます。

2024/05/02 東洋経済 「円安」抑止のために今こそ日本がとるべき手段 還流促す「レパトリ減税」で米利下げまで時間稼ぎ

為替介入後のドル円の動き

ドル円

投機筋は薄商い時に特異値をつけて、ロスカット狩りをすることがあり、今回は上に振れて、ドル円ショート狩りに動きました。場合によっては、下落させることがあるので、できるだけ、ポジションは持ち続けない方がよく、マージンコールに引っかけて証拠金を投機筋に抜かれてしまいます。

仮に日銀が本気で下げるならば、①のように買い上げてから、引きつけて売り浴びせた方が下がりやすく、先週から今週にかけて上昇した後、下落トレンド入りに入るかもしれません。

①のように一度上げると、ドル円ロングの買い持ちの単価が上がり、円キャリー投機筋のダメージが大きくなります。これのチャートを三尊天井、ヘッドアンドショルダーといいます。最近は下落を見越して先にショートを入れるトレーダーが増えているので、もう一度上げて、ショートを刈り取ってから下げることが増えています。

為替介入をすることが判明した後、上昇を目指す場合、ゆっくり上げるしかないので、②のように上昇し、できるだけ変動を減らして上昇することになります。

金曜日に雇用統計で下落して、その流れを受けて③のように下落という線もありますが、5月6日の段階で上昇しているので、とりあえず上昇という流れに。今年ピークをつけるならば、もう一度が限度で、180円、200円までは難しそうです。
EURUSD
EURUSD 日足 短期的には上昇基調にあり、反射のドル円下落に出やすくなっています。

ドル高、ユーロ安、円安、スイス安

今のドル円高騰は、ドル高の影響を受けている面があり、ドル軸の場合は全通貨が安いです。ドルインデックス3割を占めるユーロ安になると、逆に相乗的にドルが上昇します。

MUFG見通し
三菱UFJ銀行 FX Weekly Report 12.April

加えて、バイデン大統領は、オバマ大統領期の副大統領の頃から積極財政を好み、ウクライナ、イスラエルとも、武器を大量に提供して、ドルが米国内に環流しています。米国では財政と政策金利が連動し、景気制御しやすいので、金利が上がるとインフレ抑制、財政抑制につながるので、現在の2年債が5%付近まで上昇しています。

金利政策を重視したクリントン政権期(1993-2001)には、双子の赤字による金利高騰(7%~)を押さえ込むため、財政赤字削減によりインフレを低減しています。逆に、バイデン大統領期は積極財政により米国内に膨大な資金がインフレを起こし、再び金利が上昇しています。
米国財政赤字

緊縮財政と積極財政は、単純に比較することができず、ただ無為無策にハコモノを作ると、維持・更新コストが増えるだけなので、経済効果に限界があり、熊しか通らない道路なんて作ると、ただの地方企業への財の移動しか起きません。
n1201520
国土交通省 社会資本整備に関する説明

では、今のドル円はおかしな値かというと、超長期チャートでは、レンジの範囲にあり、フィボナッチ的にも普通です。上昇しても、理解困難なチャートになるわけでもありません。

どうしてもドル高円安を構造的に反転させるには、amazon、AWS、Office、iPhoneを上回るものを開発する必要があり、デジタル小作化を止める必要があります。嘆いているだけでは解決しないし、予算を増やせば逆転できるというものでもありません。

サブスクリプション移行や、システム利用料の設計は、大企業が不得手とするところで、小回りの利く専門度の高いスタートアップ企業の面目躍如ですが、日本はいい物作れば売れて儲かる、安ければ売れるという発想なので、世界市場には食い込みにくくなっています。

長期
ドル円3月足チャート(1970-2024)

日本は積極財政の夢を見るか-エルドアノミクス・クルド難民発生-

トルコはエルドアン大統領与党(公正発展党)が地方選挙で劣勢だったため、エルドアノミクスが終わりになるという期待が高まり、ちょっとだけトルコリラが持ち直しました。

トルコ財政は赤字経営が基本で、国債をもって財政赤字を補填する状態が続いています。

トルコ収支
世界経済のネタ帳様のトルコ財政(赤字)推移

トルコリラ財政ファイナンスは、仲間内にはばらまくものの、クルド人には生命線を奪うような同化政策となるため、トルコではクルド人は生活が困難になっています。日本にもクルド人が移住するケースが増えていますが、国債ファイナンスは政治家の権力が最大化することになります。

ここで、日本もトルコのように、赤字国債量産すると、経済規模を拡大できそうですが、政府は株式会社ではないので、再投資が起こらず、単年度主義なので、経済成長にはつながりません。雇用があり、付加価値があり、利益があり、投資により、はじめて経済成長につながります。

政府は資金を流すだけで、その分は確実に政策指標的な効果が出るので、国の予算ほど楽な政策支援策はありません。予算枠には全府省が目の色を変えて、経済効果の皮算用の説明を財務省に行います。国会でのスムーズな進行のため、委員会所属議員への説明も行われます。

米国では、NASA計画が経済成長につながらなかった反省から、政府予算では経済効果が起きないと疑問が呈され、オバマ政権時代に、スタートアップ企業による経済成長を目指して、ユニコーン企業の育成に乗り出します。この時期は膨大な財政赤字ですが、今の米国経済の強さの種がまかれました。

日本では、GX基金、DX基金は米コンサルへの委託料やシステム利用料として外国企業へ流れるので、その他サービス収支の大幅赤字増を招きました。雰囲気的に、DX化により業務が効率化できそうですが、効果は使い方次第で、サブスクリプション支払いも大きいことから、デジ庁と計算省の皮算用が過ぎ、デメリットは査定理由にされるから、書けないですよね。資料を見ると、ノリだけで基金を積んでいる感もあるし、支出により普通に円安になるだけです。

国債ファイナンスは古くて新しい問題

2つの大戦により巨額国債を作った英国が困り、最終的には、ロスチャイルド家が立て替えて、イスラエルという国を作ってしまいます。米国でも国債発行に困り、通貨発行銀行のJPモルガンが買い取って、FRBを設立して通貨制度を維持させることができました。財政赤字は確実に政権を飛ばしてしまうし、小国の場合は植民地として併合されてしまいます。

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日本でも高橋是清大蔵大臣が二二六事件で殺害されますが、これは国債ファイナンスが巨額になりすぎたため、抑止を図ったことに反発があったもの。通貨バラマキは麻薬のごとくに、一度使うと国家が脳死してしまうほどに抗いがたい魔力を持っています。

ワシントン軍縮条約(1921)は、軍部の暴走が国家財政を破綻するレベルで止められないため、軍備拡張に抑制をしようと条約が結ばれたもの。この条約が逆に日本軍部の暴走を招き、戦艦大和等の巨艦を生産するようになります。

岸田防衛予算は、国債でまかなうべきだという意見が強いですが、歴史的には軍拡は国債乱発が招くので、世界的には通用しないファイナンスです。元々、トランプ大統領が在庫一掃セールを押しつけたために43兆円+後年度10兆円という予算が必要になるもので、トランプ大統領が再選すると、岸田首相はもっと買ってしまうかもですね。これも円安要因。

高齢者年金と医療費に国債ファイナンスを使うと、政治家の集票合戦となり、年金増額競争によりトルコ化が起こり、経済成長が止まってしまい、優秀な若い人は海外に出て行くことになります。日本に医療、介護の仕事ばかりという状態になるので、そうなると、二度と日本は立ち上がれないでしょう。

国債ファイナンスは国債本位制ともいえるもので、国債に応じて資金が供給されますが、国家の抑止力がなくなれば、独裁政権に移行してしまいます。

ドル円はやはり上昇(3/15)

USDJPYがバンドウォークを継続。これはかなり強い動きでした。
まさか1円高いところでキリ番上下になるとは思いませんでした。

あえて振り落としを2回行ったあたり、短期決戦で上昇狙いなので、最後の逃げ場作りと思われます。
ドル円4時間足
非常に強い上昇トレンド。日中に急落して振り落とし急騰。値動きが重いときは注意

ドル円は再度上昇へ(150円を超えるかどうか)

USDJPYボリンジャーバンドが+2σでバンドウォークを始めたので、上昇トレンド復帰。
ボリンジャーバンド

日銀ゼロ金利解除により下落したわけではなく、歴史的な高水準の円ショートポジションの膨れ上がりによるという観測あり。上昇しにくくなったため、一度下に振って円キャリーを振り落としたのではないかとのこと。現在、146円台から148円台に値を戻しています。

日銀政策決定会合の3月18日のゼロ金利解除で、一度ドル下落に振れて、そこから金利差が縮小する見通しにならなければ、継続して前回高値を目指す可能性も見込まれます。

明日は148円キリ番をはさんで、スキあらば上昇となれば、一番取りやすい相場になりそうです。午前は5分足・15分足が-2σ、午後は5分足・15分足が+2σに貼り付き、移動平均で戻り売り、押し目買い。最近はキリ番挟んで上下が多いですね。
為替
IMM円ショートが歴史的規模にあったため、一度振り落とし

2024.03.13 ギリギリ

今日はCPIの発表を受けて、ドル円が反発。CORE CPIが+3.8%まで収束してきたことで、利下げを急ぐ必要がないという楽観的な見通しから、ドル売り買い戻しの感。
CPI

チャート上、都合良くショートカバーを入れて戻した形ですが、+2σに届かないため、148円を狙う動きのまま継続して再度150円を狙うシナリオも復活しましたが、結局届かずに下落。IMM円ショートの減少が勢いが強いので、下落目線で良さそうです。戻り売りが強いチャートなので、一時的な上昇を待って止まったところでショート。

4時間足2

2024.03.12 ドル円は引き続き下落

日銀のゼロ金利解除の見通しが強く、ドル円は下落しました。加えて、米景気リセッション入りとの観測から、ドル円下落トレンド継続中です。
4時間足

15分足はレンジ入りしているため、天井つけたら戻り売りがよく、底値から買いで入ると、まだ長期足では下落トレンド継続中のため、時々、底が抜けて大きく下落します。

色々とテクニカルを使ってみたところでは、ボリンジャーバンドの相性がよく、トレンドとレンジが見えやすく、また、今は底値を拾ってはいけない局面という環境も判明します。

2024.2.14 150円突破(答え合わせ)

予想より早く150円乗せになり、上昇がかなり短縮された形に。
150円ポイントでは、大量の売りが待っていましたが、意に介さず、買いが全部飲み込んで上昇です。これはCPIの予想上ぶれの結果を受けたもの。予想以上に米インフレ圧が強い。

個人ポジションはドルショートが多いので、しばらく下がりにくい相場に。下落すると予想していた人は、結構多いのではないかな。
20240214 ポジション

24日は口先介入リスクがありますが、もしかして、大阪万博と能登地震によって、大量に建築資材を輸入することを見越し、円売りドル買いしてるトレーダーが多いのかしら。

維新はIRの広告も始めましたが、IRは円安にしかならず、維新案は国富流出にしかなりません。演繹すると、逆バブル貧困化と、身を切る改革式上納というブラック企業政策になるので、大阪は更なる人口減で、愛知、埼玉が人口増ですぐ下に。本来、地域の維新議員の上納金が、本部の名前で被災地に寄付されるので手柄泥棒。支えてくれる人は大事にしないと。

なぜ、恫喝、パワハラ、セクハラの横行する政党が支持されるのか不思議。プライドむき出しの話し方する幹部が多いので、映像見ていると、ちょっと怖い。

20240214 為替動き
円安が予想以上に進行中。高値更新の勢い。

2024.2.13の予測

最近は、値動きが予想できないことが多く、ここから上昇すると期待していると、大量の売りが入り急落することが増えています。

このような残玉需給で動く相場では、普通のトレーダーを刈りに来ているので、誰にとっても難しく、ここで如何に利益を取りに行くのかという検証です。

値動き予測としては、ドル下落→ドル150円→下落という、迷い相場を想定しています。

ドル円予測

最近の動きは、米国利下げ予測と日銀マイナス金利終了というドル安相場に対して、打ち消す情報に強く反応する形で150円付近まで上昇しています。

この動きは
  • 本当は150円を目指していたのか
  • 踏み上げた結果150円に上昇したのか
という見立てが難しいのですが、140円付近まで下落したことで、円キャリーポジションが振り落とされ、上昇しやすい需給を作ることで150円を目指す動きのようです。

しかし、150円の防衛線が非常に強いので、中央突破の力はないでしょう。

ファンダメンタルズ的にはドル円は同じ方向

トランプ大統領の選挙時はドル安から反転をしたことがあり、また、演説が上手なので、このあたりが上下の振れを起こすことがあります。トランプとバイデンの集票力がやたら高く、かなりのおじいちゃんでも、大統領の対抗馬がいません。

トランプは自国保護主義からドル高、バイデンはシオニズムとウクライナをがっちり心を鷲掴みなので、政治的にはドル高地合です。

一方、日本経済は、ソフトバンクビジョンファンドをはじめとする、AIスタートアップ企業への投資が進んでいることから、米国-日本-欧州という順に移っています。AIスタートアップ分野は記事作成中。

スタートアップ
Japan Startup Finance 2023 INITIAL

EURUSDの反射としてのドル高

現在、149.2円のところにあるので、160円説、180円説が出始めていますが、不確定要素が多く、これは無理そうです。

現在、米国は労働市場とインフレについて、マネーは語る田中泰輔さんのYT解説が完成度が高いので、こちらを参照すると、まだ金利が落ちにくく、迷っている状態にあり、nVIDIA業績が良いことから、株価が金利高を打ち抜いている状態とも。

米金利推移

nVIDIAは画像処理半導体、ChatGPTはSaaS生成AI、FPGAはXilinx、AMD-TSMC、intel、プロセッサーはarm(ソフトバンク)が大手ですが、このあたり、日本のプリファードNの存在感も増していて、意外と日本も悪くない地合にあります。

EURUSD
EURUSDとUSDJPYの比較。合わせ鏡のように、逆の動き

EURUSDの逆数がドルインデックスに近いため、USDJPYの逆数の性質を持っていて、ここでゼレンスキー大統領が、米大統領選挙結果を受けてハシゴを外されると、停戦に向かってユーロは急騰しドルが下落します。

日本の安全保障分野では、台湾有事を予測する向きがありますが、ロシアはシベリア民族が反発する動きが始まり、ロシアが東征しにくい状態になっていきます。今は日本に都合良く情勢が動いているので、円を積極的に売っていく場面でもなく、レンジ相場が続きそうです。


150円に達するためには一度下落する

ドル円の難しさは、普段は下落しながら、上昇が一瞬で進む点にあって、ジワジワ上げていかないため、下落底を予測してトレードしないと上昇に乗り遅れてしまいます。

また、スワップが付くからと放置していると、怖くなるくらい下落し、ロスカット後に急騰する場面を目にすることになります。

20240210 USDJPY
Tradingview4時間足に線を引くと下落線が多い

この値動きが最も難しく、取引しないと決め込む方は結構多いです。しかし、この値動きは為替の基本形なので、理解しておきたいところです。取引すつかはともかく。

値動きを見ていると、上下の極大極小点が一番強そうに見えるので、あたかも上昇しそうに見えますが、ここを逆張りできる人は、かなり少数です。そういうときは、買いたいと思ったときは5分ほど見送って、再度見直すと、反対に動き始めるので、時間をずらすのが効果的です。

普通の人は、買ったら下がり、売ったら上がるという結果になるので不安になりますが、強い上昇相場になると、そのままするする上がっていくので、ビギナーズラックで大勝させ、後から取られてしまう結果になります。

ドル円一分足

金曜日の値動きは、最終的に下げ渋りが起こり、底値探しをしているものの売りが強かったことを示しています。これはLongを刈って上昇しやすくしているのであって、どこかで上昇バランスに傾いたところで上昇しようとしているチャートになっています。

チャートを見直すと、下落基調にあると買いポジションは怖くて持てないので、OANDAさんの未決済ポジションでは、売り55.2%のと下落を見込むトレーダーが多くなっています。IMM投機筋ポジションでは、まだ円売りが急に増えてきたうえ余力が残っているので、まだドルが上昇する余地が残っているようです。ここは冒頭に書いたように、一度下落して上昇という流れになりそうです。

IMM

目先NZDJPYは2回の利上げにより上昇

現時点ではNZDがインフレ圧力が強いため、下手に似たような動きのUSDとJPYを狙うのではなく、NZDJPYがしばらく強そうです(2/12AM時点では下落)。

通貨強弱でも強く、利上げ期待が高いこと、政策金利が5.5%とUSDと同水準にあるため、こちらの通貨ペアの方が確実かもしれません。

1月まではEURUSDが中東有事で落ちたところを拾ったのですが、利下げ見通しから下げそうだったので、スイングトレード口座はNZDJPYに切り替えです。最近はスイングトレードの方が成績が良いので、ドル円はかなり難しいチャートだと思います。

NZD

やはりドル、円、ユーロは弱含みなので方向性がなく、オセアニアとポンド、冬のスターリングポンド圏は強い。それとも新NISAで買われているのか、オセアニア通貨は年単位で円キャリーすると負けが少ないので、外貨預金向きの通貨ですね。

ビットコインはやめとけ

ねーねービットコインって、儲かるんかいな。
茜も億り人になりたいんや!

やめとけ論じゃないけど、暗号資産は、安易に手を出せません。通貨取引 500pips のスプレッドがあったら、茜ちゃんは勝つ自信ある?国税庁の調査では2.6%しか勝てないそうです。

そんなスプレッドあきまへん。でも、ビットコインで儲けたいんや。
あかんかったら、記事にせえへんやろ!

bitcoin small

そんなメタなことを...
暗号資産は、スプレッドが割高の場合があり、詐欺もあり、前のめりは避けましょう。

また、年収が上がると税率が高くなること、損失繰越できないなど、税制上も暗号資産は不利です。最低限、日本の大手会社の口座で、自分で板情報を見てトレードするようにしましょう。

時間分散

ボラティリティ

ビットコインはボラティリティが大きく、①下落局面では持たない、②賭け捨て覚悟 が必須です。分散して毎月に分けて買い、長期保有して、後は吹き上がり待ちというのが手法です。

この時間分散は大事なテクニックで、天底不明なチャートで功を奏します。持っていても2、3ヶ月で損失が膨らむ局面に入れば、即ロスカット。

技術で稼ぐよりも、毎月の積み立て感覚で、システマチックに取引すんのは、なんでなん?

まず、動きが速く不規則なので、感情は排除します。
過去チャートに、テクニカルインディケーター、プライスアクションを適用しても、無関係に動くので、デイトレードには難しいです。そうなると、数年単位で自由になる資金を投じ、人気に火が付くのを待つ形でないと、利益を上げるのが難しいです。

暗号資産は、どのように動くのか

でも、どういう仕組みで値上がりすんのかいな。

暗号資産は手形為替の一種で、市場価格で換金できる権利の売買です。そのため、マイナー通貨の両替や、中露のような、資金移動規制国の送金手段として使われました。

決済と価格の関係は、日本の換金納税によって米価が上がったように、決済に使われる商品は値上がりします。決済を広げる役割を果たしているのがフィンテック企業で、最終的に暗号資産価格上昇につなげます。

過去、テスラ(2021)、マイクロソフト(2014)、百度(2013)が決済手段として認めることで価格が上昇し、逆に、不祥事が起きると価格が下がっています。日本では少ないですが、海外では、暗号資産関連のベンチャー企業も多いです。

ビットコイン取引国
ビットコインが取引できる国。アフリカ以外は広範囲に暗号資産が移動できる

日本では、どこぞの馬の骨の感がありますが、ジンバブエドルとか、エクアドルスクレ(信用を失い消滅)といったインフレ通貨に比べて信用があり、決済手段に使えることがあります。

ジンバブエドル
10兆ジンバブエドルよりビットコインの方が信頼性が高い。Fintech企業の努力の賜

それと、バンクマン・フリードは、広告費をかけることで知名度を上げ、時価総額を上げることに成功します。最終的にFTXは破綻し、懲役100年と噂されますが、知名度により価格を上げることに成功した前例です。
2023年11月3日 NHK  FTX創業者に有罪評決 米メディア“懲役100年を超えるのでは”

FTX
大谷翔平選手のCMが話題に。時価総額を上げるために広告を打ちました。

これらの結果から、
1.決済適用範囲が広がると値上がりする
2.世間での知名度に応じて価格が上がる
3.新興国通貨としての振る舞いをする
という特徴を捉えて、利益を見込むことができます。

btcjpy
BTCJPYチャート 最近、ドル高円安により、急速に値を戻している

なるほど、結構、値上がりする余地あんのやな。
おおきにや!

通貨と暗号資産の関係

現在、米ドル、ユーロ、スイスフランに比べて、日本円が弱いです。
ユーロ、スイスフラン、米ドルの順に高いですが、暗号資産が堅調なのは、通貨総崩れのインフレヘッジ、あるいは円安の反射でしょうか。

このあたり、通貨安通貨からは、暗号資産が値上がりしているように見えます。しかし、通貨安というだけならばFXで十分で、暗号資産が最適解ではありません。また、値動きの確度は外貨の方が高いです。

通貨比較
今年に入ってからユーロが強い。日足は鋭角に折れにくいため、ユーロが相対的に強いことを暗示している

米国経済は、FRB利上げが効いて、そろそろ潮時です。
欧州は成長率がマイナスで、特に中東有事が激しくなるとユーロ売り一色です。

ドイツ銀行が、日本円をトルコリラ、アルゼンチンペソと同列と解説していますが、財政選択肢が乏しい日本では利上げができないので、低通貨化が進むと思われています。

トルコリラ

また、国会での財政規律が壊れているので、議席維持に使われる財政支出が多く、これのカウンターとして緊縮財政になりがちです。財政では再生産成長を意識して支出するような、戦略的な公共投資をしてこなかったので、GDP成長効果が乏しく、かなり無駄遣いになってしまいました。

一方、米国ではThe Magnificent Sevenの株価が経済を牽引しています。
米上場企業がCEO、CFOを選ぶ際、就任中の株価上昇に応じた年収を払うため、役員が交代すると、すさまじい勢いでレイオフして、株価上昇に全力を注ぎます。

HEATMAP
US listed stock heatmap 面積の大きい企業はCEO報酬が高く、全力で株価引き上げをする

高すぎる報酬は考え物ですが、確実に資産効果が得られるCEOの企業株は、昔の日本の土地神話のように利益を生み、併せて資産価値の裏付けがあります。高い年収の企業はリストラされやすく、株主対策のために職場を取り上げられるため、転職を前提で就職します。

現在、AI関連の nvidia株が好調ですが、こちらは人間を代替するAIによって業績が良く、その陰に多数のリストラがあります。

役員報酬 デロイト

また、ビットコインは国債に相当するものがないために、日米の財政過剰債務が社会的に問題になれば、不安を吸収する形で上昇する可能性があります。

まあ、日本は消費が減退していくし、財政赤字は増える一方やし、通貨は弱含みやろな。米ドルもユーロも買いにくければ暗号資産という選択肢やな。

投資価値はない

バンクマン・フリードは、MRFに見えるFTXを運用して、利益を獲得しているように見せていましたが、8%の利回りがポンジースキームになってしまいました。

ステーブルコインは、ドルやユーロ兌換電子データですが、まだ成熟度が高くないので、悪評によって取り付け騒ぎが起きると、資金が準備できなくなり、最近、価値が額面の10分の1まで下がるということが起きました。

ステーブルコインは香港ドルと同じ仕組みで、ドルを過剰に引き出されると、香港ドル型通貨危機のようなことが起こり得ます。

ステーブルコイン
ステーブルコインの仕組み 日経新聞

バークシャー・ハサウェイのウォーレンバフェット、マンガー両氏が、ネガティブキャンペーンをしていて、こんな価値のないものなど禁止すべきだ、妄想だ!とWSJ紙に寄稿していて、イデオロギー論争が起きています。
投機筋
 Coindeskjapan バフェット、ソロス、ダリオ……著名投資家が仮想通貨についてどう発言したか
 バークシャー・ハサウェイ、レイ・ダリオ、Gソロス全員、暗号資産には否定的な見解

最近提唱されている、地方自治体の債券としての暗号資産は、ステーブルコイン型に近いですが、地方税の支払いに使えるとか、地方商店で使えるような、決済機能がないと、有名投資家のいうように、ただの投機市場でしかありません。
2022年11月16日 Bloomberg バークシャーのマンガー氏、仮想通貨は「妄想」とあらためて批判

結論

ソフィーさん、おおきにや!なんとなく、夢を買うくらいには、期待できそうな気がしてきたで~

買いたいときが高値だと勝てないので、スプレッドを確認したうえで、定期的に時間分散することは忘れないでください。それと、決済適用の広がりチェックが大事です。

SBIがbloombergデータを元に、月別で当落を一覧にしたものを見ると、上下変動が大きいので、これでは当ててもまぐれです。時間を味方につけて、決済先の増加を見ながら、長期で取りに行くしかありません。

しかし、決済に採用する店舗が増えなければオワコンなので、増えない材料が出たら、黙ってロスカットです。

 BTC当落票

せやな。とりあえず、月1万円、年12万円を捨てる感じで、飛び上がるのを待つんやな。ほな、また教えてな~

お役に立てれば光栄です。最近、なぜか話題になるので、重要な視点の見落としにならないように、チェックは継続します。

個人消費が天井

今回のインフレの原因の一つ、個人消費の原動力のクレジットカード貸出が1兆ドルに達し、NY連邦銀行から利上げの影響により、雪だるま式に債務が増え、支払不能が増加という報道があります。

市場は天井を意識し始め、ドルが上がりにくい相場が続いています。

借金の対となる資産が発生するメカニズムのとおり、米国は個人の借金を作り出すことに注力し、これを富裕層の資産としました。リーマンショック、不動産バブル崩壊、個人消費の天井についても、借金を金融機関が作るようにキャンペーンをしてきたものです。

FRBパウエル議長は比較的ハト的に発言するようになるも、連銀委員はクレジット貸出を減らすために、タカ派発言が続いています。今回のインフレ過剰融資が招いたものなので、利下げは割と早い時期に起こり、個人債務の精算を進めることになりそうです。

個人貸し付け

Americans’ credit card debt hits a record $1 trillion  CNN  August 8, 2023

このような状況のため、ドルショートが増えているので、ショートカバーが起きると大幅に跳ね上がります。金利を武器に買い進むトレーダーが勝つか、現実どおり下落するか、少なくとも、昨年の151円に達する勢いがありません。

先週の木曜日、金曜日のロンドン時間、NY時間は、少しドルが上昇すると、全てたたき落とされていたので、売りトレーダーは本気で落としに来ています。戻り売り場面でしょう。
20230904 ドル円


ドル円は近いうち天井(8/30)

ドル円は円キャリー勢の逃避が散見され、ミシガン指標の悪ノリで25日は146円に達しないまま下落だと思っていました。しかし、そこから買い上がって踏み上げ狙いの大口がいたため、反転上昇しています。

この場合、しばらくショートカバーで上昇が続くので、146.30円頃で買い持ちしていましたが、元々、下落を見込む筋が多かったので、147円直前で手放しました。最近は、キリ番つけずに落とすパターンが増えてますし。

市場参加者は、ドル下落目線と思われ、この場合は天井ショートの踏み上げ狙いが多く、トレーダーの心理は、テクニカルやファンダメンタルズでは不規則に見えてしまいます。この結果、逃げ遅れることが多いので、誰が何の目的で買い上げているかをよく推測しています。このあたりはオリバーベレスのデイトレードの書籍を参考にしています。

20230830 ドル円買い

不自然なドル円の下落(8/18)

今週は楽勝だと思っていたら、木曜日の17日の早朝にドル円が急落してダメージ。
スワップ期待で持っていると、痛い目に遭ってしまいます。

今回はドル買いが正解と思われ、海外メディアは中国恒大集団動向の人民元売り、同地域連動売りというメカニズムで円売りが進んでいました。

ところが 7.350 CNYUSD が節目となるのか、中国国有銀行(5社のいずれか)が介入を行い、ドル円も急落した形ですが。かつてのジョージソロス VS イングランド銀行を彷彿とさせますが、仮に売り崩しが成功すると、とんでもない切り下げが発生し、ドル円は急伸するかもしれません。

この段階では、どちらに触れても自然ですが、一方で、日本の物価高騰の報道が微妙に効いているので、ドル円は今が天井圏にあり、年末135 JPY USDを目指すのがBAUでしょう。

実体経済では、新アヘン戦争のフェンタニル危機、USD950以下窃盗の刑務所足切り基準(加州受刑者が多すぎて収容不能のため)が広がり、まともな経済情勢に見えないのですが、5ドル程度で買えるフェンタニルが蔓延すれば、労働者不足が起きても当然でしょう。経済誌の解説と実態が乖離しているので、何が起きても不思議ではない程度に混沌化しています。

人民元
橙色がドル人民元チャート。7.35USDが最終防衛戦らしいことがわかる。

答え合わせ(7/28)

結局、YCCを運用変更ということでしたが、微妙に長期金利が上昇する程度で、市場は迷う結果のため、上下3円近い値幅になりました。

しばらくドル円はボックス相場になりそうで、米国のインフレ次第で上昇と下落という、今までと同じ状態が続きそうです。何もなければ、しばらく買い戻しが続きそうな雰囲気。

ドル円チャート 20230728


増税円買い推測(7/16)

先週はドル円上下拮抗でしたが、ドルショート筋が強く、結局下落しています。これは、金利先高感で買われている感があることと、円買い材料が強くなっていることから、ドル円は激しく下落しています。

ドルを買い上がろうとしても、すぐに売り浴びせが起きるために、すぐ下落してしまいます。今後は弱いドル下落ボックス相場に移行して、ドル円は下落していくかもしれません。
ドル円ヒゲ
ヒゲは買い失敗であり、一瞬で全額損失にされたポジションが残るため反転する

日本が少子化対策に本腰(人口減る前に増税)

日本の少子化対策が開始し、財務省は、人口層が厚いうちに財政健全化を目指すメッセージが鮮明です。岸田政権下では増税議論が頻発し、安心して日銀がYCC撤廃できる素地になっています。
日銀会合「全会一致」崩れる兆し YCC修正で割れる意見日銀ウオッチ 日経 2023年7月14日
※ YCC修正意見を持つ日銀委員が日経にリーク?

これは、GBPUSDの動きと同じ理屈で、増税による緊縮財政と利上げ、ポンド高となったように、日本はやっと、膨大な金融緩和ファイナンスをやめて、国債回収と利上げに本腰を入れたと期待する向きがあります。

今の岸田政権は、財務省と日銀にとって政策が進めやすく、防衛、少子化、デジタル化予算の借りを作った形になります。躊躇無く為替介入益、郵政株売却益を防衛予算に投入したので、貸しを作って一蓮托生状態。

権力の座は、人間にとって抗いがたい誘惑があるので、一度取ったら最後まで持ちたがるもの。国民が権力を取りたいと思うほど、権力大好き維新が政権を取って、日本が英国化していき、物価高と高失業率と高齢者過多と再生可能エネルギー過剰投資と貧富の差が起きます。

政治は意思に見えて必然が動かします。
イギリスの動き

ドル円はしばらく上がらない(7/10改)

東京時間は上昇していましたが、今日は激しい下落。
今日は全く戻らなければ、明日の東京時間は、下落一本でしょう。
先週は、どの記事を見ても上昇となっていましたが、その反動が強く出ています。

あと半年で年末ですが、そろそろ、利下げ開始が気になる試合になってしまったため、反転上昇が難しそうです。反発狙いも慎重に。

ドル円下落

円買い強し

7月7日のドル円相場は、失業率低下、10年債、2年債の下落(金利上昇)を受けて、上昇すると思われていました。しかし円に関する情勢に関心が強くなり、金曜日の相場は、大きく崩れました。

7月末の日銀政策決定会合は、YCC変更を予想するトレーダーが増えているので、結果次第で、ドルが急騰する可能性があります。

市場は日銀に対して「利上げしなかったら、わかってるよな」という、素通りしたら円を全力売りするプレッシャーを与えている形なので、ドル円は下落に反応しやすい相場になりそうです。

USDJPY とUS10Y 日足(7/7)US10Yとドル円が逆に反応している
ドル円日足
【CNBC Jul 7 2023】2-year Treasury yield falls a day after notching 16-year high
SCB 120Yen
【CNBC Apr 13 2023】The yen could reach 120 per dollar, up 20% from October’s peak
(野村、SCB:FRB利上げ打ち止めと、インフレ率2%を沈静下するため、YCC政策を変更して、年末にはドルは120円に達する可能性があるという記事内容)

日本の名目賃金と物価上昇に強反応

日経新聞では、物価上昇に伴う実質賃金の1.2%下落を報道していますが、実質賃金上昇とインフレ率上昇に反応し、円が買われて、ドル円が下落しました。
日経新聞 賃金統計

【日経新聞2023年7月7日】5月の実質賃金1.2%減、14カ月連続 基本給28年ぶり伸び

海外では、日本の経済状況に関心が強く、7月27日、28日の日銀のYCCを巡る政策変更に関心が集まり、ドルが一瞬買われた場面が絶好の売り場となり、ロスカットを巻き込んでドル円が下落。

この先2週間は、ドル円は軟調気味になりそうです。
日銀の一挙一投足に反応するとみられ、国内の報道のとおりにYCC変更なしという判断をすれば、ドル円は急騰するため、気軽にドルショートを打てる地合でもありません。

日銀総裁
Reuters 2023/5/25 YCC修正、誘導対象を10年から5年金利に変更も選択肢=日銀総裁

円安再び(6/23追記)

非常に強い円安の動きが出ています。
これは、円安と知っていないと大損しやすい相場で、ファンダメンタルズの知識を持つ人が、テクニカル知識を逆利用して上げようとする相場なので、できれば裏をかきたいところ。

強い値動きがあるので、上昇期待で多くの人が買い集まるため、放っておくと利益確定によって値動きが止まるから、一度安値をした抜いて下落相場を作り、その後、上昇していきます。

ここがなぜ強いかといえば、上昇する流れを下落させる資金力があり、更に反転する資金があるため、上昇を作り出すトレーダーの資金力が膨大であることを暗示します。

この下落資金を日銀介入にさせれば、円買い資金が浮くので、このタイプの上昇チャートの踏み台に使われる可能性があります。あるいは介入の練習か。

20230623ドル円
まだドル円は上昇余地(6/16追記)

FOMCは0.25×2の利上げに加え、年内は利下げに入らないという見通しを示しました。
まだ物価上昇を継続しているのですが、ウクライナ情勢が終わらないと、インフレは終わらないかもしれないですね。
FRB FFRATE

ということで、今日は141円台を付けていますが、少し形はいびつであるものの、Cup with Handlesになっているので、一度下がり、しばらくしたら上昇というパターンでしょうか。最近はスイングに切り替えて、押したら買いという方法に切り替えています。

一日の値動きが、なぜか上下100pipsで行って来いになるので、50~60pips下落、天井つけたら90~100pips下がったところで買い仕入れると、勝率が高いです。今は値幅が取りやすい。

さらに円安に動き、もう一度、介入を狙っているならば、145円から急伸して介入誘発に入り、しばらく介入と戦わなければダメージを受けないので、かわされたら、日銀は一杯食わされてしまいます。為替介入が予測できると、トレーダーに対策を打たれてしまいます。

意外と介入対策はAIのDeep learningの得意領域でしょう。
瞬間取引規模が大きいので。

CUP with Hundle


USDJPY 上がりにくいBOX相場

6月13~14日のFOMCは利上げスキップの見込みのため、週明けはボックス相場になりそうです。

中長期的には、国債入札が始まるので、10年債金利上昇、株価下落、米ドル上昇となるのが本来です。しかし、インフレ下の国債入札のために金利が上がるものの、2、3年の間に金利が下がると読んで、ドル円は下落圧力が生じます(下図は前回債務上限引上時の報道)

キャッシュバランスと金利の関係
財務省は赤字を賄うために国債を溢れさせようとする懸念 Marketwatch 2019.8.17

現在の債務上限問題解決、弱いインフレデータ、6月FRB利上げスキップということから、下がりそうな一方で、VIX指数14割れのまま底堅い株価を暗示しています。

案外とインフレが長引くため下落しないと予測する向きが増えています。

対岸の戦争は買い

たとえば、エデンの東において、キャルが戦争情報により大豆先物で儲けたように、物資不足が顕著になると一斉に商品先物が買われます。最近、MMFや国債の方が利益が高そうなので、長期債・MMFに資金が移っています。
エデンの東

今は米財務省の示達額が低下しているため、国債発行による現金吸収が行われ、これもインフレ抑制材料になります。

通貨相場で注目される10年間にウクライナ有事が終わり、スタグフレーションが起きるとみる向きが多いため、円キャリートレードを進めにくい状態にあります。

そのため、
・FRBは利下げを年内に開始しないことが判明
・米国債入札しても順調
・ウクライナ有事が集結しそうにない
という情報が出たら、まだまだUSDJPYは上昇しそうとなりそうです。それまでは神経質。

キャッシュバランス
財務省示達額と10年債とUSDJPY 低金利下でも入札が影響を与える。

不景気の株高

投資先がなくなると株価が上昇しやすくなります。

新自由主義経済下では、
1.利益率の低い部門を売却する
2.好待遇従業員を減らし、経費を削減する
3.純利益が増えたら、自社株買いをする
という循環によって株価が上昇するサイクルがあり、企業は 2.のリストラが進んだため、キャッシュリッチの状態から自社株買い意欲が高まりつつあります。

竹中平蔵さんのいう日本経済の成長は、リストラと地方部門売却による株高により日本経済成長を導くという論法なので、必ずしも日本人が裕福になるということではなく、労働者としては貧困化が進んでいきます。

これは米国と同程度には貧困化が進むので、資産防衛知識がないと貧困化の波に飲まれてしまいます。いわゆるハゲタカ投資家がこれ。
株価上昇メカニズム

最近、バークシャ・ハサウェイが日本株買いを進めているのは、リストラの進行による内部留保増加と自社株買いの発表によるもので、加えて、日本が米国から兵器購入を予定していることから、商社株が有望であろうということになります。

バフェット氏は内部留保の大きい、安全保障関連銘柄を買おうとしているのではないかと。



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