金額的には変でもない
意図せず朝イチで鑑賞。時間帯で、ほぼ半値になるのですね。
前評判は聞いてましたが、1300円の価値としては微妙。
- 100日後に死ぬワニ
- 100日間生きたワニ
- 100日後に死ぬワニの、何気ない日常を見て、1日の大切さを知る
- 100日間生きたワニの、死の受け止めの違いを通した、他人の受容
正規の金額的には、昔、アイスキャンディを売って紙芝居を見せていた19倍くらいの値段だから、20日続いた紙芝居と考えれば、そんなに変な値段でもありません。
嫌われた電通
電通PRという会社、親会社電通7000人に対して305人、結構社員数います。そこまで陰謀集団ではないと思いつつも、マップの人たちの指示問題、B層扱い、ステマ炎上、タウンミーティング中抜き、ブラック企業、コネ入社問題と、まるでいいところがなく、オリパラ開会式もひどいことに。
電通と関係ないと涙の会見をするのはわかりますが、子会社も会社名に電通とつけるので、社員さんは「電通じゃあさ」と、あたかも電通の人みたいに言うので、言葉の端々にプライドを感じるので、いいとこ取りです。
お金を取るなら、amazonだって、アップルだって、マイクロソフトだって叩かれるわけで、これも新入社員らしさが出てるのですが、こちらのGIF出せば良かったのに。

30/100日頃から構想があり、上田監督の知名度が旬のため、企画書を見ただけで通す即断即決の印象です。本作を作ったと思われるふくだ監督の主戦場の、動画作成ならば合っていたかもしれません。
「人生の予防接種として見てほしいですね」映画『100日間生きたワニ』の上田慎一郎監督とふくだみゆき監督にインタビュー
ワニが命を捨てて何を守ったのか
劇場版を見て、違和感を強めたのですが、ワニって、自分の命を捨ててまでヒヨコを守ったのに、その設定が台無し。その後のショウザフロッグも、ワニの死の嘆きでしかありません。

世界の芸術作品と比べるのも何ですが、レミゼラブルのジャンバルジャンは、自分の命を捨ててマリウスとコゼットを守り、その命もミリエル司祭の銀の皿がきっかけで、自己犠牲の話として名作です。その壮絶な自己犠牲に比べると、ただのワニくんの引き立て役でしかなく、扱いがひどすぎるので、劇中で主人公が死んでしまう映画の中で、一番泣けない映画に仕上がっています。

映画で扱う死は重い
twitterで絶妙に合っていた話として認識されているので、いきなり映画化しますと言われても、入場料収入を得るくらいしかイメージできません。本当に映画に合ってる作品だったかしら。
アニメーション劇場版は、エヴァンゲリオンや鬼滅の刃など、アクションの臨場感やスピード感、音楽や衝撃感が計算し尽くされていて、サービス精神旺盛なレッドオーシャンで、いきなり紙芝居で出てきても、失敗するのが目に見えています。
展開が速すぎたというのは、時間をかければ良かったというより、確実に失速することが見えていたので、淘汰に勝てるか待つべきだったという意見なのですが、主催側も、時間を置けば淘汰されるという認識は同じに見えるので、賭けに失敗したという理解で良いでしょう。
コミックスと劇場版と
次女が鬼滅の刃が好きで、コミックスも買ったし劇場版も見ましたが、進撃の巨人が好きな長女はコミックスを買っても、劇場版は見ませんでした。
コンテンツには適した形があり、100ワニはtwitterには適していても、あの内容の劇場版で、かつ死がテーマであるものとしては軽すぎて、評価としては世間は正しいでしょう。
劇場版にするならば、もう少し実績のある会社と相談して、よく仕上げるべきで、劇場化は無理と返されるか、止められたかもしれません。なまじ映画化の能力があったので、悪い方向に出てしまったのかなと。
