いかなる職業も残るとは限らないので、生活の糧のスペアとしてFXを手段の一つとして、ソフィーさんは為替の値動きを分析しています。また、必ずしも想定どおりに進まないので、自分の誤りが顕著に表れる内省のための精神修行と捉えています。
買った、勝ったと一喜一憂するのではなく、再現性ある値動きの分析に重きを置いています。
ダマシによるサポートライン(20210419 追記)
値動きだけ見ていると、1.3820の攻防がS優勢のレンジブレイクに見えるのですが、現実には、含み損を抱えるSが集まっているだけなので、いずれかのタイミングで反転してしまいます。
昔のトレーダーさんは、レジサポブレイクを狙えという方が多いのですが、最近はAIで注文プログラムを作れるので、ダマシにやられたというトレーダーさんが増えました。相手は騙そうとしているのではなく、効率的なサポートラインを作っているだけです。
さらに、そこに伏兵がいる!と気づいて本気で売り崩しにかかるケースもあり、その際は本気の殴り合いになるため、決着後に強い方へトレンドができます。この裏背景が見えてくるようになれば、値動きだけ見て失敗することはなくなります。

全てのチャートの動きを分解するとγ型である
よく見かけるバナー広告煽り
・買ったら下がる
・売ったら上がる
この問題は全ての人が遭遇する現象ですが、チャートを見ている人に、下げるときは上げそうに、上がるときは下げそうに見せるので、必ず引っかかってしまいます。ソフィーさんが利益を上げる時は、必ず含み損から始まります。
チャートを細かく観察すると、必ず複雑な形をしています。不思議に思いません?
チャートの値動きはギリシャ文字のガンマ型【γ】をしているので、基本の動きを頭に入れながら、買方と売方のシナリオを想定しながら観察しています。
チャートは損切りにより作られる(買相場の説明)
大きく上げたいときは、必ず売方の損切りも必要なので、最初は下落から始まります。そして、S玉数が集まったら反転して、決済買いが始まり、そこに自分の買いを混ぜてつり上げます。
売方から「チョロいぜ、売り浴びせてやれ」と思わせて、ガンガン値下がりさせ、L持ちに利益確定売りされると売り圧力になるので、ふるい落とすために、あえて売りから入る買方もいます。
あえて売り込ませることで、売方の平均売玉の単価が下がるため、売方のダメージが大きくなってしまいます。上手な買方は、売り崩しを何度もさせて、途切れたら買い上げることで、売方にダメージを蓄積させながら、徐々に上げていくという戦局を作ります。

飛びつきトレードに向かえ
下げ相場で急伸したり、上げ相場で急落すると、トレンド転換か!と飛びついてトレードしたくなります。しかし、
① 前相場の利益確定
② ロスカット
③ 反対売買側の誘い出し
で急変化することが多いので、レンジブレイクのチャンス!と飛びつきトレードをして、失敗の原因になってしまいます。
GBPUSDの5分足の急伸・急落の局面を見ると、いずれも反対に押し戻され、転換点になることも多いので、これが敗因になりロスカットを招き易いです。
大相場の場合、急伸の連続になるため、逆に飛びついた方が良いですが、トレンドが終了したときに目線が変えられず、大抵のトレーダーの敗因になってしまいます。
売方が強いと矩形波になる
1時間足ほどの感覚で下落相場では、チャートは矩形波になります。
GBPUSDは売方が圧倒的に強いので、買方にとにかく買わせて、気が済んだら売り浴びせて投げ売りを誘発し、大きく値を下げることになります。これをチャートに落とすと矩形波になりますが、買いが弱いとみるや、ストンと落とすのですね。
これはGBPUSDに限らず、売りが強い場面で起き、下落相場の時は垂直下落が起きます。
下落はタイミングを見計らっているわけで、日本時間でいえば13:00~15:00、17:00~19:00、21:00~23:00、25:00~26:00(夏時間)といった4時間ごとに転機があるので、前場と後場の間に検討をして、その後にアクションに移すサイクルがあるようです。
相場の勝者は、未来のチャートを知るに等しい
将来の値動きを予知できる人は確実に利益を出せます。
しかし、人間には予知能力がないのですが、チャートを自在に作る人間は、自分の予定のとおりにチャートを作っているので、未来の予知をしているのと同じことです。大口の相場支配力は利益に直結します。
相場は全ての事象を織り込むと言いますが、その後で修正が加わることがあり、一時的に無視された情報でも、推論が正しければ、最終的には意図した方向に向かっていきます。
個人投資家の敗因とマルチタイムフレーム分析
- トレンド転換をした
- 高過ぎなので下がるはずだ
と読んで売りに入ってしまう個人投資家は多く、最終的に、トレンドに逆らって大損の原因になることがあります。特にオシレーター系指標を使うと、デッドクロス入りから下降トレンド入りしたと見込んで、ジリ高(ジリ高はダイバージェンス表現になる)で失敗するということが多いです。
値上がりした後、下がりそうな値動きをして、そろそろ下がるという心理を煽り、売らせて上げていくというアクションが、上げトレンドの原動力になっていきます。トレンドを見るために、大口投資家が参考にしている日足を見て、一時間足のボリンジャーバンドで短期的な方向性を確認します。最後にタッチしたバンドのトレンド環境にあり、逆タッチしたときにトレンドが逆転をします。
ボリンジャーバンド2σは、95%が枠内に収まる確率分布で、トレンド時にはチャートが上下に張り付き、強いトレンド時にはバンド上を離れない「バンドウォーク」を形成します。ボリンジャーバンドは価格予測やトレンド確認に有用です。たまに逆張り指標に使う人がいますが、バンドウォーク時に大損になるので逆張り厳禁です。

じゃあ、ドル円、ユーロ、ポンドはどう動くのか
じゃあ、どう相場が動くのか教えてみろと思うところですが、結論から言うと、ドル円は原油価格次第なので、2021年3月時点では上昇圧力があり、円とユーロが安くなる地合い、ドルとポンドが高くなる傾向があります。米国の政策金利が継続する限り、この傾向が続きます。
日本は資源を輸入して製品を輸出する、貿易黒字国のイメージがありますが、原油価格が高騰した年は貿易赤字になるので、時々、円安に傾くことがあります。簡単に財務省とWTI週次データを貼り合わせると、日本は原油が60USDbblで貿易赤字になるきらいがあるので、60USDは意識されるラインです。
【日本の国際収支:為替のために黒字赤字を反転して比較】
欧州事情を考えてみましょう。
ドイツは加工貿易国で貿易黒字体質、ポンドは万年貿易赤字国ですが、北海油田が発見されてから、原油が100USDbblまで高騰したときに貿易黒字になっています。英国はEU圏、特にドイツの貿易赤字が大きいので、ブレグジットで英国がEUから離脱すると、ポンドの万年貿易赤字の原因が圧縮されるため、最近のポンド高を招きました。一方、ドイツは英国への輸出が減るため、最近のユーロ安になりました。
ユーロ圏は日本と近い非資源加工貿易国の性格なので、原油が上がると通貨は安くなり、しばらく上下しながら軟調気味に推移するでしょう。
https://www.jetro.go.jp/ext_images/world/gtir/2020/32.pdf
【英国】
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2020/6fd01c1c4b3f0237.html
【ドイツ】
3月19日時点では、原油が60USDbblを上下しているので、少し神経質な動きになりそうです。相場に絶対はなく、常に関心事項が変化するので、定量的に評価して、過信せずに柔軟に見通しは見直す必要があります。









































