こんにちは。
今日は季節はすでに初夏入りの暑い日です。
照度を測ったら、日向の照度が12万ルックス、日陰の照度が2万ルックスもあるので、直射光でなくとも植物が育つほどの明るい日差しです。

インパチェンスも三世代目に入り、安定して育つようになってきました。
小さい種は培養土の上に置いて底面給水をして、発根したら覆土をします。比較的発芽しにくい種子は、発根させてから覆土するという方法が最も効率的で、寒い時期は屋内で保温すると、比較的早期にも発根しはじめます。
イメージ 1 右上の発根状態に覆土させて発芽させる

連作障害対策

ソフィーさんは、昨年度に病原菌とコガネムシの幼虫で痛い目に遭ったので、徹底的に対策をすることにしました。コガネムシの幼虫は、思わぬところで発生するので、ダイアジノンを視界の限り混ぜます。

病原菌と連作障害対策のために、光合成細菌培養を始めました。連作障害に強いと銘打たれた菌の黒汁を、素焚糖で1週間程度の時間をかけて増殖するのですが、一週間程度、数滴をたらして日照下に置くと、中身が白濁して粘性を持った液体になります。できあがれば、水で何倍かに薄めてじょうろで散布します。素焚糖を使うのは、たまたまスーパーで簡単に手に入る、糖蜜を含む砂糖だから。
イメージ 2
銘どおりに連作障害に有効か?

2リットル分を一週間かけて、十分に糖分を分解させて菌を培養させて交互に使い切るような使い方をしていますが、今のところ、連作障害のような状態は起きていません。これが病原菌にも効くかどうかは、しばらく使ってみて判断です。
イメージ 3 左の状態から一週間後が右

なぜ、光合成細菌は連作障害対策になるのでしょう。

菌類は極度の偏食なので、食餌が菌ごとに決まっています。
商品となる野菜類は栄養価が高いため、必ず野菜類を好みとする菌が居着くのですが、一世代育てるうちに、特定の野菜類を好む菌類のみが増殖するため、生態系バランスが崩れて連作障害が起きるといわれます。カビ類は成長が早く強いので、放っておくと、特定の植物の根を浸食するカビだらけになってしまいます。

昔の農業は、連作障害のため休耕地が必要であり、三圃制のようにローテーションを組んで、特定のカビに傾かないようにしていました。これが産業革命によって蒸気機関が使われるようになると、地中深くまで耕作できるようになり、酸素や日光が地中に入り菌バランスがリセットされるため、飛躍的に生産力が増えていきました。今でも農家はトラクターで耕作しているので、連作障害は起きません。
イメージ 4 蒸気機関で動くトラクター

また、日本の水田では水稲のみ耕作していましたが、水中は酸素がないのでカビが成長できず、光合成細菌がいるので連作障害が起きませんでした。光合成細菌が連作障害対策に使えるのは、光合成細菌が病原菌に似た有機物を分解する性格を持つ競争相手だからであって、また、真菌類に対する拮抗作用を持つことを暗示しています。

夏期の暑い時期は、特に真菌性の病気が増えて、昨年度はとちおとめのイチゴが全滅しているので、細菌類の拮抗作用に期待して、素焚糖で増殖させた菌の黒汁を使ってみることにします。