こんばんは。
お寺のおしょうさんが、スイカのなえをうえました。芽が出てふくらんで、花が咲いて...と足が速い植物です。カボチャもスイカも、とにかく成長が早いです。
スイカの接木苗を購入して、緑肥のリビングマルチに植えました。このプランターは、1月にヘアリーベッチとライ麦とクリムソンクローバーの種を播いて準備していたものですが、仮に緑肥にアレロパシーがあるなら、混植によってどの植物が淘汰されると思って観察していました。しかし、全く他感作用させることなく繁茂します。

左が植付前/右が苗植付
土曜日は雨が降ってきたので、ビニール袋製の簡易キャップをつけることにしましたが、今週の週末は忙しかったので、資材を購入する時間が確保できず...
スイカは、西の瓜ことアフリカのカラハリ砂漠に原種があり、水を深く根を張って集め、生活に必要な水をオアシスの如くに供給する植物として重宝されていました。古代中国で西瓜と名付けられたものですが、シルクロードの砂漠を転々と伝えられ、日本でも夏の風物の一つになります。
スイカは"watermelon"と言いますが、砂漠地域の方々にスイカは水を供給し、必要なミネラルを含んだ植物でした。
スイカの原種カラハリスイカカラハリスイカは甘くありませんが、元々膨大な太陽光が当たって光合成をした植物なので、ブドウ糖やデンプンが蓄えられるポテンシャルがあり、品種改良によって甘くて潤いのあるスイカが生まれました。田舎の日光を浴びた野菜には甘みを感じるものがありますが、太陽光こそが甘みの根源です。サトウキビも暑い地域で栽培されますよね。ソフィーさんの実家のトウモロコシは、砂糖が入っているのではないか?と思うくらい甘いです。
スイカは日光が最良の肥料であって、温度が実を育てます。接木苗によっては味が落ちると言われますが、これは根から上がる水分や養分が多すぎるためで、糖分が薄くなってしまうと甘みが少なくなります。スイカは乾燥気味の方が味が良く、一つの実に対して葉数が多く確保されていると甘いスイカになります。雨との相性が悪く、梅雨が長引くと根腐れしたり、泥水が苗に当たり弱ってしまいます。
日本の露地栽培の場合、保温と清潔のために敷き藁、黒マルチ、白マルチといった地面の被覆をつけるのが一般的ですが、敷き藁は簡単に入手できないので、ソフィーさんはライ麦を育てて敷き藁にしようと考えていました。空中栽培ではマルチの意味は薄れますが、雨水でも過湿にならないよう、雑草が生えないよう、そこそこ肥料分もあるようにと考えると、リビングマルチは都合が良いのです。実肥えのために必要なリン酸は、DNAだった植物細胞が分解されれば出てくるものですし。



左から、一週間、二週間、一月後のヘアリーベッチ。以後加速的に成長。苗植えと同時に種をまいて、スイカ苗を補助します。
ヘアリーベッチはよくナメクジの食害に遭いますが、ナメクジや害虫の類は、先に食べられてくれるので、肥料供給だけではなく、防波堤の役割を果たすことがあります。
肥料と水は控えめにして、雨で土が過度に湿らないようにして、あとは陽当たりの良いところに置いて様子を見ましょう。
