目的や売り物がはっきりしている会社(組織)の場合、少なくとも最初立ち上がるときはその目的に賛同したり、売り物はこれイケル!っていう人が集まってくるわけですよね。そういうときは誰も会社(組織)の目的に背くようなことをしようとは思わないわけで。会社(組織)の利益が自分の夢や目的とすごく一致してるから、会社(組織)のものをしっかり守ろうとするわけですよね。
しかし、人が増えてくるとだんだん一致しなくなる。というか、「内輪でこじんまりと仲良くやってた頃は良かったなあ」とか、「最近知らない人多いし、社長ともなんか心理的距離が」とか、思い始めてしまう。一体感が薄れ、齟齬やら行き違いが生まれてくる。そうなるとモラルは下がりますよね。
大きな組織っていうのはあらかじめそういうひずみを内包するものだから、どこかに目的との一体感が無ければ歯止めにならないんでしょうね。例えば本田宗一郎のようなわかりやすい尺度に賛同する人たちがしっかり中核を形成して支えるとか。イズムとかポリシーってものがはっきりしてる会社(組織)は、それが抑止力になるんですよね。で、そのイズムやポリシーってものは、正しくなければならないんですよね。クサイ言い方だけど、世のため人のためっていうか。自分たちの利益、というだけでは、モラルを高めるための抑止力にはなりにくい。
でも結局そういうところから、セキュリティってのは始まるんじゃねえのかなあ?