2月4日は世界がんデーですが、その日にあたりWHO(世界保健機構)が世界のがんの4割は予防できると発表したと、畝山智香子さんが自身のブログ「野良猫通信」で取り上げていました。
foocom.net2022年の世界各国のがんの症例から、その原因をまとめた時、その38%は変えることのできるリスク要因であり、すなわち予防可能だということです。
その大きなものが喫煙、飲酒、感染症です。
ただし、国によってそして男女差によってかなり数値は異なりますので、日本の場合を以下に示しています。
検討した項目は以下の30です。
「行動要因」として喫煙、飲酒、高BMI、運動不足、無煙たばことビンロウジ、授乳の短さ、
「環境要因」として大気汚染、紫外線、
「感染症」としてピロリ菌、HPV、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、EBウイルス、ヒトヘルペスウイルスタイプ8、マンソン住血吸虫、ヒトTリンパ好性ウイルス、肝吸虫、
「職業暴露」としてアスベスト、ヒ素、ベンゼン、ベリリウム、カドミウム、クロム、ディーゼルエンジン排ガス、ホルムアルデヒド、ニッケル、多環芳香族炭化水素、シリカ、硫酸、トリクロロエチレン、
です。
これらについて、人口寄与割合(PAF)が示されていますが、これは日本のがん研究センターが発表しているものとほぼ同様でした。
やはり大きなものは3つに絞れるようで、「たばこ」「酒」「感染症」です。
ただし、男女差はかなり大きいのは喫煙率の差のようで、男性で予防可能な原因(やらなけりゃ良いというもの)が43%であるのに対し、女性は25%と低いものです。
つまり多くの場合はがんにかかるのは「運が悪かった」ということだとしています。
なお、以下はこの発表などについていろいろと畝山さんの思うところが指摘されています。
まず、最初のWHOの発表について。
この研究成果のまとめはWHOの機関のIARC(国際がん研究機関)がやっています。
その結論として「喫煙・飲酒・感染症」が最も多いとしているわけですが、IARCと言えば常々「何々に発がん性の疑いがある」などと多くの物質などを名指しで批判して世界中に波風を立ててていることで知られています。
そんなIARCが「がんのほとんどは三大要因と化学物質への職業的暴露だ」と認識していると公表しているようなものであり、普段の言動は何だったのと言いたくなるそうです。
畝山さんはそれについて
IARCは現実的なリスクはほとんどないか極めて小さいことを理解したうえで、ハザード同定により注目を集め存在をアピールし資金を集めることを選択しているとしか言いようがないです。
と書いています。実際そうなんでしょう。
日本のメディアについても苦言を呈しています。
発ガンリスクについて冷静に判断すべきところ、HIVワクチンの時には扇動するかのような報道を続け、IARCからの「発がん性物質公表」にも危ない危ないの連発。
リスクの大きさというものをきちんと判断すべきだということです。