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「中世ヨーロッパの修道士とその生活」ダニエル・サブルスキー著

ヨーロッパの中世、およそ西暦500年から1500年ほどまでの約1000年間の間、修道士と呼ばれる人々が信仰に生きる生活を送っていました。

それは現代の人からは想像しにくいものかもしれません。

その信仰がどのようなものなのか。

そして彼らの生活というものは信仰だけでは成り立つものではなく、食べ飲み眠るというものがあったはずですが、それはどのようなものなのか。

そういった修道士の生活全般について説明していきます。

 

修道士は多くの場合修道院という組織に属し、その統制のもとに信仰の生活を送っていました。

そこには各宗派の先人によって定められた規則があり、それにさらに付け加えられた修道院それぞれの規則もありました。

それらに従うことがまず求められることでした。

沈黙を守るということはどこでも厳格に決められており、無駄口などはもってのほか、信仰についての疑問も簡単に口にして議論することもできないようになっていました。

 

修道院に入るにあたり、私物を持つことはできず必要品は支給されるだけのものでした。

衣服は聖ベネディクトの定めによれば、二枚のチュニカ、二枚のククラ、そして作業時のスカプラリオのみが許されていました。

スコットランドのある修道院が冬の寒さがあまりにも厳しすぎたので教会内では毛糸の帽子を被ることの許可を教皇に嘆願したそうです。

なおこういった衣服はすべて共用されるもので、下着すら共用であったようです。

これは現代人は決して真似をするべきではないということです。

 

ただし、修道士を目指す人は過度に信仰にのめり込むこともあったようで、それが募るあまりに燃え尽き症候群となってしまい、健康を失うこともあったようです。

いい加減な態度で世俗的生活を送る人もいたのですが、逆に命を縮めるようなことも。

すべてほどほどというわけには行かなかったのでしょう。

 

現代でも修道院という場所はありますが、中世とは異なった生活をしているのでしょうか。

 

 




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