FOOCOM.NETの専門家通信で栄養疫学の児林聡美さんが「隠れ塩」について書いていました。
日本人は塩分摂取が過剰であり、それが高血圧の原因となっていると言われていますが、実際にどのような食品から食塩を摂っているかということが意外に知られていないのかもしれません。
記事中に掲載されている塩含有量の多い食品のグラフは分かりやすいものです。
醤油、味噌などの調味料が多いということは誰でも分かることでしょうし、食塩を減らすとなればそこに目が行きがちでしょう。
しかし、そのすぐ次にはあまり食塩とは結びつかないものが並んでいます。
めん、パン、その他加工食品というのは盲点になっているのかもしれません。
児林さんは記事の後半ではご自分の家庭での経験を交えて説明しています。
コンビニで買うおにぎり、めん類、かまぼこやソーセージなどの練り製品といったものは塩味が強いというほどでもなく、意外な感じがするものです。
実はこういった加工食品はその加工過程でどうしても塩を入れる必要があるようです。
おにぎりは家庭で作る場合ごはんを握って最後に塩を表面にパラパラとまぶす程度で十分であり、これなら一個あたり食塩量も0.05gほどしか入りません。
しかしどうやら工場で作る場合は最初の段階でご飯に塩を入れて混合してから成型に入るようです。
これは、製造機械の都合のようで、「あとからパラパラと振りかける」という工程は難しいからということのようです。
そのため、購入するおにぎりの場合では1個あたり2g入っているという場合もあり、それだけで1日摂取量の3分の1を越えてしまいます。
カップラーメンなどもそのスープの味が濃いということは誰でも気が付きますが、それ以外に麺自体に製造段階で混入させる塩分が多いということです。
練り製品も工程の都合上含まれる塩分はかなりのもので、ちくわも100gあたり食塩2gを含むとか。
ほとんど塩味を感じないようなものでも入っているということでしょう。
塩味を利かせた味の濃い食品を好むという人はそれを我慢しなければならないのですが、それ以外にも加工食品を食べる人は気を付けなければならないのでしょう。