何か「グリーンウォッシュ評論家」というものに目覚めたかのような情勢になってしまいましたが、またも見つけました。
www.jiji.com現在のバイオ燃料と言われているものの多くはトウモロコシやサトウキビなどの食料として用いられている植物から作られており、食料との競合が大問題となっています。
そこで、「非可食植物」なら良いだろうとばかりにトヨタバイオ燃料研究所が持ち出してきたのがソルガムです。
ただし、ソルガムも完全な非食植物とも言えず、かつてはモロコシと呼ばれて食用にされた穀物の一種ですが。
そこから取り出すものを「セルロースエタノール」と称しているようですので、実のデンプン質をエタノール発酵させるのではなく、植物体のセルロースを酵素分解してからエタノール発酵させるようです。
アメリカで多いトウモロコシ由来、ブラジルのサトウキビ由来のバイオエタノールはそれによって人間の食料に回す分が少なくなるとして大きな問題となりました。
それならば、人類食料にはならないソルガムを使ったらOKなのか。
実際にはソルガムを栽培する農地、そしてそこに存在する植物栄養素の問題があります。
ソルガムを大量に栽培すればそこで栽培できたはずの農作物が無くなり、結局は人間の食料を減らすこととなります。
さらにソルガムのように大量の植物体を作り出す植物は土壌中の植物栄養素も大量に吸収することとなり、しかもそれをすべて取り去ってしまうこととなれば土壌の肥沃度が急激に低下します。
他の植物栽培も不可能となるわけです。
このような一見すると安全なように見えるものが実際には危険ということは明らかにグリーンウォッシュと呼ぶに値するものでしょう。
いかにもトヨタがやりそうなことです。
自動車というものの存在自体が人類の存続に反するものだということを、決して彼らは認めようとはしないでしょうが。