長く紛糾していた日本製鉄によるUSスチールの買収がようやく米政権の承認を受け進むこととなりました。
しかしトランプ政権との協定では非常に困難な条件が付けられているようで、重大な経営問題には政府に拒否権を持たせるとか、今後数年で2兆円に近い巨額の投資をすることなどが含まれているようです。
そのような投資に見合う収益があるのかどうか。
おそらくUSスチールに新たな製造設備を整備するなどの施策が行われるのでしょうが、それで米国国内産の鉄鋼が作られ、それを用いて他の製品の米国内製造につなげるということでしょう。
そこではもちろん品質的な問題はともかく、価格的にははるかに安い中国産などの鉄鋼には重い関税を掛けて競争力を削ぐことも考えられているに違いありません。
しかし鉄鋼だけではどうしようもなく、それを用いた製品として何を考えているのか。
もしかして自動車?
これも米国内生産の低品質高価格のものを売れるようにするには輸入品高関税政策を強化しなければなりません。
あれ、日本政府の関税交渉の方向性とは違うのでは。
もしかして日本政府は日本製鉄は救いトヨタは見放す?
どうも極めて危ない道に日本製鉄は踏み込んでしまったようです。