株式売買に使われる証券口座が乗っ取られて不正な売買がされ、4か月間で3000億円もの被害が出ているということです。
NHKのサイトでその詳細な報告が為されていました。
www3.nhk.or.jpNHKがデジタル調査を専門に行う会社と共同で、被害を受けた人のパソコンを解析したそうです。
大阪に住む60代女性はNISAで保有していた株をすべて売られ、訳の分からない中国株の売買がされていたとか。
本人は不審なメールなどにアドレスやパスワードを入れた覚えがなかったということですが。
この女性のパソコンをデジタルフォレンジックという手法で解析したそうです。
すると、取引のある証券会社からのメールを偽装した偽メールに対してサイトに入ったことでパスワードを盗み取られ、その後わずか15分の間にすべての取引が行われたとか。
証券会社からのメールは正規のものと全く見分けがつかないように作られていたため、女性本人も全くそれを疑うこともなかったそうです。
このような詐欺メールは世界でも特に日本で急増しているそうです。
その手口も様々で、色々な方法でパスワードを引き出そうとしています。
このようにして盗み取った口座で売買をしてしまうとともに、株価操作を行う場合もあるそうです。
盗み取られた口座で不自然な株が買われ急騰したところで売るといったこともされているとか。
なお株式売買の不正な取引を監視する証券取引等監視委員会という組織がありますが、そこで株式売買監視を続けていても、このような盗み取った口座からの取引が増えると監視業務自体も困難になるようです。
その犯罪組織は全く解明されていませんが、どうやら中国関係という疑いが強いようです。
犯罪組織は生成AIを使うなど巧妙さを増しています。
対策は一応このサイトの最後に書いてありますが、防御は難しそうです。