大相撲夏場所のテレビ中継放送中、解説を担当した境川親方が佐田の海を評した中で「破天荒」という言葉を使いましたが、これは有名な誤用例のようです。
破天荒という言葉の本来の意味は「誰もできなかったことをする」ということで、中国
宋代の説話集「北夢預言」にある説話から生まれた故事成語です。
しかし上記Wikiにもあるように、2008年の文化庁の調査によれば65%の人が「豪快で大胆な様子」を表す言葉だと思っているとか。
さらにこの用法は大正時代にも広まっていたという記録もあるそうです。
その誤用がなぜ生まれたのかはよく分かっていないようですが、おそらく「天を破る」といったイメージからできたのでしょうか。
なお、上記の説話にもあるように、「天荒」とは唐時代に科挙の合格者が全く出なかった荊州という地方を表した言い方で、そこに初めて合格者が出たということで天荒を破ったから破天荒だと言われたのが始まりです。
もう過半数の人が間違えて使っていればそちらを認めなければならないのかもしれませんが、まあ本来の意味はこっちだぞと知ったかぶりができるという効用はありそうです。