中国春秋時代の優れた王の一人として春秋の五覇に数えられる楚の荘王ですが、王になった当時は日夜宴会に明け暮れていました。
そして、「諫言をするものは殺す」として臣下からの諫めの言葉を封じていました。
しかし、あまりのことに楚の名臣伍子胥の祖父伍挙が諫言ではなく、遠回しな例え話をしました。
「三年鳴かず飛ばず、この鳥の名は」
するとそれに荘王は答えました。
「鳥が三年間止まったままなのは意思を固める準備をしているからで、この鳥は飛べば天に昇り、鳴けば人を動かすだろう」
そして三年間の間に王の悪行の姿を見て本性を表していた悪臣たちを一気に誅殺、良臣を取り立ててその後は楚の国始まって以来の賢王として楚の国を強国としました。
こんな故事成語の解説を始めたのは、現代の日本国新首相があまりにも荘王の暗愚を装った時代の姿に似過ぎているように感じるからです。
長く自民党の中でも冷や飯組であった新首相はそれなりにまともな事を言っていたように(あの中では比較的)感じていたのですが、自民党トップに立った途端、まったく別人のような発言ばかり。
それでもしかして楚荘王の振る舞いを真似ての悪臣あぶり出しと思ったのですが、そんなはずもありません。
まあ三年も悪行三昧をされたのでは現代では国が持ちません。
これはやはり立場と地位に合わせて自分の考えを変えてしまったと見るべきでしょう。
やはり人間というものはその立場により大きく変わってしまいます。
それは誰にでもあることであり、私自身もこれまでも身に覚えのあることです。
石破君も結局はただの人間だっただけ。
もう遠慮はせずどんどんと批判していきましょう。