欧米では再エネ(太陽光発電・風力など)が急伸長していると言われており、日本が遅れているといういつもながらの言われ方の理由として使われていますが、どうやら実際には「つながっておらず使われていない」のかもしれません。
日経新聞の記事です。
例によって会員以外は最初だけですが、それで十分でしょう。
再エネの持ち腐れが原発480基分(よく使われる単位ですが、実際には分かりづらくでいけません)に上っており、発電部門にくらべて送電網への投資が遅れているということです。
実際にはつながっていないならば、作られている発電装置はいったい何なんでしょう。
有料会員しか読めない記事の中では、送電網に投資してすべての再エネを使えるようにしろなどということが書かれていると予測できます。
しかしことはそう簡単ではありません。
電力の送電網の中では電力供給と需要が厳しくコントロールされ、変動が最小に止められる必要があります。
それが崩れると大規模な停電、そこまで至らないとしても電圧変動、周波数変動などの影響が出ます。
言うまでも無く、非常に出力変動の大きいのが再エネと言われる太陽光発電、風力発電であり、それはいくら送電網を大きくしたところで変わるものではないでしょう。
いや、規模が大きくなるほど変動を押さえる操作が困難となるばかりでしょう。
欧米での再エネ比率が急速に上昇しているというニュースばかりを目にして、どうやってその調節がされているのか不思議に思っていました。
まさか「つながっていない」とは。
これで「日本は遅れている」などと言うニュースには何の理屈もないことがはっきりしました。
「日本はまだマシ」と言うべきなのでしょう。