図書館の本の借り出しがネット予約になり、実物を見ないで借りるようになりましたので、手に取っていれば読むはずのないような本を読む事態になっています。
この本も子供から若者向きで、マンガも取り入れており若者言葉満載のものです。
しかし、一応歴史学者の本郷さんが監修ということで、まあ間違いはないでしょう。
歴史を振り返る時、それはどうしても勝ち残った者の視線からになってしまいます。
敗けた者は消え去り、多くは単なる愚か者、無能力者として描かれるばかりです。
しかし、敗者の側から見るということも必要なのではないか。
どうせ、現在の人々も大半が敗者となるでしょうから。
というわけで、古代から近代まで多くの敗者たちの「負けた原因」「反省の弁」が書かれています。
など、まあだいたい最後は負けましたという人々でしょうか。
ただし、文章はもちろん本郷さんが書いたのではないでしょうが、若者言葉が次々と出てきてちょっとついて行けない感があります。
「ジャイキリ」とは何かといえば「ジャイアント・キリング」の略だそうで、ゲームによく出てくるのだとか。
今川義元が格下の織田信長に「ジャイキリ」されたのだそうです。
足利義昭は織田信長の力により将軍職に就きますが、その仲は悪化します。
そして「信長包囲網を張った義昭に対し、義昭をディスった意見書を送り付けるなど、二人のケンカはガチモードに入ります」だそうです。
まあそれでも歴史に興味を持った若者がさらに知識を深めて行って、次の段階に進めるのならまあ仕方ないか。
- 発売日: 2020/05/09
- メディア: 単行本