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「サブプライム危機はこうして始まった 決定版アメリカからの最新レポート」ブルース・E・ヘンダーソン、ジョージア・ガイス著

サブプライム危機、現在ではそれから引き続いて起きた最大の金融機関倒産であるリーマンブラザーズ破綻から「リーマンショック」という方が通りが良いかと思いますが、リーマン破綻が2008年9月、本書出版は2008年8月であり、本書には「リーマン」の文字は見られません。

 

このように、この本はサブプライム住宅ローンという、住宅購入ブームのアメリカで起きた徒花のような必然的に破綻することが運命づけられていたような金融マジック(というか詐欺というか)の破綻から、投資銀行などの連鎖的危機が連続した事件の、発端部分だけの記述となってしまいました。

今となってはそれ以上の大事件が続いていたことを皆が知っていれば、あまりこの本を読む価値もないのかもしれません。

「最新レポート」の悲しさと言えるでしょうか。

 

そのようなわけで、本書は「サブプライム住宅ローン」という、金融工学の粋を集めて作ったようなものの詳細な紹介、そしてそれを使って(収入の割には)立派な家を建ててアメリカンドリームを達成したと思った哀れな人々、それが破綻して住居を差し押さえられた悲劇の人々、といったことを描いています。

 

これが全世界に与えた衝撃から見れば、住居の差し押さえ程度の悲劇など悲劇のうちにも入らないようなものですが、本書執筆当時にはそれが大問題であったということで、そのややセンチメンタル過ぎる描写も仕方ないことかもしれません。

 

そんなわけで、経済本は鮮度が第一ということを教えてくれる本でした。

 

 

 




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