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「帝国王国の意外なウラ事情」祝田秀全著

「世界史がもっと面白くなる」と銘打ったものですが、至って気軽な読み物といったところでしょうか。

著者の祝田さんは出版当時は代々木ゼミナールの人気講師とあります。

研究者が知られていない歴史的事実を書いたというものではなく、周知のことをまとめたといったものでしょう。

 

「帝国王国」とありますが、取り上げられているのは帝国と言うべき国々と、王国の中でも大きなもの37国です。

「帝国」とは何かという問題もありますが、意識的に帝国と名乗った中国の秦漢帝国以来の国々やヨーロッパ諸国のうち「emperor」が統治したローマ帝国ビザンチン帝国、神聖ローマ帝国などは文句なしに帝国と言えるでしょうが、微妙なものはあります。

古代アッシリアヒッタイトはどうであったか、フランク王国はどうなのか等、気にはなりますが、それを意識して表題も「帝国王国」と併記したのでしょう。

まあ厳しく言わずに大きな王国といったところで読んでいけば良いんでしょうが。

こういう細かいところが気になるのが私の悪い癖。

 

さて、本書は各国あたり短いもので2ページ、長くても10ページ余りで、それほど一つ一つの項目に詳しい内容は入れられません。

その国の簡単な説明と、受けそうな話題を詰め込んでいます。

もちろん下ネタも厭わずに入れて読者受けも狙っています。

例えば少年愛の方が優越していたのがギリシアやオスマントルコであるとか。

イスラム帝国や中国のハーレムについても記述されています。

 

一番新しいものでは19世紀の大英帝国まででした。

大日本帝国は書きづらかったのでしょうか。

また現在の最強の帝国アメリカも触れていないのは政体を考慮してのことでしょうか。

 

まあ内容というよりはどういう取り上げ方をしているかの方に興味が向く程度の本でした。

 

 

 




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