三頭山の登山もこれで5回目。飽きのこない山です。
理由はとくになく、「そろそろ三頭山に登ろうか」という感じで訪れるようになりました。
あえて登る理由を探すのであれば、この時期バスが冬季運休するので人が少なく、車利用で自宅からのアクセスが容易。自分たちの体力に合っていて、何より富士山が綺麗に見える山。そんなところでしょうか。
ということで、すっかりお馴染みになった三頭山へ登ります。

<目次>
三頭山登山ルートなど
三頭山(みとうさん)
標高1531m
東京都・山梨県
2月21日(土)晴れ [日帰り]
合計時間6時間10分(休憩含)
歩行距離 7.8km
累計標高差:660 m(登り・下りとも同じ)
<コースタイム>
檜原都民の森駐車場(9:23)→(9:32)森林館 →(9:51)三頭大滝 →(11:22)ハチザス沢ノ頭 →(11:56)大沢山 →(12:07)三頭山避難小屋 →(12:15)ムシカリ峠 →(12:36)三頭山西峰 →(13:07)三頭山中央峰 →(13:24)三頭山東峰→(13:46)ムシカリ峠→(15:06)三頭大滝→(15:33)檜原都民の森駐車場

三頭大滝からは石山の路、深山の路を通ってムシカリ峠に到着、山頂へ。山頂からはブナの路をムシカリ峠を経由して下山します。
このルートで三頭山を歩くのは2回目。何度か登っているうちに、お気に入りのコースになりました。
<コース状況・難所など>
日帰りマイカー利用の登山です。コースタイムはやや遅め。この日は場所によって雪が少し残っていましたが、チェーンスパイクは使いませんでした。ただ、この時期は使わなくてもチェンスパなどの冬用装備は必要です。山頂付近は泥濘んでおり、滑ってコケました(笑)。お気をつけください。
<駐車場・トイレ>

檜原都民の森駐車場を利用しました。
<檜原都民の森駐車場>
- マップコード:348 559 124*75
- 〒190-0200 東京都西多摩郡檜原村数馬7146
- 月曜休園。月曜日が祝日の場合は、その翌日が休園日となります。
- 冬季(11月16日〜 3月15日)の間は8:00開園、17:00閉園です。
時間外はゲートが閉まるので車の出入りができません。とくに閉園後は車が出せなくなるので注意が必要です。
トイレは都民の森駐車場、森林館のほか、コース上では、三頭大滝、三頭山避難小屋にあります。基本的に冬季も閉鎖はされません。
*営業時間やトイレについては天候などにより変更される可能性があります。詳しくはHPなどでご確認ください。
売店とちの実からスタート

駐車場から売店とちの実の前を通り登山開始。大きな「ひのはら 都民の森」の看板がスタートラインのように思えます。
売店とちの実の営業開始は8時30分から。

気がついてはいたけど、いつも通り過ぎている「森の巨樹第1位のトチノキ」。今回は立ち止まり、見上げて写真を撮りました。

山を歩いているとその植生も気になります。まずは木の名前を覚えようと思っても、なかなか区別がつかず、こうして案内があると読み込んでしまいます。

森林館の大きな建物を過ぎて、森林セラピーロードに入ります。

大滝の路はウッドチップの敷き詰めたれたセラピーロード。三頭大滝までは約20分です。
雪が残った道は、いつものウッドチップの感触とは違いましたが、ギュっという踏みしめる音が心地よく響きます。都民の森の中では勾配が少ない道なので、雪があっても歩きやすかったです。

いつも通り過ぎる東屋。雪を被っていい感じです。

30分ほどで三頭大滝に到着です。完全凍結とまでは言えませんが、かなりの部分が凍っていました。その落差は35m。吊り橋(滝見橋)から間近でみられるので迫力があります。

三頭大滝を目の前に見ることができる滝見橋も、個人的には好きな被写体です。
この近くには、グループでも休める大滝休憩小屋があり、冬場でも使えるトイレがあります。
石山・深山の路へ

石山・深山の路とブナの路の分岐へきました。登りは石山・深山の路を利用するので左へ。ブナの路で下山してくるので、ここでまた合流します。

分岐を過ぎてすぐは雪の残る狭い道を歩きます。凍っている部分も一部あるようでしたが、滑り止めは無くても大丈夫でした。もちろん、使う、使わないに関わらずチェンスパは持ってきています。

少しの区間ですが、沢沿いを歩きます。凍っている場所がほとんどでしたが、水の流れが見える場所もありました。

水の流れる音が小さく響いていました。反射が綺麗です。

いつものようにゆっくり歩いていると、親子連れに抜かれてしまいました。

この石山・深山の路は、他のコースに比べ登山者の数が少ないように思います。ときおりすれ違ったり、抜かされる程度。三頭山は主にブナの路を往復される人が多いようです。なので、自分たちのペースにあった静かな山歩きを楽しめます。

岩に残る雪はザラメのようになっていました。

石山の路と呼ばれていますが、岩登りや奇岩があるわけではありません。登山道に少し大きな石や岩があるくらいです。とくに難しいところもありません。

尾根をしばらく登っていると周囲の景色が明るくなってきました。

しばらくすると、木々の間から富士山が見えていることに気がつきました。今回も良い天気に恵まれたようです。富士山を綺麗に見られる場所が多いのが、石山・深山の路の好きなところの一つです。

葉の落ちた枝ぶりが、どうにも気になってシャッターを切ってしまいます。記事にアップする写真はその中の数枚ですが、ちょっと自己満的な写真かもしれませんね。冬枯れの梢から見る空が綺麗です。

三頭山は初心者でも問題なく登れる山だとは思いますが、それなりにキツい登りもあります。
蜂指沢ノ頭で軽食を

蜂指沢ノ頭に到着です。「はちざすさわのあたま」と読むようですが、カシラって読んでました。他の場所で、頭をカシラって読む場合もあったような気がします。これ、何か法則とかルールってあるんでしょうか。

蜂指沢ノ頭は分岐になっていて、西原峠、槇寄山へ下っていく道、三頭山頂へ向かう道、そして今登ってきた三頭大滝、都民の森へと下る道へと分かれます。
ここにはベンチも置かれていて休憩もできます。

そして、蜂指沢ノ頭から見えるのが富士山です。ベンチに座って富士山を見ながら休憩できるのが良いですね。暖かい季節になると緑が茂ってしまうので、見えづらくなってしまうかもしれません。

軽食に持ってきたのは、中央道下り石川PAにあるBread's plus(ブレッズプラス)のクリームパン。他にも石川ホイップあんぱんやメンチカツバーガーなどがあり、どのパンも美味しいのでよく購入しています。営業時間が7:00〜18:00と、朝が早めなのが嬉しいお店です。

せっかくなので、指導標をバックにカメラも記念撮影。ボディはNikon Zfc。それにMegadap ETZ21 Pro+ でSONYのSonnar T* FE 35mm F2.8 ZAをつけてます。最近の電子マウントアダプターは、本当によくできていてAFも普通に動きます。

パンと富士山でエネルギーを回復、ここからまたちょいキツめの登りがあります。

斜面+残雪+木々、光と影。個人的に好きな組み合わせ。同じような風景写真を撮りがちです。どっかで見たなって思ったら、過去に違う山で似たような構図を撮影していました。
大沢山から山頂へ

三頭山避難小屋手前の小ピーク、大沢山にきました。出発から約2時間です。

ここにも休憩用のベンチが置かれていて、もちろん富士山が見えています。先ほどの蜂指沢ノ頭よりも標高が高いので見やすい気がします。
三頭山の山頂は混雑することが多いので、ここでお昼を食べるのも良いかと思います。

大沢山からは少し下ります。雪が残っていましたがチェーンスパイクは使わなくても大丈夫でした。

下った先にあるのが三頭山避難小屋。冬季でもトイレが利用できます。扉の開け閉めが固いので気をつけてください。中も綺麗だし、一泊くらいしてみたいものです。

ブナの木に囲まれた道を登ります。これってかなり贅沢な環境ですよね。個人的には冬枯れの木々の立ち姿も好きですが、新緑の青々とした美しいブナ林も魅力的だと思います。

避難小屋から少し先にあるムシカリ峠を過ぎて、最後の登りを頑張ればいよいよ三頭山頂です。
三つの頂

三頭山の山頂に到着しました。
ここは西峰で広く開けているので登山者が多く集まります。

山頂からも富士山を見ることができます。葉の落ちた冬の方が見やすいです。

富士山の反対側、北東方向も開けていて景色を見ることができます。
雲取山や棒の峰(棒ノ折山)などが見えるようですが、山座同定は苦手です……。

山頂は雪が溶けたのか結構な泥濘ができています。歩く場所を考えないと、汚れるし滑ってしまいます。
冬は公共交通機関が停まるので、山頂も比較的静かです。

いくつかあるベンチで富士山が見える場所を確保。のんびりお昼ご飯を食べて休憩しました。

というわけで、いつものようにのんびりし過ぎて、ちょっと時間が心配になってきました。ここからは足早に中央、東峰と周って下山します。
三頭山は、その山名のとおり三つの頂をもつ山です。西峰が一番広く、東京都の大きな山頂碑があるので、ここが三頭山の最高地点と思われがちです。西峰は標高が1524.5mと三つの頂の中では一番低いのです。
最高地点があるのは中央峰で1531m。ここは樹木に囲まれていて、テーブル、ベンチが端の方にあります。

東峰の標高は1527.5m。それほど広くはありませんが、すぐ近くに東峰展望台があります。

写真は東峰展望台から見た風景。中央には大岳山が写っています。左側ギリギリには御前山です。この大岳山と御前山、そして三頭山を合わせて奥多摩三山を一気に縦走する人もいるそうですが、そういう人たちの足ってどうなってるんでしょうね。
*御前山を御嶽山と間違えて書いていたので訂正しました。ご指摘ありがとうございます。・・・勘違いしていました。すみません。
ブナの路で下山

時間のかかった登りとは違い、思いのほかサクッと到着したムシカリ峠。登りで使った石山・深山の路ではなくて、ブナの路で三頭大滝、駐車場へと戻ります。

道標では三頭大滝までは30分だそうですが、自分たちの足では72分もかかりました。

ここからは三頭沢に沿って下っていきます。このあたりは岩の造形も素晴らしくて、つい足を止めて撮影してしまいます。

雪で登山道がちょっと曖昧。

周囲の景色はこんな感じで岩がゴロゴロ。

午後の2時半くらいです。この時間になると、沢沿いを下る道には直射の光が入りづらくなってきます。柔らかな光の情景が広がります。

雪が残る道ですが、ここも結局チェーンスパイク無しで下ることができました。
一部ですが、雪の下が凍っているような場所もあり、用心しながら歩きました。

中間地点付近にあるブナの路テラス。ここで分岐して野鳥観察小屋へ向かうこともできますが、とてもそんな時間の余裕はありません。
野鳥観察小屋は二階建ての立派な建物で、野鳥観察・撮影に興味があれば行ってみるのをお勧めします。(行ったことがありますが、落ち着いて周囲を観察できる良い小屋です。)

はじめの頃は涸れ沢のように見えていましたが、途中からはせせらぎの音が聞こえる沢になります。冷えた空気が心地よく、雪と水の流れを眺めてしまいました。
このあとブナの路は三頭大滝へと続き、その後は往路に合流します。日が傾き始めた午後3時半ごろ、駐車場へと戻りました。
おつかれさまでした。
まとめ

ホームグラウンドのようになってきた三頭山。東京から近い山なのに、その表情は多彩です。同じ道でもその時々で気になる木々や岩、川の情景を見つけることができ、足を留めて見入ることもしばしば。そうした山の断片を撮影していると、その山の本当の姿が見えてくるようにも思えるのです。
まだまだ知らない顔があるようなので、これからも登ってみたいと思います。