桂代数Iとは、下記の『代数学I 群と環』(桂利行 著)です。
www.utp.or.jp
これの第2章の章末問題のある問題に反例が見つかったので紹介します。
問題
環
の部分集合
が
を満たすとき を
の積閉集合 (multiplicative set) という.
が
の積閉集合とするとき, 直積集合
の元に同値関係を
により定義し, を含む同値類を
と書く.
(i) これが同値関係になっていることを確かめよ.
ひとこと
軽く調べてみると、この議論は可換環に対して行うものだとわかります。例えば以下のサイト。
univ-math.com
なので問題文に「 を単位元をもつ可換環とする」を補って読むのがおそらく正解です。非可換の場合だとどうだろうと考えたところ、普通に反例ができたので、記事にすることにしました。