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桂代数I 第1章 章末問題 (6)(iv) 解答

桂代数Iとは、下記の『代数学I 群と環』(桂利行 著)です。
www.utp.or.jp

これの第1章の章末問題のある問題を解いてみます。

問題

(6) 次の群は自明でない有限部分群を持つか.
(iv) 上半三角べき単実行列の全体(すなわち, 上半三角実行列で, 対角成分が 1 であるものの全体).

解答

持たない. 以下ではこれを示す.

n 次上半三角べき単実行列の全体を G とする. もし自明でない有限部分群が存在するならば, ある単位行列ではない A \in G であって, 位数が有限であるものが存在する. すなわち, ある正の整数 N が存在して, A^{N} = E (E単位行列) が成立する.

一方, (A - E)^{n} = O (O は零行列) が成立する. これは, 任意の v \in \mathbf{R}^{n} に対して (A - E)^{k} v の第 (n - k + 1)\sim n 成分が 0 となることが k による数学的帰納法により示せることから従う.

以上から, A の最小多項式\varphi(x) とすれば, x^{N} - 1(x - 1)^{n}\varphi(x) で割り切れることが分かる. この条件を満たすのは \varphi(x) = x - 1 のみである. このとき A - E = O となるが, これは A単位行列ではないという仮定に反する.




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