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『キリスト教でたどるアメリカ史』 考えたことなかった…!の連続

キリスト教でたどるアメリカ史』森本あんり

神学・宗教学の専門家から見たアメリカ開拓史。
考えたことなかった〜!という視点が色々あって勉強になりました。

まあ、宗教もアメリカ文化も疎いのでピンと来ない部分もあったけれど(特に地理。現代アメリカ50州の地図くらい載せても良いんじゃないか?)…。

まず、そもそも、アメリカという国の土台に信仰があるってこと。考えたことがなかったです…。
そういえば高校の世界史で習ったわ。ピルグリムファーザーズ(1620年)。

ピルグリム英国国教会からの「分離派」。プロテスタントとざっくりまとめるのは違うみたい。
ちなみに新大陸初期メンのスペインはカトリック(主に南米)。
敵の敵は味方…、とはならず、カトリック英国国教会と分離派、みんな仲悪いぽい。隣人愛とは?

で、ピルグリムファーザーズが開拓したのがプリマス
その北方マサチューセッツ英国国教会「非分離派」のピューリタン植民地
いろいろあるけど、ここら辺の東海岸沿いに英国植民地がぽつぽつとでき、ニューイングランドと呼ばれる。
考えたことなかった…。

1681年には迫害されていたクエーカー教徒がちょっと内地に植民。ペンシルヴェニア。信教の自由を掲げたので、アーミッシュメノナイト派モラヴィア兄弟団、ルター派もやってくる。教派、多いなあ…。

アメリカ独立戦争後は、実家(イギリス)の英国教会派は肩身が狭く、カナダに亡命する人と、メソジストに転じる人が多かったそうです。カナダはカトリックも多いらしい。
以前、アメリカの小説でカトリックプロテスタントの家庭が仲悪い、という描写を読んでピンと来なかったけど、ここらへんの解像度は上がってきたぞ。助かります。
(『オリーヴ・キタリッジの生活』だったかな。エリザベス・ストラウトの作品のどれか)

信仰復興(リバイバル)という機運も3次に渡って起こる。
その中でも第二次リバイバル期は、新宗教が多数生まれた時期らしい。
ユニテリアン教会、ユニヴァーサリスト、モルモン教、アドヴェンテスト、クリスチャン・サイエンスエホバの証人など。

19世紀が始まる頃は「筋肉質のキリスト教」。スポーツ、愛国心、YMCAやボーイスカウト。マッチョイズムってことかな?
1950年代には知識人を排斥するムーブメントがあり、「反知性主義」(ホフスタッター)という言葉が登場。お、聞いたことある。
権力は不都合を隠すという「陰謀論」もこの頃からみたいですね。

1960年代は公民権運動の時代。
キング牧師とワシントン大行進とケネディ大統領

この本は、最後に現代アメリカと、2050年の予測で終わります。それは読んでいただければと思いますが。2015年の統計を参考までに。
アメリカ人口の47%がプロテスタント、21%がカトリック、23%が無宗教だそうです。
無宗教が意外と多いのか少ないのか、私的にはすぐに実感が湧かないのですが。
もうちょっといろんなこと勉強しないとなあ、とは思った次第。




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