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『明日誰かに話したくなる 王家の話』 あれ?クセになるぞ…

『明日誰かに話したくなる 王家の話』弥嶋よつば/監修:平松健

この本、表紙のデザインが良いので、何も考えずに手に取ったのですが、中を見たら会話形式のレイアウトで、んん?と戸惑いました。
元々はゆっくり解説系のyoutubeちゃんねるを書籍化したものだそうです。
なるほど、だから会話形式なのか。

文字数が少なそうだし、中身も薄いかなあ、なんて失礼なことを思いながら読んだのですが。
会話形式だからこそ生きる小ネタの数々。好きかも…。
歯槽膿漏とか痔とか持病情報が多い)
そして平和な現代だからこそできるツッコミ。良いかも…。
(作者が「はじめに」で「歴史はいつだってツッコミ不在」と書かれていて、確かに〜!!となった。私もツッコミたい。)

第一章はハプスブルク家
あごをイジり倒しています。まあね。そうね。
とはいえカール5世。
数ある肖像画の中でもアゴが強調されている作品を載せているとはいえ。アゴ…気になるな…。
(クリストフ・アンベルガーの作品。この人、こんなにアゴ描いて大丈夫だった?)
絵画だとティツィアーノが有名すぎて(アゴは髭に隠れている)、気にしたことなかったけど。
21歳の頃に英国のメアリー(後の女王)5歳と婚約していたとか、妻のイサベルちゃん大好きすぎて葬儀の喪主ができないとか、人間臭いエピソードしかない感じで、おもしろいですね(ず〜〜〜っとフランソワ1世と戦ってたイメージしかない)。

第二章は古代エジプト
お、あまり読んだことないジャンルだ!楽しい。
アメンホテプ3世は紀元前1388年頃にファラオになったらしい。めっちゃ古代!!さすがエジプト!そして歯槽膿漏だったそうです。なんだその情報は笑。
しかしまあ、ちゃんと家系図が書けるくらいに情報が残っているのが凄いですよね。王妃のティイちゃん(口調がうつった)の顔立ちがわかるくらいリアルな彫刻が残っているのも凄い。古代エジプト三大美女はクレオパトラ7世、ラメセス2世の妻ネフェルタリ、アメンホテプ4世の妻ネフェルティティだそうです。彼女の胸像も凄く綺麗。なぜかベルリン博物館所蔵。

第三章はボルジア家。
ボルジア一家のゴッド・ファーザー的なアレクサンデル6世は、若かりし頃イケメンだったそうです。と思ったら肖像画は太ましい笑。娘のルクレツィアちゃんは恋多き有能美人っぽく描かれているので、『ルネサンスの女たち』で読んだ意志薄弱イメージとは違う視点。おもしろくて良いですね。
この1500年頃はフランス軍がイタリア侵攻しがちな時代で、イタリアのみなさん「フランス病(梅毒)」に罹ります。これは大航海時代に新大陸から来た病気。コロンブスの新大陸発見からヨーロッパ大陸席捲まで早すぎだろ…。

最後の第四章はおもしろ王家のコラージュ。うーん、短いと物足りないな。クセになり始めている。
あとソフィアちゃん(ピョートル大帝の姉。怖い絵画で有名、かな?個人的にはゴールデンカムイのソフィアモデル説で有名)が隙あらば帝位を狙うキャラとして登場。笑ってしまった。

気づいたらあっという間に読了してました。
続編も読もうかな…(クセになっている)。




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