以下の内容はhttps://siyuiisi.hatenablog.com/entry/2025/09/09/110301より取得しました。


『教養の語源英単語』 情報量多いので、ゆっくり読もう笑

『教養の語源英単語』清水建二

帯で「語源」と「世界史」が学べると謳っている一冊。講談社現代新書
確かに、密度が凄いです。

世界史的な知識から入って、単語にスポットライトを当て、語源(ギリシャ語だったり印欧祖語だったり)からの派生を説明。楽しいし、意味を掴みやすい!
そして畳み掛けるように、同語源の英単語ラッシュ。ちなみに接尾辞の語源はこれ、派生後はこれだぜコンボも。
先生、ちょっと密度が高いです…。

これは、少しずつじっくり読むのが良いかもしれない…。

とはいえ集中しているときはポッドキャスト聴くような感じで、リズムよく、あれもこれもそれも語源仲間なんだ、おもしろ〜!となる。
要するに自分のペースで読むと良い本です。

私は言語学、特に外国語スキルに疎く(TOEICは500点程度!会社の同期に驚かれた!余計なお世話!!)、基礎英単語力もよわよわなんですが。
語源や派生後に丁寧に語彙を載せてくれているのが、地味〜にありがたい。

印欧祖語から派生しているラテン語ギリシャ語、英語(ゲルマン系)はどれも系統が違う言語。
一方で英語とドイツ語は同系統、イタリア語とフランス語も同系統、なのでお互い母国語で会話すると、半分くらいは意思疎通できるらしい。いいなあ。

内容は、ギリシヤ神話のエピソードや、古代ローマの文化、兵士や学校、季節行事のルーツだったり、さまざまな角度から単語の由来・派生を教えてくれる構成。気になる章から読んでもいいかもですね。

以下、個人的におもしろかったメモ。
Cosmosには「宇宙」「秩序・調和」の意味があり、前者から派生したのが「cosmic(宇宙の)」、後者は「cosmetic(美的に整える→化粧品・美容整形)」となる。言葉の変化っておもしろい。

「カバ(hippopotamus)」は<hippo(馬)+potamos(川)」。これ、日本語でも「河馬」なので言葉の構成が一緒じゃないですか。おもしろ。

有名なプラトンが実名ではないというのも知らなかったです。印欧祖語pele/plat(平らな、広がった)から、レスリング仲間にプラトン(plato)「広い肩幅」と呼ばれたそうです。そもそも、レスリングやってたの?情報量が多いな。同語源の英単語が、place、plate、planet(惑星、ラテン語で「さまよう星」)。
情報量のコスパ高い!(覚えきれないのが難である)

伝染病の章はいくつか読んだ本を思い出して示唆深かった。
天然痘は、BC430年ギリシアの「アテナイの疫病」、165年ローマの「アントニヌスの疫病」の正体と言われているそうです。大航海時代にアステカとインカに大打撃を与えたのも天然痘だし、『続日本紀』に出る735年「天平の疫病」も天然痘らしい。
ちなみに新大陸アメリカから、逆の経路で広まったのが梅毒。ヨーロッパでは「フランス病」と呼ばれる(それなりに理由がある)。
ナポレオンのロシア遠征失敗の原因は「発疹チフス」と言われている。

あれ?ナポレオンのロシア遠征といえば麦角アルカロイドじゃなかったっけ?
スパイス、爆薬、医薬品 世界史を変えた17の化学物質』(2011年刊行・中央公論新社)で読んだのですが、WEBだとロシア遠征と麦角病が関連する情報ってまったく出てこないですね…。
最新のDNA分析では発疹チフスでもなく、「パラチフス」「回帰熱」の被害が特に多かったようです。まあ、他にもロシアの寒さや飢餓、衛生状況の悪さなど複合的な理由てんこ盛りですが。

読書も、同じジャンルだからもういいや、ではなく、いくつか読み比べるのが大事だし、新しい発見があったりしますよね。




以上の内容はhttps://siyuiisi.hatenablog.com/entry/2025/09/09/110301より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14