『11/22/63』
スティーヴン・キング 訳:白石朗
ハリー・ボッシュ仲間の先輩と久しぶりに飲んだ際、お薦めされたので、さっそく読みました。すごく久しぶりにミステリ(SF?)を読んだかも。
そもそも私はスティーブン・キングってほとんど読んだことがないのです。
なんか、物心ついた頃から売れすぎてるというか。
ハリウッド映画とか、小説作品以外の情報が多すぎるというか…。
なので、ほぼ初キング。
む。文章うまいな。読みやすいな。そしておもしろいな。さすが大御所…。
『11/22/63』は、一言でいうとタイムトラベルもの。過去の特定の時間と場所にだけ通じている時空の穴(通称「兎の穴」。アリスね)がありまして。
・過去は改変を好まない
・改変しようとすると抵抗する(エンストから大事故まで)
・一旦、未来に戻り、再び過去に行くと、前回の改変はリセットされる
・過去の衣類・食料・金などは持ち帰れる
というルール。
最後の固有物が時空をジャンプできるのだけが解せぬ。お金の通し番号とか、牛肉のカロリー(リセット後に過去にいけばまったく同じ牛肉が買える)とか、どうなってるんだろう。
まあとりあえず受け入れまして。このルールで何をするか。
主人公は「ケネディ暗殺の阻止」を託されます。託されるものが大きすぎ〜。
ちなみに小説の「現在」は2011年。穴が通じているのは1958年。
ケネディ暗殺が1963年です。
というわけで主人公は5年ほど、暗殺犯の身辺調査をしたり田舎で英語教師(本職)暮らしをしたり。いや、5年は長いよ…。
主人公もバタフライエフェクトとか時空の「共振現象」とか自覚しているけれど、教師として学生の人生に関わっちゃうし、恋もしちゃうし、バタフライ飛ばしまくりです。
読んでるこちらも「過去に干渉しすぎ〜!!!」とハラハラしまくりーのです。
で、クライマックスがケネディ暗殺の阻止でしょ。時空が歪むよ〜!と思いながら下巻は一気に読んでしまった。
エンディングはそう来るか〜!というのもコミで、さすがのベストセラー作家だぜ!と唸る。うーん、ジェイクの人生に幸あれ。
あとルートビア(名前とは裏腹にノンアルコールの甘い炭酸飲料。高野さんがイスラム圏で勘違いして飲んでキレてた)飲みたいな。