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『地球行商人 味の素グリーンベレー』

『地球行商人 味の素グリーンベレー』黒木亮


1960年代から2000年代くらいまでの
味の素の海外販路開拓ノンフィクション。

主な登場人物は
営業畑の宇治弘晃氏と、
海外向け商品開発の小林健一氏。

1960年から1990年にかけてのアジア市場開拓は
もうね、泥臭く汗臭く「行商」だなあ、と。
味の素なんてザ・世界ブランドのイメージだったので、
意外でした。

家庭で1日に使うくらいのサシェ(小袋)にして
市場の小売店に現金売り。
途上国のユーザーは「その日使う分」しか買えないから。
その小袋をカレンダー(4連くらいにつながってるやつ)
にしたものを、毎日、売り歩くのである。
大変じゃあ…。

宇治氏は30代でベトナム全国行脚して
海外営業キャリアスタート。
その後はインド、エジプト、ガーナへ。
どの国も、社会情勢や人柄がぜんぜん違う。
大変じゃあ…。

小林氏の商品開発エピソードはまたちょっと毛色が違う。
ペルーの粉末調味料やインスタント麺の改良は
その国の食文化を学ぶところから始まる。
具体的におもしろかったのは、
砂糖を抜いたら売れたという話し。
ペルーって料理にお砂糖をぜんぜん使わないらしいのです。
日本人開発者の舌の「おいしい」ではなく、
現地人の味覚にアジャストしないといけないんですね。
しかしまあ、それなりの期間を住み込んで
生活に溶け込まないとわからないよなあ。
大変な仕事じゃあ…。

小林氏はペルーでドニャグスタという粉末調味料をつくり、
インドではハピマというカレー味の調味料をつくり、
ナイジェリアではデリダワという豆発酵調味料をつくっている。
うまみ調味料職人!!

デリダワの元ネタは、西アフリカで昔から日常的に
使われている「ダダワ」という食品。
イナゴ豆を納豆っぽく発酵させ、煎餅型に乾燥させる。
料理に使う際は砕いて調味料っぽくつかう。
ナイジェリア・マリ・セネガルにかけてが
「納豆ベルト地帯」だそうです。
食べてみたい〜。

その国・その時代の情勢なんかも分かりやすくて
ありがたかった。
著者の取材によるのかな?
ベトナムは多民族国家だが大半は少数民族とか
(人口の85%は中国起源のキン族)。
エジプトのイスラム政権とISを取り巻く情勢とか。

小ネタですが、
ペルーの貧困層が多いエリアだと
住宅に税がかかるので屋根のない家が多い(未完成!)とか。
ナイジェリア南部の海岸沿いは大航海時代から西洋文化が
上陸しているからマギーブイヨンのシェアが大きいとか。

世界って広いし、味の素ってすごいな…。




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