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『地理学者、発見と出会いを求めて世界を行く!』 90年代の海外の空気感!

『地理学者、発見と出会いを求めて世界を行く!』
水野一晴

植生地理学の先生が海外でのフィールドワークを
書いたエッセイ集。

初の海外調査が1992年のケニアタンザニア
著者は30代半ばかな。
第一部と第二部は92年〜97年なので、
今とは違った世情も楽しめます。

継続して調査に訪れるケニア山(ケニア)や
キリマンジャロタンザニア)、
ラスダシャン山(エチオピア)の様子は、
本職である植生や氷河の変化もおもしろいけれど
物価や人々・文化の変化もおもしろい。

文庫化は2022年なので、
最新情報の著者補足も良いですね。

おもしろかったのは
欧米の人と電車で乗り合わせた際に、
近くの韓国人旅行者のおしゃべりに対して
「何の話ししてるの?」と聞かれるエピソード。
さっぱりわからないと言うと、
隣国なのにわからないの?!と驚かれたと。

水野先生曰く、日本語、韓国語、バスク語
どの言語グループにも属さない
「言語の孤児」なのだそうである。

言われてみれば、ドイツ語・フランス語・英語あたりは
共通の単語が多いと言うし
欧米の人は近隣語もちょっとはわかるのかもなあ、と。
逆に驚いてしまった。

という言葉の話し繋がりで、
水野先生が毎年のように通っているケニア
イギリス植民地であった歴史もあるため
英語が通じるそうです。

一方のエチオピアはアフリカ最古の独立国
(イタリアに一時併合されたけど)。
故に英語が通じないので、
現地語と英語を話せる通訳を常に雇うようで。
これ系のエピソード、最近読んだな笑
エチオピアはアムハラ語!

小ネタがおもしろかったのですが、
海外への紹介状云々でお世話になった
「金子達之助教授」。
ファックスでやりとりしていたので
「金子達之」助教授なのか、
「金子達之助」教授なのか、わからん、と笑
時代も感じる良い小ネタ!

もちろん地理学の骨太なネタも結構あって
(一部難しいなと感じる部分もあった)
地球の気候の説明はめちゃくちゃ勉強になった。

8〜13世紀は、世界的に温暖。
北欧からグリーンランドにかけてバイキングが活躍。
(氷が減って航海しやすくなったとかとか)
14〜19世紀は、世界的に寒冷化。小氷期
モンゴル民族が西進(馬に食わせる草がねえ!)。
ゲルマン民族大移動(フン族怖い)。

ナポレオンのロシア遠征失敗とか、
17世紀の飢饉→ペスト→魔女狩りという社会不安とか。
諸説あるとは思うけれど、歴史の流れを覚えやすいですね。

ちなみに水野先生はブラタモリに出演してるらしい。
おおっと、勝手に親近感。
観直しておこう。
(クレイジージャーニーも観なければ)



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