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『さくらんぼの性は』 母の魅力と愛と腕力が最高です

さくらんぼの性は』
ジャネット・ウィンターソン
訳:岸本佐知子

白水Uブックス
ロンドン、テムズ川で拾われたジョーダンと
継母ドッグ・ウーマンの物語。

並はずれた大女で怪力無双なドッグ・ウーマンが
すごくかっこいい。
岸本さんが大好きなキャラクターと言うのも
全力でうなずけるかっこよさ。

舞台はピューリタン革命のころ、
チャールズ国王が断罪・処刑されてしまう不穏な時代。

ドッグ・ウーマン(母)は、そんな不穏な世の中と
息子への愛と心配を(怪力で無双しながら)語る役。

そんな息子は夢見がちな冒険少年から冒険青年へ。
時空も不確かで不思議な冒険譚を語る役。

キャラとしてファンタジーの域に達しているのは
母なのだけど(素手で人の首もちぎっちゃうし象も吹っ飛ばすよ!)
本質はすごく現実的(ずっとジョーダンの心配だけをしている)。

一方で「普通」な青年に育ったジョーダンは
童話の王女様みたいなのを追いかけて幻想の国に行って
悶々と何かを憂いている。
ぜんぜん地に足ついてない笑

その対比がすごくおもしろい。愛おしい。

ディテールのエピソードや思考のかけらたちも、
すごく面白い。
変な作者だなあと思います。

他作品は
灯台守の話』『フランキスシュタイン



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