<読書メモ 2016年1月 ⑤>
カッコ内は、2022年現在の補足コメントです。
『人斬り半次郎 幕末編』池波正太郎
薩摩藩の中村半次郎、後の桐野利秋が主人公の幕末伝。
上巻は維新前の若年時代を描く。下巻は「賊将編」。
桐野利秋と改名した後、明治政府初の陸軍少将になったというから、
てっきり、西郷の死後も生きながらえた人かと思ってた。
西南戦争は明治10年であった。
相変わらず歴史に疎いな、私。
冒頭、筆者が鹿児島に取材に行くくだりから始まるので、
なんだか司馬遼太郎っぽい構成だなあと思いつつ、
やっぱり「小説」感があって、これが池波ワールドなのね〜と。
楽しめた。
禁門の変、霧雨と花園の描写はデジャヴ。
司馬遼太郎の『燃えよ剣』や『竜馬がゆく』でも
読んでいたな、と思い出す。
(中村半次郎は、
西郷隆盛を師と仰いで最期まで付き従った人。
薩摩藩の貧乏郷士の家に生まれた苦労人。
青年期に、幕末期は島津久光に従って上京、
新選組や坂本龍馬のいる京都にいた人。
池波正太郎は『西郷隆盛』も書いているので、
この周辺に興味があったのでしょうね)