<読書メモ 2010年8月 ②>
カッコ内は、2019年現在の補足コメントです。
『幸福な食卓』瀬尾まいこ
平安寿子の「グッドバックららばい」的な変な家族の物語かと思ったら、
すごくおもしろかった!
(私が好きな現代作家ベスト5に入る瀬尾さんです。
『図書館の神様』に続いてこの『幸福な食卓』を読み、
めでたくこの人大好き認定となりました。
おめでとう私!好きな作家に出会えてよかったね!!)
『カラスの親指』道尾秀介
伊坂幸太郎っぽい。
(くたびれた中年詐欺師のオッサンコンビと、ヒロインと、若者の、
エンタメミステリです。
プロットがそこそこしっかりしたライトな小説なので、
お時間がある人は読むと楽しめるんじゃないかと思います)
『白夜行』東野圭吾
主人公ふたりの内面を描かないのが怖い。
大学の同級生を襲う心理とか、女の方が怖いよなあ。
登場人物の造形が人間臭い。すごい。
この作家、ガリレオみたいな愛すべき主人公が特殊なのかな。
(まあ、ガリレオも人間味あふれてるわけではないですけどね…。
ちなみに『幻夜』は『白夜行』の続編と言われているとか、
女主人公が同一人物ではないかとか言われてますが、
作者が何も明言しないので謎のまま、という
うまいことやるなあ、という位置づけになっています。
私は同一人物じゃないかなと思いますが、
だからなんだというくらい距離感のある話しでもあります。
話しは別物だけど、トンマナは似ている。出来は『白夜行』の方が良い。
というわけでどちらかだけ読むなら、『白夜行』かな)