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野党陣営の変化とこれから

参院選の結果がほぼ出そろいました。

 

現状比例の1議席を残しNHKの速報では与党系122議席、野党系125議席、おそらく最後の1議席立憲民主党ではないかと思うので、恐らくは与党系122議席、野党系126議席で決着かなと。

 

で、結果だけみると、案外与党系は踏みとどまったなと。

正直大連立を組まないかぎりは維持できない程度にはボロボロになるのではと思っていましたが、蓋を開けてみればそれ程でもなく、むしろ相当善戦している状況。

一方で野党の結果を見ると、比例の1議席を加えても立憲民主党は改選前を維持、共産党は4議席減というこれまでの野党の主力である2政党が何れも振るわない結果。

もっとも、共産党に関しては野党での調整の結果もあると思いますからその影響も考えれば、まぁ、微減よねといえるところですが、逆に立憲民主党はそこまでしても維持が限界というのが実状。

 

以前から言及していますが、今の立憲民主党共産党のやり方は、ほぼ昔の社民党のソレで、このまま進むとおそらく社民党同様にそう遠くない将来には野党としての発言力はなくなるでしょう。

 

一方で大きく躍進したのは言うまでもなく参政党。

2桁にのせるどころか、これ、次の衆院選までに党内の混乱を収める事ができるとさらに伸ばす可能性も感じるところで、野党第一党の座を国民民主党と争う事になるのではという雰囲気すらあります。

特に今後も自民は難しい舵取りの中におかれる事は確定しており、確実に支持者の離脱は増えるでしょうから、少なくともその中の一定の割合が参政党や保守党に流れる事はいうまでもありません。

 

また、国民民主党も改選数4議席から大幅に伸ばし17議席、非改選含め22議席と、このままの勢いであれば次に選挙では確実に野党第一党が見える状況まで積み増しました。

正直、候補者選定だけでなく米騒動の話しも含め結構やらかしていたにもかかわらず、ここまで伸びるというのは予想以上の結果で、おそらくはこちらも次の選挙でも引き続き伸びる事が予想され、前述のとおり参政党とどちらが野党第一党の座に着くのかという感じはしています。

 

いろいろな分析はこれから行われると思いますし、それが的を得ているものもあれば、お気持ち分析のようなものもあるでしょうが、結局両者ともにどこの政党も拾わなかったような声に応えた(とはいえ、実際にはほぼまだ何も実績はない、なんなら与党よりも実績だけでみるとないのが現状)という事が全てで、今まで散々私が立憲民主党社民党にならないように何をすべきかで述べた事を単純に実行した結果だなとしかいえません。

 

人間は素晴らしい考え、正しい考え、当然のように守るべき事等、当たり前にそういった事は理解しています。

なんならこんな事は子供だけでなく、悪人ですらわかっているのです。

が、解っている事、理解しているとしても、それを選択するかどうか、守るかどうかは別です。

残念ながら人はそれぞれ優先順位があり、経済対策を一番にする人もいれば、その中でも減税を一番にする人もいるし、手取りの増加という話しを最優先にする人もいます。

で、そういった人の中で、例えば共生というワードをかかげて「これは人として守るべき大事な事です」と訴えたとしても、まず確実に響きません。

繰り返しますが、彼らもそういった事を理解していないわけではありません。

が、彼らの中での優先順位はそこにない、ただそれだけの事です。

 

で、今回躍進した2政党はこの点を解りやすく提示した、結果、そこに感心のあった人が自分の票を投じた、至極単純な結果です。

 

また、あれほど対決姿勢で臨めば、結果はプラスにならないよといったのですが、立憲民主党共産党の支持者の多く、特にネットの支持者は強烈にバッシングを繰り返しました。

 

これは本当になんの意味もなく、むしろ票を失う結果でしかありません。

過去に何度も述べていますが、争いや対決姿勢を好むような人は実はそれ程多くはありません。

 

どんなに正しい事でも、口汚く罵る集団がいたとして、それを「彼らは口が悪いが、正しい事を言っているから彼らを支持しよう」等となる人は、最初からその政党の支持者であって、普通の人は「なんか口汚く罵り合っている政党だな」としか思いません。

「そんなわけない!」「正しい意見なのだから理解できない人がおかしい」「そいつらも差別主義者だ!」等と言うのは良いですが、その結果がこの惨状です。

 

与党が票を失っている中で、躍進している野党の中には含まれず、調整した結果を含めても実際には議席は維持が限界、全体で見れば減少、それが現実です。

 

私は少なくとも共産党には一切理解を示していませんが、立憲民主党に関して言えば全否定という立場でもありません。

が、あまりにもどうしようもなさ過ぎる。

特に公約がダメ過ぎて、もうここまで票を取りに行けない、というか、本当に政権をとろうとしているのかすらわからない程度には本気が見えない。

結果として私の中ではれいわ新撰組あたりまでは評価が低くなっている現状です。

 

既に流れを失っているのでちょっと難しい状況ではありますが、今立憲民主党がやるべき事は、目先の票を獲得するために何でもいいから集団を抱え込むような戦略をとるのでは無く、まずは国内でどんな事が問題となっているのか、その声にちゃんと向き合うべきです。

 

「日本人ファースト」という表現で言えば、私は別にこれを日本人だけの為であり、外国人を排斥する為の言葉として捉える必要はないと思います。

(ちなみに私は参政党には票を投じていないですし、今後も投じる事はないです。少なくとも共産党と同じ程度には確率は低いでしょう)

 

結局これは解釈の問題だと思うし、もし参政党の言う「日本人ファースト」に問題があるのであったとしても、その声の中に本当に組み上げるべき問題はなかったのか、そういった事とちゃんと向き合い、例えば単純な統計や情報にはでてこない問題や、なんなら認識のズレ等、そういったものとちゃんと向き合う、自民党や既存政党が大きな話しばかりで、今生活している人がそれぞれ抱えている悩みや不安に向き合っていない、そういった所と色眼鏡や先入観を無しに純粋にまずは向き合う、そうした中で、例えば正しく無い認識だったり、もっとよい解決案だったりを提案し、そういった活動の中で支持者を拡げる、あぁ、この政党はちゃんと身近な問題にも目を向けてくれるのか、そういった話しをしてくれるのは、参政党と立憲民主党ですか、だったらどっちがいいのだろうか、そういった状況にもっていかないと話にならないのですよ。

 

身近な生活に全く沿わないようなアレやコレについて「今やらなければならない」と言ったところで人は「そうですが、でも、それ、僕に何か関係ありますかね?」と、理解させるまでにも時間はかかりますし、理解されたところで少なくない割合で「でも、私の差し迫った悩みはそれじゃないんですけど」となるのがオチです。

 

これはポピュリズムに染まれと言っているわけではありません。

この「ポピュリズム」という言葉を絡めて国民の声を聞く行動を批判する人がいますが、それは間違いです。

 

幾つもある解決すべき問題や、今取り組むべき問題について、大きなもの、長期的な視点、国際的な状況、そういったものと同じレベルで身近な問題、国内で議論されている話題、そういった巷にある課題とも同じく向き合う事は大事な事です。

 

この視点が持てないようであれば、以前から何度も言及していますが、立憲民主党共産党も恐らくはそう遠くない将来、社民党がかかえるような党を残す事が目標になるような状況に陥るでしょう。

 

これから若い世代の投票率はもっとあがります。

確実にあがります。

 

これは手段や関係が変わったという事です。

もう変わっています。

 

政治が取り組むべき事、どのような声に、どのように応えるのか、その距離感や温度感、それも変わっています。

 

そういったものと向き合った上で、さらにもっと大きな、例えば万人には理解されないだろうけども、やはりやらなければならない事、立憲民主党だからこそ取り組める事、そういった事にも取り組めばよいだけの事で、どちらかしかできないなどという事はありません。

 

いいかげん「ポピュリズム」などというワードで馬鹿にするのではなく、もう中二病のような「おれはおまえらとは違うから」などという拗らせは卒業して、社会の変化、支持層の変化、投票行動の変化、社会環境の変化等、変化とちゃんと向き合ってもらいたい。

 

私は立憲民主党を積極的に支持はしていないけども、今の政治を変えていくという意味では立憲民主党がより価値のある政党に生まれ変われれば、もっと早く政治的な変化、その先の安定というものはみえてくると考えており、さらにはやはり選択肢は多い方がよい、国民民主党がダメならほかに託す、そういった人の票をどこが拾うべきか、私の中では参政党であるべきではないと思うし、れいわ新撰組であるべきとも思っていません(私はね)。

そういった票がどこに行くべきかという時に、ちゃんと「だったらこっちにいれよう」そう考えてもらえる政党であるべきだし、本来は逆で、「やっぱり立憲民主党だよね」といわれないとダメなんですよ。

 

与党が失速したときに、与党と一緒に野党第一党が足踏みしているようでは本当に話にならない。

 

もし、今回の選挙で立憲民主党がちゃんと変化に適応できていれば、もっとハッキリとした結果がでていたでしょうし、なんならそれこそ不信任決議からの解散、そして選挙へ持ち込み連立政権という流れも見えてきたはずなんですよ。

あと20議席程度削れていれば、恐らくは与党は政策協議で誤魔化すという事はできず、基本的には立憲民主党、国民民主党、参政党、このあたりを軸に連立を協議し、それが成り立つようであればもはや与党の意見等無視して一気に進める事もできたのですよ。

それが、蓋を開ければ維持が限界、与党も実質議席は失ったものの、致命傷には到らず、にも関わらず「民意は石破政権にノーをという示した」という勘違いコメントを出しているようではダメなんですよ。

 

ちゃんと考えよう。

国民は石破政権にNOは示したかもしれないが、結果を見れば、立憲民主党にYESといったわけでもないのですよ。

現実と向き合おうよ。

どうみても立憲民主党は今回の選挙の結果を見れば、一番最悪の結果になっているわけで、なんならこれ、比例の結果次第では議席減らしている結果もありえるのですが。

 

立憲民主党の不甲斐なさの結果、結局のところ衆院同様に与党系が政策毎の連携で維持という一番ダメな形を選択可能にしてしまったという責任はもう少し真剣に考えるべきかと。

 

政局を読むちから、流石になさ過ぎだし、天然だとしてもちょっと空気読めてなさすぎかと。

頭お花畑過ぎでしょ。いいかげんにしろよ。

 

また、共産党もかわらないといけない。

かかげている中身は少なくとも幾つかの事はいいと思うよ、いくつかはね。でもね、組織を変えないとダメだし、活動方針も変えないとダメ。

特に目的が正しいなら過程はどうでもいいなんて事はない。

そしてもっと若い人の意見を正しくくみ取るべきだし、もっと視野を広げるべき。本当に今は偏り過ぎ。どこまで近視眼的で視界を失っているのかと。

別に消えたないならそれでもいいが、私はそうあるべきとは思わない。

尖っている事が悪いわけではないのよ、明後日の方向に尖るべきではないし、中二病のような「おまえらには俺たちの崇高な理念は理解できまい」みたいなスタンスを辞めろといっているのです。

今あるべきは逆。

広い人に「正しい議論の過程」であったり、「他の政党では目指せない目標」であったり、独自性をかかげるだけでなく、その活動自体をもっとオープンにして、その上で変化をちゃんと受け入れる、その中で染まるのではなく「正しい変化」を受け入れる事で、はじめて「他の政党では目指せない目標」を達成できるわけであって、まずはそれが先。

それこそ党内で問題が起きたら他の政党ではマネできないような正しい議論の在り方やその過程の共有等、自分達だからこそできるものをそれこそ「正しく」やるべきで、そこができないと本当に意味がない。

 

議席数の結果を見ても、残されている時間は正直それ程長くないし、ここまで議席を減らすと、もはや野党の軸ですらない。

立憲ですら野党第一党の座が危うくなりつつあるなかで、このまま埋もれていけば社民党同様に一瞬でだれも支持しない政党になってしまう。というか、もはや野党の中でわざわざ共産党と協議する事に意味がない状況になっているわけで、その事実にいいかげん目を向けてほしい。

私はそうあるべきではないと思うよ。

尖っている政党は残るべきだと思うし、確実にそれを必要としている支持者はいるわけで、その人達の気持ちだったり、考えをちゃんと国政の場で活かす、届ける、そういった責任を果たす事と一番大事な事であって、自分達が考えた運営方針だったり、理解できる仲間だけで別に良いというようなスタンスを続ける事に、私は何ら価値はないと思うけどね。

他の政党ではダメだから必要なんじゃないの?

だったら「理解できない人の支持なんていりませんから」ではなく「どうして理解してもらえないのだろうか」「何が共感されていないのだろうか」と、ちゃんと自分達を見つめ直してほしい。

 

おそらく次の展開は国民民主党と参政党の選択次第とはなる。

与党にはそもそも選択肢がなく、代案もないので。

 

両党の決断を待つのもいいが、おそらくそのスタンスでは確実に与党に先に動かれる。

仮に不信任決議案というカードを切るのであれば、その状況をどのように作り出すのか、どうやって理解を得るのか、それが大事。

立憲民主党がこの先に仮に連立のような形で政権に関わるとしても、この局面を正しく立ち回れないようでは、確実に党勢はより厳しいものになる。

 

野党の在り方は、正直与党以上に厳しい状況にある。

与党が失速したので自動的に野党に票が流れるわけではないし、その票は規模の大きな政党に自動的に流れるわけでもない。

そんな時代はもう終わっている。

 

有権者ひとりひとりが抱える不安や悩み、そういったものの優先順位だったり、人間は正しさだけでは生きられない、正しく生きる為にはお金も必要だし、安定も必要、そういったものが整って初めて人は他人の事も考えられるし、共生と協調とか考えられるわけで、そういった「当たり前」の事を理解してほしい。

 

解散が行われるかどうかはわからない。

が、仮に行われるとすれば、その時、ちゃんとした反省と改善がみられないと、おそらく次はもう目も当てられないような現実と向き合う事になると思う。

 

私はそれを望んでいない。

最低限、私が受け入れられるような状況であってほしい。

 

私が望む全てを持つ政党はいないのですよ。

今投票している先に関しても、様々なギャップがあるなかで検討に検討を重ねた結果、私が投じられる票を比例含めそれぞれ投票しているわけで、私の希望を満点でかなえているわけではないのです。

不満も沢山あるし、なんなら「おまえらいい加減にしろよ」と思う点も沢山ある。

でも、そんな中で、一番マシと思う所に対してそれぞれの票を分け、少しでも可能性を信じているわけです。

だからこそ、特定のいち政党が圧倒的な力をもつ状況にはなってほしくはないわけで。

 

将来、私の判断、決断、行動が間違っていたとき、私は反省し、投票行動を変える事ができる。

でもその時、次の投票先には少なくとも間違った判断をただせる政党がいてほしいと思うし、それがない状況だけは受け入れられない。

この政党はダメだった、でも、もうどこの政党も期待は持てない、この政党にいれたくないから何の期待も持てないがこっちの政党にいれよう、そんなクソみたいな状況にはなってほしくないのですよ。

せめて、この部分は私は理解できないな、でもこの部分は私の希望にちかいよね、うーん、どうするか、まぁ、優先順位も考えて、今私が一番必要としている事をこの政党であればなんとかできそうだ、よし一度信じてみよう、せめてその程度のものであってほしいのですよ。

 

今回の選挙は私の中ではぶっちゃけ野党は負けたと思うし、与党には「まだなんとかできる」と思わせてしまった選挙だったと思う。

 

次こそはちゃんと結果を出せるようにしてほしいと心から思う。




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