まぁ、完全に任天堂の自滅なので転売ヤーが賢かったとかどうとかではないのですが。
少し前から一部店舗で在庫の店頭販売が始まりましたが、週末からはその店が増え、ヨドバシカメラは全国で、それ以外のチェーン店でも店頭販売が始まりました。
おそらくこの流れは、段階的とは思われますが、今後も大手から順次一般店頭販売に切り替える事になるでしょう。
こうなると物量作戦で押し切れる転売ヤーが圧倒的に強く、おそらく今後は転売価格も上昇するのではと思われます。
ネットで一部勘違いした情報が広がっていますが、そもそも転売ヤーから購入したからといってリスクがあるわけでもありません。
任天堂の規約では譲渡は禁止されているようですが、それを立証できるのはマイニンテンドウストアから購入したケースのみで、それ以外の場合で任天堂が購入者と利用者を明確に判断する事は通常の方法ではできません(いや、禁止されている行為を行う事自体がリスクというか、ルール違反なわけですが、そんな事を考える人はそもそも転売をしないし、当然それを買う事もないわけです/ルールを守らない人に何をいっても無駄ですからね)。
その為、新品の譲渡をうけるかぎり別に転売ヤーから購入したとしてもおそらくアカウントBANされるわけでもなく、唯一のデメリットは有償修理しか受け付けてもらえないという事のみだろうと思われますが、そもそも転売ヤーから購入する人がその程度のコストを気にするわけもありません。
当然本当に新品であるかどうかは保証されないわけで、それは十分なリスクなわけですが、そのリスクは結局のところ本人の理性や常識というものとの戦いとなるわけで、他者がとやかくいったところでむなしいだけの事です。
転売ビジネスは一度流れが確立すると在庫がダブつこうと抱えたところでそれ程リスクがない(販売利益が在庫を上回るかぎり)ので、供給量が相当数増加しない限りは需給のバランス上抑える事ができません。
もっとも、日本に於いてのみ有効な策としては国内専用版を出している点にありますが、それでも潜在需要は少なくとも軽く1千万台を超えるわけですから、月間生産数を昨年の2倍にしたとしても一年は軽く需要を満たせないでしょう。
なので、転売ヤーとしてはリスクも考えて、当面初動分の店頭在庫を抑えて、ここから半年程度で売りさばければ十分な利益が確保でき、後はいつも通り周辺機器をメインにした在庫確保と転売をメインにするという従来通りの流れに落ち着くものと思われます。
まぁ、この負け戦はそもそも任天堂の需要の読みの甘さがまねいた事で、もともと任天堂もこうなることはわかっていたので販売開始前から十分な在庫を確保すると宣言したわけですが、十分どころか素人でも解る程度の初期需要の半分どころか数分のイチもおそらく満たせていない状況でしたので、戦略担当の大失態というところだと思われます。
それ以外にも、そもそもここまで需給のバランスが崩れると相当な努力がないと状況の沈静化は難しい事はいうまでもありませんので、通常であれば当面は直販のみとすべきところを、頑なに量販店販売に相当数の在庫を流す事を判断しています。
これも完全に転売ヤーに有利に働いた点で、販売戦略の担当者は大凡首になっても文句が言えない程度の失態です。
まぁ、私の予想できる唯一の逆転の戦略としてはマイニンテンドウストアの次回募集は初回応募条件を満たした方は全員購入可能で、且つ、条件をもう少し緩和した対象者についても3ヶ月以内に提供できると確約するような発表があれば別ですが、おそらくここまでの任天堂の動きを見ているとそういった戦略を練れる、というか立直しをできる人はいなさそうなので、普通にマイニンテンドウストアも条件緩和で旧条件の人は優遇するけれども、それ以外の人も抽選に参加できます、という一番最悪のシナリオを選択するのだろうなという所です。
まぁ、我が家は幸いな事に既に1台手に入れており、妻が楽しんでいる状況で、私自身は今の所欲しいゲームもない(入手できたらSwitch2Editionのゼルダやってみるかな程度/あとは原神Switch2版に期待)ので特に困っているわけではありませんが、私のようにファミリープランでオンライン契約をしていたにも関わらず、誰も入手できていないような人からするとぶち切れだろうなと思わずにはいられません。
確かに今回の購入希望者数や需要数というのは未だかつてない規模であるのは事実で、普通に頑張っても確実に需要を満たすなんて事は不可能です。
だからこそ半年程度は任天堂直販のみにするや、購入者の購入時点での利用者登録を必須にするなどの何かしらこれまでにはないより踏み込んだ戦略が必要だったわけですが、ぶっちゃけ一部の信者が賞賛している程度のものしか準備できておらず、状況としてはPS5の時よりも市場への影響は酷かったなというのが印象です。
特に良くないのが初回の抽選希望者を全く満たせていない事で、ヘビーユーザーが全く入手できないというのは、ソフト提供側から見てもいつソフトを出すべきかという戦略にも影響します。
ぶっちゃけ現状だと相当努力した人は多少入手できているというレベルで、私の周囲にもいますが、小さい子供がほしがってもプレゼントもできないようなレベルで、新規顧客の獲得は実質Switchだよりで2での新規開拓は不可能な状況です。
結果として開発側はSwitchとSwitch2の両方でプレイできるような構造で開発を進める必要があり、これは折角のSwitch2の性能も生かせない、またそれだけでなく不具合も増える可能性があり、いわゆるPS4版とSwitch版のマルチででた場合のSwitch版に足を引っ張られてクソゲー化した遺物達と同じ道を辿る可能性があります。
もっとも、任天堂の今の状況を見ると何故かSwitch2に最適化したアップデートを配信し、Switch版のユーザーの環境で不具合やプレイ環境の悪化が発生するというお粗末な状況がチラホラでているようなので、そもそもマルチ的な販売は想像以上に地獄の道(茨の道のさらに上)なのかもしれないなと感じます。
おそらく開発環境としてSwitchとSwitch2のマルチは開発しやすいように配慮されているのでしょうが、それは言語や構造としての話しであって、ハードウェアのレベルがここまで性能差がある状況を十分配慮するのであれば、極論言えば描画内容は半分以下、なんならメインのオブジェクト以外は背景以外は一切ださない程度の思い切った判断をしないと結構危ないのではと。で、それをマルチ対応といえるのかといえば・・・どうなんでしょうかね。
資金力のあるタイトルであれば個別のリソースとして開発できるでしょうが、一般的な開発会社やタイトルの資金規模では基本的にはどちらかを犠牲に、それも動くという前提条件を満たす為にはSwitch2版の性能を落とすというのが無難という残念な判断になるのかなと。
個人的には本体入手については我が家は一つのハードルを越えているので、入手できていない人は結構大変な事になりそうだなぁと思うものの、どちらかというと転売ヤーがこの流れ(つまり任天堂はたいした対策を打たない)をうけて、周辺機器をより積極的に集める流れが加速(まぁ、既にそうなっているので態勢に影響はありませんが)するのは面倒だなぁと、如何せんSwitchの周辺機器ですらSwitch2の販売が近づくまで簡単に入手できないものもあったわけでして・・・、当然Switch2の周辺機器も従来どおりの販売であれば、まぁ、マイニンテンドウストアも常に在庫切れ、別にプレイ時間の多い人間には優先販売するわけでもないという、昔ながらの古き良き販売スタイルを継続するかぎりは任天堂の最大のお客様は転売ヤーという事になるでしょう。
なんというか、時代が変わったわけですから、今回の米騒動も然り、状況や時代、手段の多様化を活かすような新しい形、仕組みが考えられないと、より上手く立ち回る相手にはいいカモにされてしまうというよい教訓になったではないかなと思います。
コロナ過を体験して私たちの生活や顧客や商環境というのはかなり変化しています。
ゲームのプレイ人口も大幅に増え、それが時経て親となり、その子供も普通にプレイするような時代です。
ゲームに限りませんが、昔のやり方、お作法を守るというのを全否定するつもりはありませんが、状況、環境、変化、そういったものをちゃんと読み、理解し、その上で変えるべきところか変える、そういった決断ができなければ、いつかは時代に取り残されることになるのだろうなと思いますね。
本当に学びのある失敗事例だと思います。