以下の内容はhttps://simpsons333.hatenablog.com/entry/2025/09/07/193906より取得しました。


大平さんのシンプソンズ台本:シーズン3、第18話「不良少女リサ"Separate Vocations"」

シーズン3、第18話「不良少女リサ"Separate Vocations"」February 27, 1992

(日本初放送:1994年1月29日、録音日:1993年9月9日)

simpsons333.hatenablog.com
台本の表紙から分かるように、WOWOWでは#15として放送されました。
さらに注目すべき点が邦題!当初、原題に近い『それぞれの天職』が予定されていましたが、放送時に『不良少女リサ』に変更になったことが分かります。
内容的には『それぞれの天職』の方が合うと思いますが、より視聴者に注目してもらえるよう、え?あのリサが不良に!?というちょっとセンセーショナル感を出すための変更と思われます。


<以下、ネタバレになります>


【画面】

・01:19 原音 これは「Career Aptitude Normalizing Test」で略してCANTといいます

リサたちが受けているテストの説明

・01:47 原音のC Lawyer Bird? 調べましたが何か不明 引きつづき調べてみます

問題に出てくる鳥の名前。これ、クロエリセイタカシギのことを指しているのですが、アメリカのシンプソンズファンの間でも放送時に“Lawyer Bird”って何?とざわついたそうです。
ネットが一般的ではない時代に、翻訳家の徐さんや制作スタッフの皆さんのご苦労も大変なものだったことがこういうところからも伝わってきます。
しかし、苦し紛れに当てはめた「鳥なら何でも」という選択肢が、実に日本版シンプソンズの世界にぴったりのセリフになっているので、徐さんの才能に惚れ惚れです。

・02:19 字幕「試験監督官の町 アイオワへようこそ」 (アウト可)「取扱注意」

・02:30 字幕「国立テストセンター」

・02:53 字幕「精神科医プライアー」
今回プライヤーの声を担当されているのは、初期シーズンに何度も登場されている小室正幸さん

・03:59 原音「俺じゃバカすぎる」

台本上「警察は試験で落ちたんだ」とある部分。
原音はThe police said I was too dumb.”で、素訳は「警察は俺のことをバカすぎると言った」となるわけですが、セリフのおさまり的な問題で徐さんの魔法の匙加減による意訳がされたものと思われます。

・05:51 ウィンフィールドですが例のウィンフィールドとマッドフィールド両方の名ででてきた老女でマッドフィールドに統一した一人です(あちらのミスで二つ名を使ってた)

フランダースの反対側のお隣さんの名前についての注釈。
なお、今回のシルビアさんの声は、クラバーペル先生の巴菁子さん
翻訳家の徐さんと制作スタッフがワンチームで作っているから、過去EPとの繋がりをしっかり押さえられていることで、オリジナルのミスまで発見できているわけです!

・06:03 原音「夜家に帰ると今日も世の中を変えたと思う」
エディのセリフ、徐さんの翻訳で「世の中を変えたって満足感にひたれる」になっている部分。

・07:07 原音「ワンオーシャンタンゴ」
吹き替え版で“1OT”となっている部分。
このときの北村さんの声、イケボで痺れる!

・07:12 原音「E エッグプラント X エクサエクシーズ C クライベイビー O オーバーバイト N ナーワル」

吹き替え版で「ETのE マルコムXのX CON」となっている部分。

・08:36 他副題候補「地獄へぬける路地」「ダイハードならぬダイバート」原音は“猛スピードで死が迫る”

スタッフのこだわりは底なしです!最高!!
なお、最終的には音声欄にあるセリフそのままに「第2部バート絶体絶命のピンチ」が採用されています。

・10:47 原音「オートミールの箱にかかれた女の子」
パティのセリフオートミールの箱をかぶった女」とある部分。
よりぶっ飛んだ女に!

・11:24 原音「山の校長(Principal of the mountains)」
セリフの雰囲気に合わせて「森の校長」になっている部分。
ここでも徐さんのセンスが輝きます!

・11:48 原音「スキナーの車に卵ぶつける」
当初時間の都合からかドナのセリフとして「車に卵ぶつける?」が予定されていたようですが、最終的には原音に忠実に画面欄にあるセリフのままの安達忍さんがスキナーの車に卵ぶつける」と早口めに吹き込まれています。

・12:24 原音「ティーザー」電気ショックを与える装置
当時日本では一般的な言葉でなかったため、「拷問道具」となっている部分。

・12:34 原音「グランドキーパー 管理人(運動場等)」
バートが「グランド管理のウィリー」と言っている部分。
今後は、吹き替え版でも原音のまま「グランドキーパー」が使われることも出てきます。

・13:02 ホールモニター (学校パトロール、巡回パトロール、巡回検査員)

当初は原音に忠実に、スキナーがバートに持ち掛ける役割の名前は「ホールモニター」になる予定だったため、その解説が画面欄に書かれているわけです。

・13:13 字幕「目撃者の証言は音声を変えてあります」

・14:36 原音「スパークル」キラキラした粉

日本人に分かりやすく「光る粉」になっている部分。

・14:43 字幕「態度不良 下品な言葉遣い」

・15:33 字幕「没収品保管室」(アウト可)

・16:02 クロスボウ=弩

スキナーがバートに差し出す品の説明。

・16:09 字幕「月曜」16:13「給食争い終わる フィッシュスティック没収」

・16:27 原音「ハンセン病

日本で流すテレビ作品のネタとしてはタブーなので、吹き替えで変更しています。
同様の配慮からS11#10“Little Big Mom”は日本未放送、未ソフト化、未配信です。
simpsons333.hatenablog.com
シンプソンズは素晴らしい作品ですが、文化の違いがあるとはいえ実際の病気をネタに使うのはちょっと趣味悪いなあと以前から思ってます(笑いにタブーはないという米国TV文化を否定しているわけではないです)。
そんなとき、日本側の匙加減でこうやって視聴者に受け入れられるシーンに仕上げられるので、やっぱりローカライズ=吹き替えだったり字幕だったりは手を抜いちゃいけないし、ケチっちゃだめなんですよ。なんでも効率化、タイパ・コスパの時代ですけど、エンタメに関しては違うでしょ?日本版シンプソンズのような素敵な吹き替え作品がたくさん作られるような世の中が再びくることを願ってやみません。

・16:31 字幕「火曜」 16:43「水曜」

・17:37 原音「ティーチャーズエディション」(教師版)
“教師の手引”より“指導の手引”の方が聞きやすいのでは・・・?

日本版スタッフの視聴者に対する配慮がすごすぎる!
そんな配慮の元、リサは「教師の指導の手引」と言っています。

・17:44 リサ アンチョコを盗む
状況説明

・19:01 字幕「図書館」

・19:17 原音「ぬきうちロッカー検査は最高裁判所によって許可されているかどうか」→「最高裁判所が学校に何かしてくれた?」

ここでも徐さんのアレンジ。バートのセリフに対応させる形で、この後のスキナーのセリフも意訳になっています。

・20:52 原音「メクラだった」
スキナーのセリフ、放送禁止用語なので当然別表現(私がバカだった)に。

・21:33 字幕「教員の無知をあばきません」(アウト可)


【音声】

・03:10 プライヤー先生からテストの結果を受け取るリサ

台本上「家庭の主婦(原音“Homemaker”)」とあるところ、最終的な音声では「専業主婦」になっています。
より日本的な表現に現場で変更されたようです。

・03:46 食べながら話すホーマー

お馴染みの行儀の悪いホーマーですが、大平さんのメモにもあるように「口ホオバリ」なホーマーは、本当に食べ物を食べながらしゃべっているようなリアリティでまさに職人技です!

・03:49 続いてむせるホーマー
大平さんのむせ方<ブハッ!>も天下一品!!

・03:57 不合格続きのホーマー
台本上「体重で落とされたのは軍隊 警察は試験で落ちたんだ」とあるところ、最終的な音声では「体重で落とされたのは軍隊 警察は試験で落ちたんだになっています。
語尾にちょい足しでホーマーの口パクにぴったりに。

・04:20 実は寂しいホーマー

台本上「誰もパパの跡を継ごうって奴はいないのか?」とあるところ、大平さんによって手が加えられ「誰もパパの跡を継ごうって奴はいないのか?」になっています。
空気が抜けていく風船のごとく、力なくしぼんでいく語尾の運びにも大平さんの技が光ります!

・05:10 辛口ミュージシャン・フォルテの辛口コメント

台本上「リサの指は“ずんぐり指”なんだよ 大抵は父親からの遺伝なんだけどね」とあるところ、最終的な音声では「リサの指は“ずんぐりむっくり”なんだよ 大抵_父親からの遺伝なんだ_になっています。
現場で微調整されながら収録されていたことが分かりますね。

・05:19 反論するリサ
台本上「そんな事関係ない!ブルースを吹くのに長い指はいらない!ブルースはハートで吹くのよ!…」とあるところ、最終的な音声では「そんな事関係ない!ブルースを吹くのに長い指はいらない_ハートで吹くのよ!」になっています。

・05:30 叫ぶホーマー

大平さんがダン・カステラネタ氏ホーマーの叫び声を研究された上で吹き替えられています!

・05:57 バートに日ごろの楽しみを話すルー

台本上「楽しいよサイレンは鳴らせる好きなとこに駐車できる家出娘とは話せる…」とあるところ、最終的な音声では「楽しいよ赤信号は無視できるし好きなとこに駐車できる家出娘とは友達なれる…」になっています。
現場で、“hot-and-cold-running chicks.”「家出娘とは話せる…」から「家出娘と友達(に)なれる…」というより生々しい表現に!

・06:14 かわいい有権者のご機嫌取りをしているクインビー
台本上「自分と同じ名前の通りがほしくない?」とあるところ、最終的な音声では「自分の名前の通りがほしくない?」になっています。

・06:47 警察官に憧れ始めたバート

台本上は原音に忠実に「オールAじゃないとなれない?(警官に)」とあるところ、最終的な音声では成績良くないとなれない?」に現場で変更されています。
どちらでも伝わりますが、こういうところにもスタッフのこだわりを強く感じます!

・07:12 ナンバーを無線で報告するエディ
台本上「ETE マルコムXX CON」とあるところ、最終的な音声では「ETのE マルコムXのX CON」になっています。
オリジナルのセリフは画面欄07:12にあるとおり、“eggplant-xerxes crybaby-overdite-narwhal.”
ここでも日本語吹き替え版として分かりやすく翻訳家の徐さんによるオリジナルのセリフが当てはめられています。

・07:17 追跡されていることに気づくスネーク
台本上「《あー》クソ~ オマワリか」とあるところ、最終的な音声では「《あー》クソ~ サツか」になっています。

・07:26 上級者のM男アープー

原音で“almost sensuous.(素訳:官能に近い)”とある部分、徐さんの手にかかると「ナンカ感じちゃったりして」になっていて、広瀬さんのお芝居と相まって実に怪しげでナイスですね!

・08:36 今回はバートとリサがメインなので主役であるホーマーの出番は少なめ

大平さんもメモでR-2(ホーマーの出番)2ケ所とメモされています。

・09:23 感じ悪いリサ
台本上「台所仕事するのってそんなに楽しい事なのママ…」とあるところ、最終的な音声では「台所仕事ってそんなに楽しい_ママ…」になっています。
憂いをまとったリサにぴったりのセリフに変更された上、神代さんの演技によってより悩み多きリサが表現される結果に!

・09:36 段々不良っぽくなってるリサ

台本のセリフ「そんなの気がつくわけないじゃん」が普段のリサっぽくないことから、リサの心境の変化の様子を説明する注釈(段々不良っぽくなってる)つきになっています。

・09:41 何も気づかず激しく食べ続けるホーマー

大平さんの力強い“食べる声”に注目!

・10:45 子供時代のマージ、パティ&セルマ

普段とは違う一城みゆ希さん鈴木れい子さんの声の使い分けにも注目ですよ!

・11:29 ジェイニーからリサへクイズのおねだり
台本上は原音に忠実に「ねェリサ母音クイズやって」とあるところ、最終的な音声では「ねェリサ発音クイズやって」になっています。
子供の視聴者への配慮と思われます。相変わらず高ホスピタリティ溢れる日本語版制作スタッフ陣!

・11:56 リサからの不良な提案
台本上「そう でもホントにガツンとやりたいなら校長の車より宝物を狙った方が効果的なんじゃない?」とあるところ、最終的な音声では「そう でもホントにガツンとやりたいなら_車よりスキナーの宝物_狙った方が効果的なんじゃない?」になっています。
ここから原音イヤードリー・スミス氏に合わせて“悪女”モードに切り替えて演じられている神代さんの声は必聴!

・12:17 捕まるウィリー
台本上「何すンだこのヤロー放せ!」とあるところ、最終的な音声では「何すンだこのヤロー放せってば!」になっています。
スミサーズと兼役の目黒光祐さん演じるウィリーですが、このシーンのセリフのちょい足しの雰囲気はちょっと大平さん的。

・13:02 スキナー、バートにまさかのオファー
台本上は原音に忠実に「ホールモニターになってほしい」とあるところ、最終的な音声では廊下監視員になってほしい」になっています。
“ホールモニター”は日本には馴染みない表現なので、現場で造語の“廊下監視員”が当てはめられたようです。

・13:04 スキナーにオファーに返すバート
台本上「悪い生徒をチクるあの監督生?」とあるところ、最終的な音声では「悪い生徒をチクるあの風紀係?」になっています。
こちらもより日本的にわかりやすい表現に変更になっています。

・13:13 バートの音声を変えています

原音に合わせて吹き替え版ではカール役の辻親八さんがバートの声に激渋ボイスをアテられています。
原音に合わせたあえての棒読みお芝居も必聴!

・13:32 スキナーからの誘い乗るバート

原音では“You got yourself a narc.”なので素訳は「お前、密告者を見つけたな」なんですけど、基本的にバートのスキナーに対する言葉遣いは吹き替え版ではマイルドに仕上げられていたので、ここでも台本上は「捜査官任務に入ります」になっており、さらに最終的な音声では「監視業務に入ります」になっています。
子供っぽくごっこ遊び感を出すバートを表現するため、翻訳家の徐さん、スタッフのきめ細やかな気配りが・・・最高です!

・14:19 例によってマギーを忘れるホーマー

原音では“Marge, the dog doesn't count as a kid.(素訳:マージ、犬を子供に数えるなよ)”なのですが、吹き替え版ではちょっとテイストを変えて、徐さんによる天然なホーマーを表現する「どうして 犬は数の内入らないだろ」との疑問形のセリフになっています。
さらに、大平さんのメモからも分かるように「?」を台本に書き加えられ、ホーマーのセリフ運びで天然感をより強調して演じられています。

・14:56 “R-3ホーマーなし”

珍しくCM2本目が入った後のラストの枠ロール3にはホーマーが登場します。
大平さんの台本のにもその旨メモが。
ホーマーの出番がないため、ここからは大平さんがスタジオで他の演者さんたちのお芝居を見守る時間になるわけですが、座長の大平さんにひたすら見守られるスタジオは緊張感がすごいものと想像しますが、でもとにかく贅沢な時間であることは間違いないですね。

・15:05 不良少女タミーから褒められるリサ
台本上「やったじゃん聞いてビクったよ」とあるところ、最終的な音声では「やったじゃん聞いてビったよ」になっています。
現場で、今でも使われる表現に変更されたようです。

・15:18 スキナーから褒められるバート
台本上「君はよくやっている 以前は絶対に通れなかった廊下も通れるようになった どこもかしこも安全だ」とあるところ、最終的な音声では「君はよくやっている 以前は絶対_通れなかった廊下も通れるようになった どこもかしこも安全だ」になっています。

・15:55 スキナーからご褒美をもらうバート
台本上「感謝のしるしにバート君が好きなものを一品だけ贈呈しよう」とあるところ、最終的な音声では「感謝のしるしにバート君が好きなものを一品だけ贈呈することにしよう」になっています。
スキナーの口パクに合わせるための調整と思われます。

・16:17 スキナーに報告するバート
台本上「校長 ネルソンの親がサインした欠席届にネルソンの英語の宿題…」とあるところ、最終的な音声では「校長 ネルソンの親がサインした欠席届ネルソンの英語の宿題…」になっています。
「に」でも意味が伝わりますが、どこまでも視聴者ファーストの制作スタッフによって“&”の要素を強調するため、「と」に変更されたようです。

・16:27 ネルソンの偽造に気づいたスキナー
台本上「偽造か!やはり病気はウソだったんだ!」とあるところ、最終的な音声では「偽造か!やはり仮病を使っていたんだな!」になっています。
こちらも現場で変更されたようです。どこまでもこだわられて制作されたことが伝わってきます!

・16:37 復帰した教員を励ますスキナー

台本上「学校は変わった もう君を笑う者はいないビール・グラス君」とあるところ、最終的な音声では「学校は変わった もう君を笑う者はいないグラス・コック君」になっています。
ここ、原音では“Mr. Glasscock”であり、最終的な音声でオリジナルに忠実なセリフに戻されていることが分かります。
“Glasscock”は、大人のおもちゃ(ほらFUTURAMAのベンダーのアンテナの機能の一種の…)を指す意味合いもあるので、おそらく徐さんの配慮から翻訳をマイルドにして、「ビール・グラス君」にされたものと思われますが、オリジナルのワードのままにしても日本のキッズたちは分からないし、「大人になって観直して、ああそういうことか(笑)」と分かる余白のようなものを作品の中に残している制作スタッフの匙加減が絶妙なシーンです。

・16:58 名言を吐くミルハウス

原音では“Sure, we have order-- but at what price?”と言っており、素訳すると「確かに秩序はある、しかしその代償は何か?」になるわけですが、徐さんの手にかかると「自由が死んだら何の為の秩序だ!?」になるから、素敵すぎる!

・17:11 フーバー先生に反抗するリサ
台本上「知らないよ 知ってンの?」とあるところ、最終的な音声では原音に忠実に「知らないよ あんたのこと?」になっています。

・18:29 マーティンに八つ当たりするクラバーペル先生
台本上は原音に忠実な「やるのよ天才君!」とあるところ、最終的な音声ではシンプルに「やるのよ_!」になっています。
クラバーペル役の巴さんの迫力あるシャウトで、彼女の必死さが表現されています。

・18:42 自分を落ち着かせようとするフーバー

台本上「静かな青い海 静かな青い海 思い浮かべるのよ 静かな青い海」とあるところ、最終的な音声では「嵐よ去れ 嵐よ去れ じっと待つのよ 嵐よ去れ」になっています。
より日本的な表現で、フーバーの焦りを表現しています。

・18:48 グラスコック教諭を引き留めるスキナー
台本上「そんなどうか考え直して」とあるところ、最終的な音声では「そんなどうか考え直してくれたまえになっています。
口パクに合わせつつ、スキナーの堅物感がよく表現されているセリフに。

・19:04 やりすぎ署長ウィガム
台本上「これから戦車が突入します」とあるところ、最終的な音声では_戦車が突入します」になっています。

・19:20 コンプラ重視のスキナーにバートは…
台本上「法が最近学校に何かしてくれた?」とあるところ、最終的な音声では、画面欄に描かれている原音と吹き替え台本の折衷案ともいえる最高裁が学校に何してくれた?」になっています。
こういうところからも、収録の段階にもセリフが練られていたことが分かります!素敵!!

・20:15 リサの行動に驚くバート

台本上「何を血迷ってこんな真似」とあるところ、最終的な音声では「何を血迷ってこんな真似になっています。
スキナーに聞こえないようにしようとする配慮から少し小声になるシーンですが、堀さんの演出で追加されている語尾の「を」を絞り出すような声で演じられているところに、ベテランならではの技が輝いています!

・20:22 実は冷静なバート
台本上「それでも限度は知ってた」とあるところ、最終的な音声では「それでも限度は知ってたになっています。

・20:41 喜ぶスキナー

台本上「あーシンプソン 120ドル節約できた」とあるところ、最終的な音声では「あーシンプソン これで120ドル節約できた」になっています。
口パク調整しつつ、「シンプソン」「120ドル」の間に「これで」とワンクッション置くことで、より「120ドル」を強調する効果(=校長として少しでも節約したいスキナー像)があるように感じます。

・21:12 スキナーに詰められるバート

原音で“Big man!”とあるところ、徐さんの翻訳だとここに「せめるじゃん」が当てはめられるんです!
バートの口癖的なセリフは実に日本語化が難しいものだと思うのですが、この辺りのセンスは徐さんっぽくてやはり良い!!

・21:21 リサに名言を吐くバート

ここの堀さんのセリフ運び、下手な人がやるとクサくなっちゃうシーンだと思うんですが、さすがの堀さんですから(もちろん、それについて行かれているリサ役の神代さんも)絶妙な声色で素敵なシーンに仕上がっています。




以上の内容はhttps://simpsons333.hatenablog.com/entry/2025/09/07/193906より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14