シーズン9、第19話「キャプテン・シンプソン:Simpson Tide」March 29, 1998

原発をクビになり、ひょんなことから海軍予備校に入ったホーマーは、厳しい(?)訓練を乗り越え、年に1度の大演習に参加することになる。
原子力潜水艦の乗組員となったホーマーであったが、なぜか艦長のテニール大佐に気に入られ、指揮を任されることに。
しかし、例によって大トラブル発生しちゃったから、さぁ大変!
にわか艦長のホーマーの運命やいかに!?
<以下、ネタバレになります>
・本エピソードの原題やストーリーは、1995年の映画「クリムゾン・タイド」のパロディ。
音楽までオリジナル版を使用しちゃってるこだわりっぷり!



この後、吹き替え版ではいつもとは一味違う感じでホーマーにクビ宣言するバーンズ社長。台本では、「お前はクビ!」となっているようですが・・・、さぁ実際の音声をチェックです。
・ホーマーが入隊の質問にバツがしてあると指摘するシーンは、時のクリントン大統領による、Don't Ask, Don't Tell(訊ねるな、答えるな)政策をネタにしたもの。
これ、もともと同性愛者が軍に入ることを禁じていたところを、聞かなきゃ、答えなきゃ、どういう性的指向があるか分からないから入隊OK!というとんちの元、入隊を許可した政策。2011年廃止。

・ホーマーと一緒にその周りの男性陣もついて行っちゃうお馴染みの展開。
ホーマーは映画「ディア・ハンター」みたいと指摘し、ベトナム戦争を描いた映画ということから、ふと大切なことを思い出すモー。




俳優のボブ・デンバー(漂流した個性豊かな面々の無人島での生活を描いたコメディ「ギリガン君SOS」主演)が本人役で出演。
・どこもかしこもスタバだね。


ちなみに、テニール大佐(キャプテン・テニール)のキャラ名は、70年代に活躍したポップデュオ「キャプテン&テニール」からとられています。
・潜水艦が潜水を始めるシーンで流れるのは、ヴィレッジ・ピープルの「In the Navy」。

先にご紹介した、Don't Ask, Don't Tell政策絡みのネタでござい。

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・生粋のテレビっ子のホーマーが、アジア系乗組員を突然"ミスター・スールー(サル―)"と呼んじゃうのは、「宇宙大作戦(スタートレック)」の"ヒカル・スールー"(日本的にはミスター・カトー)から来てます。
なお、そのアジア系乗組員は、ミスター・カトーを演じ、シンプソンズには日本人キャラ:アキラ役で出演した、俳優のジョージ・タケイ氏に似せたキャラ造形になっています。


なお、このシーンの音楽は、オペラ「イーゴリ公」より「Boyar´s Chorus」。
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・ラストで艦長がセクハラで起訴されていると告白するシーンは、1991年の海軍、海兵隊内でのセクハラ問題から引っ張ってきたネタ。

・おまけ:本エピソードは1995年に脚本が作られ、1996年に制作されたエピソードということもあり、どこか絵柄がシーズン7っぽくないですか?シンプソンズ上級者の方、いかがでしょう?
<声の出演>
| 役名 | お名前 |
|---|---|
| ホーマー | 大平透 |
| マージ | 一城みゆ希 |
| バート | 堀絢子 |
| リサ | 神代知衣 |
| エイブ | 滝口順平 |
| レニー,ドイツ将校,男2,男4 | 朝戸鉄也 |
| カール,軍曹,レーニン,将校1 | 辻親八 |
| スミサーズ,アナウンサー2,ボブ・デンバー,司令官,艦長 | 目黒光祐 |
| バーンズ,男3 | 北村弘一 |
| バーニー,アプー,バーニーの母,兵1,アメリカ代表 | 広瀬正志 |
| モー,男1,ロシア代表 | 稲葉実 |
| ミルハウス,ドーナツ2,リクルーター,ジンボ,兵2,売り子,クルー1 | 飛田展男 |
| ラルフ,士官 | 真柴摩利 |
| スキナー,ジャイアント・ドーナツ,アナウンサー1,シェフ,テニール,サルー,将校2 | 青森伸 |
| ケント・ブロックマン,ドーナツ1,将校3 | 糸博 |
<日本語版スタッフ>
| 役職 | お名前 |
|---|---|
| 翻訳 | 徐賀世子 |
| 演出 | 向山宏志 |
| 調整 | 飯村靖雄 |
| スタジオ | グロービジョン |
| 番宣 | 鈴木路子(WOWOW) |
| プロデューサー | 橘田寿宏(WOWOW),吉田啓介 |
| 配給 | FOXテレビジョン |
| 制作 | グロービジョン |