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ただのフェイジョアを特別なフェイジョアにする、簡単な方法

お盆・お彼岸お留守番担当のハルハナは、とある親戚相手に、わたし一押しの果物・フェイジョアのことを熱く語りました。

時間にして20分くらいでしょうかね。20分というのは親戚回りでは大抵の親戚が「そろそろ」と言って腰を上げる時間分ということです。その20分間、想像力をフルに使って話を聞いて下さるので、ついつい……

 

その親戚のところに、この秋、フェイジョアを持って訪ねました。

 

居間に通されながらあーだこーだと話し、座布団をすすめられてからは「お盆のときにいらっしゃった方にお話しした果物なんですけど」とフェイジョアのことを語り、「ああ、そういえばなんだか言ってたわ、半分に切ってスプーンで食べるとか……」とおっしゃったのを受けてフェイジョアを見せるために袋を開け、メモを入れてきたのでこのころに召し上がってください、こちらの小袋のは今日が食べごろなので目安にしてくださいと示したところ、「ずいぶん香るのね」「いい香りね」……いつ座るんだよ!

 

ハルハナの「つもり」は、ご家族で召し上がってください、でした。

ところが、「つもり」は「つもり」でありまして、「せっかくだからみんなでいただきましょう」と、お茶といっしょにハルハナの分も出されてしまったのでした。

 

そしてこの出してくださったフェイジョアというのが、とっても「おもてなし」されていると感じる姿でした。

 

お皿がかわいいし、かわいいお皿にちょこんと載った、半分に割られた断面まん丸のフェイジョアの果汁はまばゆいほどに輝いていました。

ん? まんまる? フェイジョアはまるくないはず……

そうです、ハルハナの切るフェイジョアは、こうです。

ご覧の通り、しっぽがついています。しっぽ=花のガク が、つきっぱなしです。

これはこれでかわいいと思っていますし、さして邪魔でもないと、ずっと思っていました。ですが、まんまるフェイジョアもかわいいのです、素敵なのです!

そしてなにより、ガクがないぶん、フェイジョアを持ちやすい!

ゴミが落ちないか心配しないでいいので、食べやすい!

親戚のお口にも合ったようで、想像以上によろこんでくださったことも手伝い、いつもより2割3割ましでおいしいフェイジョアでした。

 

その日の夜、ガクを落とさないフェイジョアを食べました。うん、いつもの味。

次の夜、親戚の真似をして一手間かけて、まんまるフェイジョアにしました。ワンランク上の味……。

新しい味を知ってもらいたくて持っていったフェイジョアでしたが、こちらが教えていただいた件でした。

 

 

 

さてさて、包丁で切るときにこぼれたらしい果汁さえ惜しがるあの気に入りよう(それを聞いた瞬間、「負けた」と思った。)、ハルハナのフェイジョア熱を真夏に食らったご本人の口にまで、フェイジョアは届いたのかしら……?

あと、「花びらも食べられるし、甘くていい感じ!」と伝えるのを忘れちゃった。




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