昨日、ブリュッセルのアーカイヴ館を、そこで働く人に案内されながら見学してきました。
朝一のに参加、見学者は私を含めて10人以上はいたと思う。
https://archives.bruxelles.be/
このイヴェントのために、通常はしまってあるものの一部が展示されてあり、それに沿って説明を受けました。
公共の書類は保存しておくのが法律で定められた義務。
ベルギー独立後のものがほとんどですが、中には14世紀~18世紀のものもあります。
ブリュッセルに住む人は皆、市民としての登録が義務。
外国人も同様です。(ボードレール、ユーゴー、ランボー、・・・)
↓ 真ん中あたりに、ボードレールの名前が見てとれます。
1821年生まれ、職業は Homme de lettre 文学者って記してある。
ページの上には rue de la Montagne って書いてあるんで、通りごとに記されるんですね。
この通り、グランプラスのすぐ近くです。
ちょっと調べたら、1864年にブリュッセルを訪ね、そのまま住みついてる。
ナミュールを訪ねた際、サン・ルー教会で倒れ、パリに転院、その翌年に亡くなってる。
ナミュールにはフェリシアン・ロップスがいますから、その時も一緒にいたのかな。
こういう公共の書類の1行見るだけでも、いろいろ想像させられます。

この分厚い記録 ↓ に、ヴィクトル・ユーゴーの名前が記してあるそうです。

↑ のような記録は、担当した役人が自分ちで保管していたそうで、それゆえにそのファミリーから手に入れるかたちになったそう。
おもしろいなあ。
建物はこんな感じ。

天井のライトが反射して見えにくいですが、こういう古いのもある。
14世紀のものだと言っておられたと思う。
下の、袋に入れてあるんです。
1件ごとに袋に入れてあったらしい。

ギルドの記録。
何のギルドだったか聞き損ねた。(後で確認しようと思ったのに、聞くのも忘れた。)
けっこう豪華なので、豊かなギルドでしょうね。
イラストを見る限り、何かを建設してる。

これらは羊皮紙に書いてあるんで、保存状態がいい。
19世紀の紙の記録は、とても痛んでいるそうです。
16世紀のブリュッセルの地図。

1815年の、いわゆるワーテルローの戦いの直後の地図も展示してありました。

ベルギーの独立革命の発端になったとされるオペラ、「ボルティチの唖娘」の楽譜

保存が義務とされる公共の書類(街の記憶)だけでなく、市民の記憶の保存も自分たちの役割だと思っている、とのこと。
例えば、商品カタログや広告など。
ちなみに、↓ にあるカタログはマグリットによるもの。

ドイツから解放された時のちらし。
ドイツ人はひれ伏せよ、って感じか。
市民から奪い、市民を殺し、街を燃やし、学生たちを苦しめた
ベルギーに一人たりとも留まるな・・・
ものすごく強い口調ですよね…。

LGTBQIA+のちらし

ブリュッセルでテロが起こった際、証券取引所の広場に、市民がいろいろと置いたのですが、そういったものも放っておけば消失するのみ、ということで保存された。
そのうちのひとつ。

保存されている記録は全てデジタル化されているので閲覧できます。
庭に置いてあった立体。

アーカイヴ館のすぐそばにある、ブリュッセル市の質屋。
15世紀にイタリアで始まり、ここではオーストリア大公アルベールとイザベルの時代に始まった。
ルーベンスが活躍したころです。

マロール地区ですから、つまずきの石がいっぱいです。

その他、もろもろ
ドリス・ヴァン・ノッテンの来年のメンズ
かっこいい。
アルモドバル
ゾラ、フォトに夢中だったらしい。
全然知らなかった。
夏至を過ぎ、日が短くなり始めました。
今熱波がやってきていて、火曜日だったか、37℃になるらしい。
うちから出ないぞ。
オシマイ。