ずっと氷点下、って感じの寒い日が続いていたけど、昨日から少し寒さが緩んだ。
どうせまた寒い日がくるでしょうけど。
先日、年に一度の病院での検査の日。
徒歩で20分くらい。
この日は1日中氷点下だったんですよねえ…。
こういう風に ↓ なんでも凍っていました。

その翌日は友人と、しばらく前にここで紹介したギャレリーでお茶。
古本屋のギャレリーが、若者たちのコンセプトでカフェ等と融合し、生まれ変わっていい感じになった、あのギャレリー。


入った時はまだ明るかったけど、1時間ほどして出ると、黄昏時。

昨日は「むりやりお出かけ」と決めていたので、また王立美術館に行ってきました。
なんといってもお金がかからないので。笑
もうがんばりたくない、とはいえ、収入に限りがある条件下で「ラクして楽しく穏やかに」というモットーに沿うためには、美術館、あるいは入場無料のコンフェランス等、たまにちょびっとゼイタク、って感じでいくしかない。
移動には定期(65歳以上は、1年定期がわずか12ユーロ)、入場には友の会カード(45ユーロ/年)orミュージアムパス(54ユーロ/年)。「むりやりお出かけ」には一銭もかからない。
(お金の工面や健康問題で四苦八苦する前に死にたい。めんどくさいのは絶対イヤだし、生活の文化水準を落とすのも絶対イヤだ。)
本当なら、うちの最寄りのトラムで王立美術館の前まで行けるのだけど、先日より工事が始まり、それができなくなっちゃった。
工事は「秋まで」続くそう。秋っていったいいつ?
仕方ないので近くまで行くバスに乗り、5分ほどよけいに歩いた。
王宮の前を通ったら、王様が国内にいる印の国旗が立ってない。
ああ、そういえば、トランプ関係のニュースで、王様と王妃様が出席しているところが映ってたなあ…、米国にいるのか…、などと思いながら歩いた。
(帰路にはもう立ってたから、戻ってきたのね。)

というわけで、王立美術館。
今回は della Faille伯爵家の寄贈作品を中心に…と思ってたけど、他にもいろいろ鑑賞してきた。
人が少なくて快適だし。
美術館でいろいろ想像(妄想?)をめぐらしながら鑑賞するの、ほんとに楽しい。
このあたりはイタリアのルネッサンス期の終わりころ、フィレンツェが衰えたときフィレンツェに残って伝統を支えた作家、アンドレア・デル・サルトやその弟子たちの作品などもここにある。

↑ の反対側から全体を見るとこんな感じ。

クインティン・マセイスのでっかい祭壇画の中央パネルの一部、聖ファミリー
いつもこの方の作品を見るたびに思うけど、絶対に心優しい人だよね、マセイスさん。

で、今回はこれがメインだったデッラ・ファイユ伯爵家の寄贈作品コーナーで、この伯爵家のジャン=シャルルさん。
アントーン・ヴァン・ダイクによるもの。
ヴァン・ダイクの描くポートレート、他の作家に比べ群を抜いていいと思うのである。
この方イエズス会の人でもあるけど、数学者でもあったので、コンパスを持ってたりする。

ちなみに、他の画家によるジャン=シャルルさんのポートレート

このコーナーのこれ、きれいだな、と思った。19世紀のもの 「夜の市場」

これもクインティン・マセイス。
有名ですよね、両替商夫婦。

↓ 目つきのよくないイエスさまだな、と思った。笑
16世紀にアントワープで活躍したらしいメートル・ドゥ・ぺロケと呼ばれる人による聖母子。

まだまだ一人前でない「子供」と区別するため、イエスさまは赤ちゃんの頃からなんでもわかってる成熟した存在、老人みたいで全然可愛くなく描かれることが多いけど、それを思えばまだかわいい方かも。
こういうコーナー ↓ が設けられてた。たぶん今だけ。
近代の所蔵作品、世紀末セクションもいつ再オープンするのか不明だし、こういうコーナーを作って時々小出しにするんだろうなあ…。




お久しぶりにお会いした、ベーコン

このあたりまで来ると、マラーさんに会いたくなる私。

そして、ひろーいルーベンスのスペースを独り占め。
座れるから好き。笑

今この横にあるスペースでドラフト展をやっていて、こんなの見つけた。
腐ババは、うおーっと思ってしまった。
Peter Van Lint による、キューピットに口づけするジュピター

昨日台所仕事をしながら、最近よく視聴する山田五郎さんのYoutubeで、またまた初めて知ったのだけど、クインティン・マセイスとレオナルド、ものすごく仲良しだったそうな。
マセイスに関しても、レオナルドに関しても、ちょこちょこあれこれ読んでたつもりだったけど、これ、初めて知って驚いた。
斜め読みばっかりするからこういうことになるのかなあ…。
ホントに知らないことだらけ、情けないくらいであるが、まだ知ることがいっぱいある世界を思うとメデタイ気もする。
この天才ふたりがなんだかんだと企てたりしているのを想像すると、もうワクワクしないではいられない。
さて、今日はこれを貼ってオシマイにする。
興味深いひとだよね。
Christian Schad, Self-Portrait with Model, detail, 1927.
