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電動ドライバーで釘を打ってる場合じゃない

こんばんは。
先週はAI関連の発表がたくさんありましたね。

さて、生成AIが日に日に進化を続け、開発だけではなく文字を扱うあらゆる分野で活用されるようになってきました。
個人的にもコードよりもそれ以外の文章を書いたり読んだりする場面のほうが多くなってきた印象です。

価値はどこにあるのか

とにもかくにもアウトプットのスピードはどんどん早くなってきています。
新しいLLMのモデルが世の中に出てくるたびに、「もう〇〇はいらない」と囃し立てられるのももう定番です。

確かにポン出しのアプリの品質はどんどん上がっているし、簡単なツールなどは数行の指示で作れるようになってきました。
ドキュメントを作成する際も、アウトラインを作成してもらい、それを手直しすることでスピードが格段に上がっています。

しかし、見た目はきれいだけど、特に意味のないツールを量産しても特に意味はありません。
(なんならツールですらなくて、よくわからないゲームを作ってすごいですよね!みたいにアピールされてどう反応したらいいか困るみたいなことすら…)
また、ドキュメントもなんだかそれっぽいことが書いてあるのだけれど、結局何が言いたいのかはよくわからず、書いた本人もよくわかっていないということが普通に発生するようになってきてしまいました。

そこは砂場です

生成AIを電動ドライバーに例えてみましょう。
上手に使えば、ネジを締めるのがとても速くなります。

とにかくAIを活用しよう、時代はAIだというので、みんなどこかしらにネジを打とうとします。
ただ、どこに打てばいいのかよくわからないので、全然ネジの必要ない適当なところに打ってみます。
もちろん練習のためであればそれでもいいのですが、実際には意味のない穴がたくさん空くだけです。

実際の業務に使われているのは釘かもしれません。
電動ドライバーは重たいので、叩きつければ金槌の代わりに釘を打つこともできます。
本来は釘をネジに変えて、少ない数で強度を保てるようにするのが目的のはずなのに…。

アウトカムはどこに

EMPOWEREDという本の中ではアウトカムについての言及が多くありますが、その中から一番シンプルなこの文を引用します。

願わくば、会社の全体目標はアウトプット(特定のプロジェクトのデリバリーなど)ではなくアウトカム(ビジネスの成果)でなければならないことを、すべての人が理解してほしい。

これまでの社会はアウトカムを考える人とアウトプットを作る人がある程度分かれていたように思います。
ところが、アウトプットが高速化・コモディティ化してきたいま、アウトカムを考えないアウトプットを作ることの価値が急激に下がってきました。
誰もがアウトカムを考えないといけない時代になってきたということですが、これはなかなかに辛いですね。

正直まだ自分の仕事がなくなるイメージは湧きませんが、少数のエキスパートで仕事を回す時代は近づいてきている感じはします。
技術の進歩は素晴らしいですが、仕事は楽になるどころかどんどん難しくなって来ているなぁと思わずにはいられません。




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