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2013/8/22 どちらかが負ける

西宮はあいかわらず蒸し暑い日が続く。
数日前まで毎日見かけた県外ナンバーの応援バスも見かけなくなった。
ヒロはバスを見るたびに「かわいそうに、あの高校負けちゃうよ」と言う。
自分が見た学校は必ず負ける。
悪い兆候のようにそう思いこんでいる。
最後まで負けない高校はたった一つなのにね。

 
   



自宅から2マイル、自転車で10分ちょっと。
この夏、甲子園で見た試合は7試合。
毎日、巻き起こった奇跡、その興奮、歓喜、落胆はその都度この日記に書いた。
現場で試合を見て感動するにはちょっとしたテクニックがある。
ライトスタンドから感情移入するには背番号9の選手に思いを重ねる。
アウトをとるたびに、ランナーが出るたびに、彼の気持ちが動くのがわかるようになる。
1アウト、ランナー3塁、バックホームに備える彼の鼓動に僕の心臓が感応する。
フライが来るか、1−2塁間を抜けてくるか。
呼吸が荒くなる。
さあ、来い!
僕も気合いを入れる。


表現は悪いけど、僕らは感動にただ乗りしてるのです。
決して、もう、自分が当事者になることのない哀しさを宿し、
砂まみれの少年たちに感情を共鳴させているに過ぎない。


   


長い旅の果てに、二つのチームだけが、たどりつくことができる場所。
全国高校野球選手権大会 決勝 前橋育英(群馬)vs 延岡学園(宮崎)。
この夏、まだ一度も負けたことのない2校、どちらかが、今日負ける。




…なーんて自分で盛り上げておいて甲子園へ行ったわけではありません。
ニュースデスクと大阪マラソン企画会議にミニ番組のナレーション録り。
全体的にはゆるい仕事なのですが、忙しいふりをするのも処世術です。


ナレ録り前に決勝は終わる。
休養日があって両校のコンディションがよかったせいで好ゲームとなる。
ここ数年は大差で一方的になる試合が多かったからね。
4対3、初出場の前橋育英が1点差で勝つ。
最終回は熱かったなあ。


夜、天満吞み。
24時間テレビで忙しい(らしい)A部老師、A藤、A木と久々にトリプルAと飲む。
(トリプルAといっても信用度が高いわけでもありません)
天満市場の「ライオン飯店」で麻婆豆腐、小籠包、青菜炒め、蒸し鶏、蒸し豚の四川風味、かに身あんかけ炒飯
ソフトシェルクラブとキャベツの唐辛子甘味噌炒め、台湾ソーセージ などなどをわしわしわしわしと喰らう。
麻婆豆腐の花山椒にくちびるがびりびりと痺れた。
そして、見よ!
料理名は「やげんなんこつとカシューナッツのレッドスパイス炒め」、この唐辛子の赤。
   
この唐辛子、普通は食べないのですがA部老師は食べてましたな。
さすがに1ヶでやめてましたが。


天満市場界わいはイスラム圏のスークを思わせる。
テヘランの市場もこんな無国籍な感じでした。
   


編成M氏よりメールが入る。
夜、大阪城を走っていたらしい。
JR阪駅で合流し、構内のビールバーで一杯だけ飲む。
走った奴といっしょに飲むのはどこかうしろめたい。




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