7月20日に参議院選挙が行われる。
投票先を選ぶ際に参考になるのがボートマッチだ。政策毎に自分の考えを選択していくと、最も考えに近い政党や候補者を示してくれる。
だが、ボートマッチは主なものだけで7個もあり、どれをやれば良いのか分からないという人も多いのではないか。
そこで、7種類全部をやってみて、ボートマッチのレビューを作成した。
- 参議院選挙2025 NHKボートマッチ
- 毎日新聞ボートマッチ えらぼーと 2025参院選
- 新手法のボートマッチ あなたに近い政党は? β版:日本経済新聞
- 政党・候補者マッチング | 参院選2025 朝日新聞ボートマッチ
- 選挙マッチング【参院選2025】読売ボートマッチ
- 投票ナビ
- 投票マッチング - 選挙ドットコム
- まとめ
参議院選挙2025 NHKボートマッチ
質問数:27(テーマ毎に選択するので減らすことも可能)
選択肢の数:7前後
政党の数:14
質問項目一覧
取り組んでほしい分野、物価高対策 最優先すべきこと、消費税をどうすべきか、消費減税の場合の財源確保、コメ5キロの適正な販売価格、コメ対策 最優先すべきこと、米国関税 政府対応の評価、「年収の壁」今後どうすべきか、基礎年金底上げ法案修正の評価、社会保障の負担のあり方、就職氷河期世代の問題の影響の危機感、少子化対策 最優先すべきこと、子育て費用無償化 拡大すべきか、外国人労働者の受け入れ、日本の外交のあり方、防衛力強化すべきか、防衛増税の賛否、企業・団体献金禁止の賛否、選挙期間中のSNS規制、選択的夫婦別姓の賛否、同性婚の賛否、憲法改正の要否、自衛隊明記で9条改正の賛否、緊急事態条項創設で憲法改正の賛否、女性天皇の賛否、女系天皇の賛否、原子力発電の依存度をどうすべきか
分かること:政党、選挙区候補者、比例区候補者とのマッチ度
評価
・質問項目はバランスが取れている。
・選択肢が多いためか全体的にマッチ度が低い。私の場合最高でも58%だった。
・得られたマッチ度はやや実感と異なる結果となった。選択肢が多いので、ちょっと意見が異なるのと意見が真逆なのが同じ不一致として処理されている可能性がある。
・選挙区候補者、比例区候補者とのマッチ度も分かる点が良い。
毎日新聞ボートマッチ えらぼーと 2025参院選
質問数:25
選択肢の数:3~5
政党の数:17
質問項目一覧
憲法改正、9条改正、緊急事態条項、防衛増税、日米地位協定、核保有・共有、トランプ関税、日米関係、日中関係、コメ政策、消費税、社会保障、原発、環境問題、選択的夫婦別姓、旧姓使用拡大、同性婚、外国人労働者、選挙活動とSNS、大学無償化、自民党政治資金パーティー裏金事件、企業・団体献金、世襲制限、皇族数の確保、女性天皇
分かること:政党、選挙区候補者、比例区候補者とのマッチ度
評価
・イデオロギー的な質問が多く、経済・財政関係の質問が少ない。
・「賛成、反対、無回答」の3択が中心で選択肢が少ないのが特徴。
・マッチ度は実感とよく一致していた。選択肢が少ないので、ちょっと意見が異なるのと意見が真逆なのが同じ不一致問題を回避できているものと思われる。
・選挙区候補者、比例区候補者とのマッチ度も分かる点が良い。
・マッチ度を比較できる政党の数が最も多い。
新手法のボートマッチ あなたに近い政党は? β版:日本経済新聞
質問数:5~20
選択肢の数:2
政党の数:10
テーマ一覧
氷河期世代支援策で最優先すべき政策、マイナンバー活用、憲法改正、企業・団体献金、ライドシェアの全面解禁、教育無償化、所得税がかかる基準「年収の壁」、皇室制度、大企業への課税、原発、財政規律、ガソリン税の旧暫定税率、高額療養費の負担上限、核兵器、消費税の税率、選択的夫婦別姓、防衛費のGDP比、中国との関係強化、同性婚の法制化、外国人労働者の受け入れ、社会保障の財源、コメ対策で最優先すべき政策、物価高対策で最優先すべき政策、米国との関係強化、基礎年金の底上げ
分かること:政党とのマッチ度、政策重視スコア
評価
・複数の政策を組み合わせた「仮想の政党」A・Bから、どちらかを繰り返し選ぶ「コンジョイント分析」という手法を用いた他とは全く異なる手法のボートマッチ。テーマ一覧から最大5つを選択し、5つの政策パッケージを見て政党A・Bのどちらが良いかを選択する。
・20回回答した所、納得度の高い結果が得られた。5回に減らしてみたがやはり納得度の高い結果が得られたので驚いた。早く診断したい人はこれが向いている。
・5回答えれば良いはずなのに5回以上答えるのが面倒。
・5つの政策のうち、回答者本当に重視しているのはどれかを示した政策重視度スコアも出るのが面白い。
・得られるマッチ度は政党のみ。
政党・候補者マッチング | 参院選2025 朝日新聞ボートマッチ
質問の数:21(減らすことも可能)
選択肢の数:5
政党の数:10
質問項目一覧
*外交・安全保障・憲法
防衛力強化、日米安保体制、非核三原則、首相の靖国参拝、憲法改正、対北朝鮮、対中国
*経済・財政
消費税の引き下げ、高齢者の医療費3割負担、政府の規模、財政出動、産業保護、日米関税交渉、格差是正
*社会・政治の課題
夫婦別姓、同性婚、外国人労働者、治安か人権か、マイナンバーの活用、企業献金、原発ゼロか存続か
分かること:政党とのマッチ度
評価
・オーソドックスな内容で質問はバランスが取れている。
・結果は比較的納得度が高い。
・得られるのは政党とのマッチ度のみ。候補者とのマッチ度は有料会員でないと確認できない。
選挙マッチング【参院選2025】読売ボートマッチ
質問の数:20
選択肢の数:3~5
政党の数:10
質問項目一覧
社会保障、現金給付、消費税、財政、年収の壁、防衛費、南西防衛、ウクライナ支援、日米関係、日中関係、日韓関係、貿易、憲法改正、皇位継承、原子力発電、夫婦の姓、政治献金、選挙時の偽情報、選挙情報の収益化、政治のあり方
分かること:政党、選挙区候補者、比例区候補者との一致度
評価
・外交・防衛関係の質問が多い。
・結果は概ね実感と一致していたが、1位が実感と異なっていた。
・政党とのマッチ度に加え、比例代表候補者とのマッチ度も分かるのは良い。
投票ナビ
質問の数:15問のかんたん診断と68問のじっくり診断がある。
選択肢の数:6
政党の数:10
質問項目一覧(15問)
物価対策・消費税、子育て支援政策、医療費、年金、経済政策、外国人労働者、法人税、選択的夫婦別姓、同性婚、原子力発電、防衛費、行政のデジタル化、政治資金問題、憲法改正、皇室制度
分かること:政党とのマッチ度
評価
・かんたん診断は平易な日本語で書いてあるので、小中学生がやるならこれが良い。
・かなり違和感のある結果になった。15問は少なすぎるようだ。一方じっくり診断の68問は多すぎる。
投票マッチング - 選挙ドットコム
質問の数:20
選択肢の数:5
政党の数:15
質問項目一覧
現金給付、食料品の消費税ゼロ、大企業の課税強化、基礎年金の加入期間延長、大学の授業料無償化、ガソリン税の暫定税率廃止、原子力発電所の増設、農家への所得補償、防衛費増額、憲法9条への自衛隊明記、子ども・子育て支援金制度、OTC類似薬、選択的夫婦別姓、女性天皇、外国人労働者、派遣労働の職種限定、国債の発行額、国土強靭化、企業・団体献金の禁止、選挙でのSNS規制
分かること:政党とのマッチ度、みんなの集計結果
評価
・質問が個別の政策にフォーカスしていて具体的。外交関係の質問がないが、外交は主に国会ではなく政府の仕事であると考えれば納得できる。
・諸派も含めた15党のマッチング結果が分かる。
・結果の納得度が高い。
・個別政策に関して政党の意見に加え、参加者の意見割合も見ることができる。
まとめ
諸要素を総合的に見て、投票マッチング - 選挙ドットコムが最も優れていた。
ガソリン税の暫定税率廃止、OTC類似薬など実際に国会で論点になりそうなテーマを取り上げており、漠然とした質問がないので、結果の納得度も高かった。しかしながら、「投票マッチング - 選挙ドットコム」は候補者とのマッチ度が分からないという欠点がある。
候補者とのマッチ度も知りたいのなら、
毎日新聞ボートマッチ えらぼーと 2025参院選が比較的良いように感じた。NHK、読売との差は僅差なので、質問項目を見て自分が重視している項目が多いものを選べばよい。
基本的に、ほとんどが似たような仕組みだったが、新手法のボートマッチ あなたに近い政党は? β版:日本経済新聞のみ全然違う手法で異彩を放っていた。5問答えるだけで結果が出るので、とにかく早く診断したい人はこれをやるのが良いだろう。
