プロコーチのコーチングを受ける機会があって、その中でこの本を紹介してもらったので読んでみることにした。
全部マンガなのかな?と思って読み始めたけど、そんなことはなくて要所要所にマンガが挟まってこういう感じで活きてくるんだよみたいな例示がなされる、みたいな感じだった。 ちょうどいいバランスだったように思う。
以下個人的な読書メモ。
- コーチング手法の中でもコーアクティブ・コーチングに関する本
- Co-Activeコーチング®とは
日々充実感を感じながら、自ら人生の主導権を握り、人生の目的に沿って生きること- これに基づいた変化=本質的な変化
- プロコーチいわく、感情を重視したコーチング手法らしい
- Co-Activeコーチング®とは
- まずは導入セッションという初回セッションを行う
- コーチングの進め方やコーチング自体を説明
- 目標を確認
- 協働関係を創っていく
- コーアクティブ=協働=コーチとクライアントが対等なパートナーとして関わる
- このような関係が最もクライアントが得られる価値を最大化できるという考え=意図的な協働関係
- お互いが認識するポイント
- 協働関係をつくるうえでお互いが必要な条件
- 協働関係をつくるうえで障害となるもの
- コーチングの成果が最大になるように2人の間ではっきりさせておくもの
- コーアクティブ=協働=コーチとクライアントが対等なパートナーとして関わる
- 人生の輪というアセスメントツールがよく使われる
- コーアクティブモデルと4つの礎
- 初見だと意味不明だけど本を読んでから見ると伝えたいことが分かるので、結構良い図な気がしてきた
誰しも生まれながらに、自分の人生を豊かに生きる能力を持っている存在だという前提から、すべての対話を始めます。- コーチングは頭で理解するのではなく、やってみて自分で経験したことから学ぶ
- できているところに意識を向ける=認知
- 認知=ほめる、ではない
- その人が何をしたのかではなく、その人がどんな人なのかに焦点をあてる
- ほめると、次も同じ結果を出さなければならないというプレッシャーになる
- 認知をされると、クライアントはありのままを認められ「このままでいいんだ」という安心感を得られる
- 認知=ほめる、ではない
- コーアクティブ・コーチングについての備忘録
真ん中にあるフルフィルメント、バランス、プロセスはそれぞれ 「より充実した人生を送りたい」 「よりバランスの取れた人生を送りたい」 「人生というプロセスをより深く味わいたい」 という、人の根源的な(?)3つの願いを表す。
コーアクティブ・コーチングは、コーチはクライアントが持ってくるテーマからクライアントの3つの願いを汲み取って、それぞれ細分化したコーチング(バランスコーチング etc.)に舵を取っていく
- クライアントの行動促進を重要視する
- クライアントの行動を促す代表的なスキル: 要望、挑戦、構造化、確認
- コーチがコーチングしているのはクライアント本人であって、クライアントが抱えている問題ではない
- 傾聴には3つのレベルがある
- Lv1 内的傾聴
- 意識が自分に向いている
- クライアントはこのレベルにいることが望ましい
- Lv2 集中的傾聴
- 意識が相手に集中している
- Lv3 全方位的傾聴
- 360度すべてに意識が向いている
- 俗に言う「空気を読む」状態
- 360度すべてに意識が向いている
- コーチはLv2と3を行き来する
- Lv1 内的傾聴
- 反映のスキル
- 傾聴で感じ取ったものを言葉にする
- 反映によってクライアントは今自分に起きていることを把握し、自分がどんな状態になっているのか、何を話したのかはっきり理解する
- 反映の具体例が色々
- 拡大質問
- 「はい」「いいえ」で答えられない質問
- 一般的にはオープンクエスチョン、コーアクティブ・コーチングではパワフルクエスチョンと呼ぶ
- 質問の威力: 質問された側が条件反射的に答えを取りに行く
- 特に効果的なのは、短く、単純で、無邪気な問
- 拡大質問の具体例が色々
- 「はい」「いいえ」で答えられない質問
- フルフィルメントコーチングは、クライアントの価値観に沿った行動は何かを聴いていく
以下個人的な感想
誰しも生まれながらに、自分の人生を豊かに生きる能力を持っている存在だという前提という「信頼」を前提としているのがムズいなと思う- 最近読み直した組織パターンも信頼で結ばれた共同体からはじまるけど、信頼ってむずくないですか?そもそも信頼って何?というところがある
- 普通に違うものを指していそうな気もする
- 赤ん坊に接する親のように、という表現もあったので、可能性を信頼するということっぽい。けど、それも場合によっては結構ムズいこともありえそう
- テクニカルなところでいうと「認知」のスキルが大事ということなんだろうし、頭で理解するんじゃなくてやってみて経験から学んでくれという感じに読み取れたので、とにかく難しいと思ってもやってみて身体で覚えろという話なのかとは思う。けど、根本を担う最重要概念だと思うので、もうちょっとなんかうまいこと説明して欲しさはあった
- 最近読み直した組織パターンも信頼で結ばれた共同体からはじまるけど、信頼ってむずくないですか?そもそも信頼って何?というところがある
- いわゆる自己実現を後押しする目的でのコーチング手法だと受け取ったけど、これを業務で使おうと思うと結論が「転職します」とかになる可能性も普通にあると思っていて、コーチの都合と利益相反する懸念がある
- 内発的動機づけを最重要視するスタンスなら利益相反にはならずむしろ望ましいとも考えられそうではある
- 現実的には状況によって、使える場合と使えない場合がありそう
- 業務でのコーチング活用という文脈で考えると、コーアクティブ・コーチングの手法はやや過激に感じる。多分、他のコーチング手法も取り入れたうえで、状況に応じて使い分けていく感じになるんじゃないか
- この前読んだ幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない を読んだ - 下林明正のブログもやっぱりコーチング色の強い本だったなと改めて思った。割とコーアクティブ・コーチングと整合的な内容だったような
- 自分自身をコーチングする、みたいな文脈で考えると有用な内容だったと思う
- ちなみにコーチングだけを取り上げた本を読んだのは大体10年ぶりのようだった
- コーチング・バイブル を読んだ - 下林明正のブログ
- 何も覚えてないし読書エントリーに大したことも書いてないけど、よく見るとCTIの本だしなんとなくニュアンスは当時よりは理解できている気がする
コーアクティブ・コーチングのCTIと対比されるスクールにコーチ・エィというのがあるらしいので、次は気が向いたらそこの本を読んでみようかと思っている。